昨日たどり着いたナヴァハスの町のアルトミラ・キャンプサイトは一泊20ユーロ近くするが、1週間宿泊すると11ユーロに割引される。どうせ先を急ぐ旅でもないし、ここからバレンシアへ電車で行けるというから、1週間泊まることにした。
毎日出かけるのも疲れるから、今日はゆっくりショッピングだけにと決めたが、キャンプサイトのあるナヴァハスの町は小さくて、小さなスーパーがあるだけと、ここに長く滞在している英国人のおじいさんから聞いた。
隣町セゴルベは大きくて大きなスーパーがあるという。そしてその町へ行くのに川淵の散歩道は自然公園になっていると聞き、お昼近くになって出かけた。
水のきれいな川と奇岩の連なる散歩道にざくろや柿の木がたわわに身を実らせていたり、自然とは思えない噴水の設備があった。
高い崖の上から2箇所細い滝が流れ落ちて派手な水音をさせている。湧き水の流れ落ちるところでは車で乗り付けてきたスペイン人のおじさんがあらゆる容器に水を汲んでいた。亭主が聞くとこの水は飲料にとっても良いそうな。今度は水筒を持って来ようと思った。
滝を過ぎ川沿いの細道を30分も歩いた頃、辺りは果樹園が広がり、紅葉した柿ノ木、今まさに開花しだしたばかりのびわの大木、緑の葉の間にオレンジやレモンが実っている。特に大小のサイズの柿は一面に実っていて,買って帰りたいものだと思った。
果樹園から見るセゴルベの町は城壁に囲まれた古い町のように見え、またもやエキサイティング!!!
町の一角にひときわ高く城の廃墟があり、頂上から下方の町を見下ろすことが出来る。昨日のアルバラシンほどきれいな町ではないけれど、町を取り囲む果樹園の柿木が紅葉して素晴らしい。
スーパーでは大きな富有柿を1kg1.1ユーロで売っていた。今日はミルクとパンや朝食用の果物を買ったので,柿は次に来たときにしよう。帰りは自動車道を通ってきたから、意外と早くサイトに戻ってこれた。