アンドーラ国からスペインへ行く道は、この首都の町アンドーラ・ラ・ヴェッラのメイン・ロードを南下するだけ。役30分行ったところで、スペインの国境に着き、税関でタバコの有無だけ聞かれてそのまま通過した。スペイン・ナンバーの車は皆ブーツを開けて検査されていた。
私たちの持っているスペインの道路地図は2004年の道路ナンバー改正前の古いもので、アンドーラからリエイダへ行く道が田舎の細道、この道を通るかそれとも遠回りのバルセローナへ行く道を通るかで亭主は相当悩んだが、行ってみれば何と立派な道が開通していたことか。
リエイダ辺りにはキャンプサイトは無く田舎の一本道で手間取ったらとそればかり心配していたが、リエイダからザラゴーザまでは無料の高速道路に乗って快調に行けた。
アンドーラからピレニー山脈を降りてゆくスペインの山間は険しい岩山や、山頂の村、ポプラとプラタナスの黄葉がみごとで興奮して写真を取り捲った。山を降りて平地に出てしまうとまるで砂漠のように平坦で木もほとんどない荒野が続き、カメラを構える気にもならない。
アンドーラをでたときは山に雲が低く下りていたので寒く、しっかり着込んでいたものだが、高速道路にのってからは、平坦地に工場地帯や、オリーヴ畑、果樹園などを見ながら暑さに服を脱ぐ始末だった。
残念ながらこの日撮った写真がメモリーカードの不調でどうしてもダウンロードできなくて、ここに載せることが出来ない。どこかで英語の通じるところで何とかしてもらうまで今のところはおあずけ。