スペイン広場は直径170メーターの半円形で、憩いのための広場として考案されたもの。今ではここセビリアの貌である。建物を縁取る水路にはベネチア風の橋がかかり、華やかな欄干は陶器で作られている。
カーブをなした建物の基部にはタイルのベンチが並び、スペイン各県にちなむエピソードがタイルに描かれている。この広場は1929年のイベロアメリカ博覧会の中心になったところである。ここに見られる華麗な色彩は西洋文化特に英国にはに見られないものであり、イスラムの文化の影響が多大に伺われる。
旅の4日目に訪れたところはヨーク市から約10マイル北東のハワード城です。
このハワード城は過去300年間伯爵の居城として栄え、敷地を増やしてきましたが、1940年火事で城の中心部ドームが焼け落ち貴重な芸術品を多数失ってしまいました。
戦争から戻ってきた先伯爵ジョージ・ハワードが過去の栄光を取り戻すべく努力を重ね、城内と庭を一般公開して城の再建を図っています。
したがってこの城はナショナル・トラストではありませんが、現在の城主サイモン・ハワードとその家族があらゆるメディアを通して宣伝しています。テレビでもドラマの背景に使われたり、再建模様をドキュメンタリーにしているので、是非行って見なくちゃと訪れました。
門から何キロも車で走ってたどり着いた駐車場は週末でも有ったためか、たくさんの車で埋まっていました。入場料一人10ポンドづつを払い雨の中を城までの長い道を歩きました。お城までおもちゃのように箱を連結した電車が往復しているのですが間に合わなかったのです。
城内は写真可ですから豪華な家具や芸術品などをカメラとビデオで取り捲りました。各部屋に大変物慣れた案内人がいて、ビデオでとっている間中説明の声を録音させてもらいました。
焼けたドームは修復されてきれいになっていましたが、所々にまだ焼け跡が残っている部屋がありました。もちろん何百もある部屋の一部しか公開していないでしょうから、どれだけ修復されたのかはわかりません。
各部屋のあちこちに現城主の家族の写真が飾ってあり、裏庭で雨の晴れ間にクリケットをしていた家族連れが彼らに相違ないとポールが言っていました。なんともオープンな家族でしょうか。
裏庭のアトラス(ギリシャ神話のなかで地球を背負って立っている神)の噴水がこのお城のシンボルです。