Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

2004年12月4日 プラド美術館

2009-07-11 01:26:26 | キャンパー旅行記 2004

プラド美術館の入り口近くの大きな絵の看板ではこの時期の特別展グレコからピカソまでの案内だったが、特別展は有料でたいした金額ではなかったが今覚えていない。
常設の絵はフラッシュなしならば写真を写しても良いとのことで舞い上がってしまった。

スペインでは一番有名なゴヤは宮廷のお抱え画家で、大きくて素晴らしいスペイン王室の肖像画が一番先に目に付いた。次に目立つのは裸のマヤと着衣のマヤこの2枚を知らない人は居ないだろう。フーンこれが有名な・・・・というのが私の感想。

 


 


特別展は写真を撮っちゃいけないとは知らなくてじゃんじゃん写した後で、係りの人があわてて停めに来た。イヤー申し訳ないと謝ったけど、下2枚の若い娘の絵がとっても気に入った。色彩がすばらしい。


 


ラファエロの絵は宗教画が多くて、下の絵はよく見たことのある聖母子画、でもどうも宗教画は苦手だなー。ロンドンのナショナルギャラリーにもたくさんあるから。右下の絵は何かのストーリーを絵にしたものらしい。寝ている男の首を切り取ったおどろおどろしい絵だがとっても興味を引かれた。こんなときスペイン語がわかればと残念に思った。英語の併訳が全然ない。北欧やドイツでは必ず英語も書かれてあるのに・・・・。


 


黒の大理石のテーブルにきれいな色石をはめ込んで模様にしたもので、素晴らしい芸術作品同時に工芸品だと思う。


 


彫刻も多くローマの皇帝の像がたくさんあって、左下は初代皇帝オウガスタスの像。オウガスタスは18歳くらいから82歳でなくなるまで広大なローマを支配したが、若い時の像をたくさん作って領土のあちこちに贈ったとのこと。これは後の肖像画と同じ役割だったという。したがってこの同じような像がヨーロッパ各地の博物館で見られる。
左下はシーザーの像,塩野七生さんのローマ人の物語に彼女が惚れ抜いた男の物語として書いているからこの像を見ると”やあお久しぶり”と声をかけたくなる。



 




コメント
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