Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

パーティゲイト

2022-01-15 19:38:21 | 日記21

クリスタルパレスのテレビ塔。

 

 

昨日の英国コロナ感染者がやっと10万人以下になった。と言っても10万人に近い99,652人だから決して安心はできない。

一日の死者が400-300人、そのうちの4分の3(300-225人)はワクチンを打ったことの無い人たち。こんな人たちでNHS の病室が占められていて、手術が必要な人たちのウエイティング・リストが100万人にもなっているという。

だから新聞でも毎日ワクチンを打つようにと呼び掛けているが、馬耳東風の馬鹿どもは自分は決してかからないと確信しているから、始末が悪い。

フランスのマクロン大統領など、公共の場で、ワクチン反対派にむかって このくそったれ!!! と言うような悪口雑言を言ったものだから、フランス国内の各地でデモンストレーションが起こった。

こちら英国ではボリス・ジョンソン首相が、ロックダウン中に首相官邸でパーティをやっていたことがばれて、謝ったり弁明したり。

このボリス(英国では名前を呼ぶのが普通 *)去年の女王様の長年連れ添った夫君エジンバラ公の葬式前夜にも首相官邸でパーティをしていたそうで、ばれては仕方ないから女王様にあやまったそうな。

*英国やアメリカでも身分の上下を問わず、親しく会話するにはお互い名前で呼び合う。

昔私が日系の銀行に勤めていたころ、日本人派遣職員で英国人職員から慕われて彼の名前・ひろからもじってヒーローとよばれていた。それに感激した新しく赴任してきた日本人銀行支店長は、派遣職員全員に、愛称でも名前でも良いから好きな名前を書いて名札を付けるようにとお達しした。

私の働いて居た課長は硬派日本人、カミさんにでも呼び捨てにされたことのない名前を、こんな奴らに呼ばせてたまるか。 と言うので私たちがアーサー王伝説からとって アーサーと名付けたら、彼は喜々として名札をつけていた。

・・・で話が横道にそれてしまったが、ボリス擁護派は新聞投書欄でも、ボリスはこんなに大変な時期、Brexit, 子供の出産、母親の死、それにコロナ禍でもよくやってるじゃないか、あんなに若々しくてハンサムな首相。と礼賛。

それの反対派はBrexit は彼が推し進めてやった結果だし、出産や死など誰にも起こっていること、ことに出産はもう6人も経験がある人だから(過去2回の離婚と前夫人や愛人間で子供を6人も持っている。)若くてハンサム?彼はもう57歳、賞味期限は切れているし、彼をハンサムと言う人は今宣伝している眼鏡屋さんへ行ったほうがいい。 と辛辣。

首相には向いていないから辞めるべきだ、と言う人達と、今やめても彼に代わる人がいないという議員や、彼に代わって労働党の党首・キア・スターマーが首相ではこのコロナ禍、先が危ぶまれるという。今英国はウォーターゲイトのようなパーティゲイトで揺れている。 

 


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