ヨルダンは周囲の国から見ると小さくて首都のアンマンはびっしり建物が並んでいる。そしてやっぱりここもメインは回教徒の国だが、必ずしも国民全部が回教徒ではない。
と言うのは一日アンマンの町を散策するに、町はずれを歩いていたところ、学校の生徒たちの下校時間になった。少し英語のできる子供たちが周りを取り囲んで彼女の家へ来てくれという。本当に仕方なく連れていかれたお家が、そんなに立派な家ではなかったけれど、その家の主婦から家族皆が歓待してくれた。彼らはクリスチャンだと言っていた。一緒に写真を写して住所も聞いたのに、フィルムの装填がうまくいってなくて空回りしていたのに気づかなかった。
帰国してお礼と写真が送れなかった謝りの絵ハガキを送ったけれどいまだに残念だ。
町の中心広場には片側大きなアンプシアターがありこの上から町の込み入った様子が写真に写せる。
この広場にいつもいる物売りの男の子はイラクから来たという。学校も行かずに観光客相手に小物を売っているらしい。それで写真を写してあげたらとっても喜んでくれた。
ヨルダン人もすべてが貧しい人達ばかりではないが、エジプトやモロッコと違って物乞いが居ない。
トルコとヨルダンでは回教徒と言っても人から物を貰うという矜持が違う。この男の子も決して押し売りするわけでもなくそれでいてとってもフレンドリーだった。
この広場でヨルダン人のガイドと言うおじいさんに会って、彼は英語が話せたからおしゃべりし、写真まで撮らせてもらった。彼も決して自分を売り込まず、感じの良い人だった。
街角で座っている人たちは、手紙の代筆やで識字率の高くない住民の手紙を読み書きする商売。いろいろな仕事があるものだ。
ヨルダンの国王は英国人女性が第一婦人で、今現在(2022年)の国王は英国人とのハーフでオックスフォード大学出身。それでこの国は中東では一番西洋化しているが、シリア、イラク戦争で難民が多くてあえいでいる。私たちは一番良い時に旅行していた。
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