Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

キャンプ旅行 ヴィラゴード・デ・カブリエル

2012-05-09 14:17:42 | キャンプ旅行 2011-2012




久しぶりの晴天、アルトミーラのキャンプサイトで1週間があっという間に過ぎてしまった。今日はヴァレンシアを迂回して高速道路でマドリッドへ向かう途中のヴィラゴード・デ・カブリエルのキャンプサイトを目指した。

  

ヴァレンシアから西へ向かうとあたりは赤土のブドウ畑になり、色とりどりの紅葉した畑が広々とどこまでも続いていた。ブドウ畑は乾燥した岡の斜面が適切らしい。この辺りは十分な日光と乾燥した平野だ。

 

時々高速道路の脇に見える名も知らぬ町は晴天のせいもあり、テラコッタ色の屋根に白壁はどれも素敵に見える。

ヴァレンシアから60Kmくらい離れたリクエナの町で食料を買うため高速を降りたが、狭い町の通りを走り回ってもスーパーが見つからない。スペイン人のおばさんに聞いてやっとわかった。何とスーパーの前を通り過ぎていたのに看板が小さく軒も低いから判らなかった。
ここでは柿はパーシモンと表示してあり5個いりのパックが1.3ユーロ、あまりロンドンと変わらない。大体イギリスで買う柿やスイカやオレンジなどスペイン産がほとんどなのに産地も英国も値段が変わらないとはどうしたことか。



リクエナから50km、キャンプサイトがあるはずの村を通り抜け、岡の頂上を越えたとたんに二人とも歓声を上げた。

  

 


晴天の眼下に広がる湖と白亜の建物。本当に絵のようなとはこれだ。この白亜の建物がキャンプサイトでほかには村も一軒の家も見つからない。
一番近くの村で3km離れている。食料を買ってきて良かった。この広大なキャンプサイトは元僧院を改造して造られたものに違いない。


  


キャンプサイトにはもう一台英国ナンバーの車とキャラバンが停まっていて、元銀行家の老夫婦がいた。しばらくおしゃべりしたところ、10年ほど前、大阪・神戸で6年間働いていたと言う。日本大好きの英国人で片言の日本語を話し、車はマツダの小型キャンパーバンだった。日本から輸入されたものをすぐ買ったと自慢していた。このデヴィットとキャシーの夫婦は来年3月までヴァレンシア南の稲田のある地方で越冬とのこと。スペインに稲田があるというのが驚き、水田かと聞いたら、そうだというがこれは眉唾物,陸稲ではないかと思われる。

  

翌朝湖からの水蒸気であたりは霧に包まれ、サイトのタワーが朝日にぼんやり浮かんでいる。今日も晴天になりそう。

コメント
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