今年の英国は本当に天気が悪かった。10月末は2週間以上毎日雨が降らない日が無かった。
過去3年は寒い英国の冬から逃げ出して暖かなスペイン・ポルトガル南部で越冬することにしている。
出かける前には一応庭の手入れや、こまごまとした準備が要る。雨のため草刈は出来ないし、垣根が伸び放題、とうとう予定を4日も延ばしてやっと垣根だけは整えたが、草刈は専門の庭師に頼むことになった。11月と3月に手入れをしてくれるそうだ。本物の庭師だから料金も高いが、帰って大騒ぎしなくてもいいだろうし、娘の庭を管理してくれている庭師だから信頼が置ける。
中等教育(11歳から18歳まで)の学校教師の娘は土曜日から一週間ニューヨークへ行った。私たちは日曜日に我が家を出発して、月曜日の朝フェリーでドーバーからフランスのカレーへ渡った。この頃ニューヨークはハリケーンが荒れに荒れて洪水・停電・火事・家屋崩壊と大惨事になっている。ハリケーンの影響は大西洋を越えて英国や北ヨーロッパにも強風と豪雨をもたらしている。我が家を出て水曜日まで毎日雨と霧や雨雲立ち込めるうっとうしい日々だった。
今年はカーナビもスクリーンが大きくキャンプサイト情報が何万か入っていると言うのを買ったが、使い慣れていないため、カーナビに使われているような気がする。初日のアベビル(Abbeville)のサイトは昨年も停まったところだけれど、カーナビにいいようにあしらわれて遠回りしてやっと着いた。
翌日もいつもは遠回りで行かないルーアン(Rouen)へ連れてゆかれ、連日の大雨でトンネルが通行止め、散々走り回ってやっとたどり着いたところが初めに行った通行止めの道路だった。これであせりの亭主は怒り心頭、いつもは使わないF-wordの連発。もー本当に嫌になった。
やっとシャートレ(Chartres)のサイトへたどり着いた頃から空が明るくなり久しぶりに太陽が拝めた。ここでも”連日の雨でキャンパーの駐車地はぬかるんで車が埋まるからどこでも好きなところに停めていいよ” とのこと、舗装された通路に停まって一夜を明かした。
朝からすっきりと青空、朝日がきらきら梢の葉に反射している。こんな日はゆっくりキャンプサイトの周囲を散歩したり、町へ観光に行ったりしたいものだ。サイトから旧市街までは片道3kmと言う。サイトは林に囲まれた素敵な環境、落ち葉を踏みしめ、紅葉した木の葉や色着いた木の実が美しい。サイトの裏の川はたっぷり水をたたえ、若者たちがカヌーやボートを漕いでいた。
町の入り口にはこの町の守護聖人・ブライス(Saint Brice)の像が立っていた。宗教音痴の私にはこの聖人が何をしたのかわからない。
真っ赤なメイプルの葉やOld mans beard(おじいさんのひげ)等ここフランスも秋たけなわ。こうして素晴らしい秋を楽しめる今日も健康ならこそ。
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