2月上旬、英国から帰ってきてすぐ、ファーロ病院の請求書をもって支払いに行った。11月から数回行っているが、今回は受診でないからカメラを持って行って病院敷地内のすごい木の根を写してきた。これほど地表に伸びている根を見ると地震が来ても地割れすることが無いだろう。それと周りをコンクリートで固められた木の根もまるで地表に出て酸素か水を欲しがっているようだ。
病院の支払い事務所に置かれた古い金庫?様のもの。全体に模様が施されていて古き良き時代を思わせる。それにしちゃ駅の停まっている落書き列車はどうだ。窓がペンキでおおわれているから外が見えない。夏には太陽光線が入ってこないから暑さをしのげるかもしれないが、一車線路の列車では海側しか太陽が入らないから、落書きするにしても考えてほしいものだ。
NHKのテレビで新幹線にも車両に派手な模様が描かれているそうだけどこんなものじゃないだろう。
翌日も晴天、タヴィラの森へ散歩に行こうとコーヒーとサンドイッチを準備した。カエルが鳴きわめいている小さな池にいつも一匹ぽっちの亀さんが甲羅干しをしている。お友達かだれか欲しいだろうに、住民の誰かがペットの亀をこの池に離したのに違いない。オレンジ畑は今年も大豊作、安くて新鮮なオレンジは毎朝欠かせない。この地に居る間だけの贅沢。
オリーヴの実は収穫を終わり今は休憩期、辺り一面バミューダバタカップが花盛り、これだけ野生の草地で夏にはいったい何を植えているのだろうかと不思議だ。
1月末から花盛りのトランペットフラワーは11月二日にタヴィラに着いた時も真っ盛りだったから、いったい一年に何回花が咲くのだろうか。誰か知っている人はいませんか?
3月にはあたり一面を埋め尽くす白い花シスタスはまだはしりであちこちぽつぽつと咲いているだけだった。今日の散歩道は高速道路の下のトンネルを通って高速道路と平行に伸びている林の中を東に向かっていくことにした。
遠くに見える小さな村へは3月に入ってから野生のラヴェンダーフィールドを見に行くときには通っていく。誰にも出会わないこの道では遠くに高速を走る自動車の音が聞こえるだけ、小鳥もあまりいない。
みちの両脇にはミモザの花が咲き終わりかけ、花の終わりかけはあまりきれいには思わない。やっぱり桜やアーモンドの花のようにぱっと散るのが一番きれいだと思う。森のはずれのメイン道路に近くたくさんのポストボックス。でもほとんど家があるように見えない。
野の花やよその庭のきれいな花を愛でながら11kmの散歩で疲れ果てて帰ってきた。素晴らしいタヴィラの春。