昨年暮れから日本も英国も暖冬と言われているが、ここポルトガルでも例外でなく冬から春の花が一ヶ月は早く咲きだした。
野原や道端も畑地をも真っ黄色に染めるバミューダバタカップは12月から咲き始め、1月半ばではすべてを飲み込んで真っ黄色に咲き誇っている。
アーモンドの花も濃いピンクとやや白っぽいピンクがあるが1月半ばの青空のもと満開になった。
たぶん時季外れに違いないこのサボテンの花は今までで初めて見たもので、たぶん夏に咲くものらしい。年中派手な色どりのブーゲンビリヤは実際は小さな白い花の周りのガクに過ぎない。
晴天の1月末田舎道へ長距離散歩に出かけた。コウノトリも昨年からの古巣を修理してつがいで納まっている。4月までにひなは還らないらしく、ひなに餌を運んでいるところは見たことが無い。
英国では園芸店で売っているこのブルーの花はここポルトガルの林の下草でまるで星のよう。
塩田の中に一塊のフラミンゴが餌をあさっている。彼らは非常に臆病な鳥で少しでも近づこううものなら少しづつ後ろづさりして間を取っていく。塩田の中の潮の流れが太陽の光を浴びて輝いていた。
塩田の中のあぜ道を歩き回り遠くに見えるタヴィラの白い町や塩の山とバミューダバタカップの花に見とれていた。
海岸近くの砂地は白のエニシダが雪のように咲き誇っている。