クリスマスから1月1日の間に昨年からの友達だったフランス人のほとんどがこのサイトにやってきた。
エドモンド夫妻は3年前に一緒にラジオ体操をした仲間でそのころご主人はやっと歩けるようになりジムの機械によろめくようにしがみついていたものだけれど、話に聞けばその前年スキー事故で医者から回復不可能・二度と歩けないと言われたという。
それが昨年はよろめきもせず歩けるようになり、エドモンドもラジオ体操の代わりにご主人に寄り添って毎朝長距離散歩に出かけていた。
何と今年は二人とも大きなバイクにまたがり、ヘルメットとサングラスでさっそうと走り回っている。歩けない頃にはほとんど見えなかった笑顔で、言葉は通じないがとっても嬉しそう。フランス人であまり英語のできる人は居なくて、エドモンドだけが会話ができる。
もう一人英語のできるフランス人はフーベー(英語読みではハーバート)で彼の奥さんのジョセリンは一言も英語ができない。昨年こんにちは(How are you?)という言葉を教えたがフランス人にはHの発音ができないから(アウ アーユー)となり難しいものだ。この夫妻も新年に入ってすぐやってきて、キャンパーの向かいに停車した。英語ができないジョセリンがとっても親密で出会う度に抱き着いて両頬にキスするのだけがどうも苦手、あと二組のフランス人夫妻も同じで頬のキスは毎日のこと。
1月10日までにイギリス人のキャンパーが勢ぞろいした。彼らはクリスマスは子供たちや孫たちと自宅で過ごして、2月か3月までここポルトガルで過ごすグループで、もう何年もこのサイトでの友達同士だという。私がメール交換をしているロジャーとペニー夫妻はもうこのサイトに7-8年来ている。この夫妻はフランスの港に20メーターのヨットを持っていて、5月から11月まではヨット上で過ごし、ポルトガルは1月から3月までと忙しい。
たいそうなお金持ちだがそれを鼻にかけることなく、だれとも気さくに話す面白い人たちで、この1月キャンパー団の首領格。
2月初めに昨年も皆で出かけたチコーというレストランでのお食事会にもロジャーが音頭をとって出かけた。総勢14人で飲んで食っておしゃべりして、最後は近くのケーキ屋さん・ヴェネズエラでケーキとコーヒーを飲んで話が盛り上がった。
ロンドンでは日本人の友達が多く、近所の英国人の友達とも親しくしているが、冬の数か月は全く種類の違う友達に恵まれ、こんな生活ができることをとっても幸せに思っている。