ペトラの翌日またバスでアクバへ向かった。
地図でご覧になったらお判りでしょうが、アクバの紅海に面している地域は非常に限られている。
アクバのメインストリートに面した海岸は観光ホテルの私有地で、水辺へも行けないが、サウジアラビアとの国境までの海岸線に、一般公開された海岸とロイヤル・ダイビングセンターがある。
このローカルの国民が無料で海水浴のできる海岸が、ひどい。
日陰が一つもなくてはだしで砂地を歩くと、やけどしそうに熱い。これが5月のヨルダン。そして海岸一面の汚れた紙おむつ、やっぱり砂漠の民には衛生観念などないのかとつくづく思った。
私たちが行ったこの日は、一人もローカルの人たちがいなかったけれど、水際にも打ち寄せられた紙おむつでうんざりし、二度と来たくないと思った。
それでサウジアラビアの国境に一番近いロイヤル・ダイビング・センターへタクシーで往復。5日間をここで泳ぎ遊んでいた。
ポールと英国人のインストラクター・アランがダイビングに行った。
この細長い海には一本も川が流れ込まないから海水はどこまでも透き通っている。
ダイビングから帰ってきたポールは二人で潜った20メータぐらいの海底で、上を見たらバラクーダーの群れがぐるぐる回って壮観だったという。
私はシュノーケルだけで毎日泳いでいた。ここのサンゴ礁で小いかが10匹ほど群れて遊んでいるのを見た。いかは瞬時に体色が変わる。黒になったり白くなったりサンゴ礁の色彩に順応しているらしい。
ホテル近くのレストランで食事をしたときに、出されたロケット(ルッコラ)の葉を1枚持って帰り、英語のできるホテルの男の子にこの種が欲しいと紙に書いてくれとお願いした。ロケットはその前年トルコのタベルナで出されたのが初めで、なんておいしいものだともう一皿追加して、私一人で食べた。1995年当時まだ英国でもロケットは珍しい野菜だった。
1週間に一度開かれるローカルの青空マーケットでこの紙を見せて種やさんから買った。1ポンドで100グラムくらいの種は此の後10年は裏庭で立派に成長して、毎日のお弁当にたくさん持っていき友達皆から喜ばれた。
同時にこのマーケットで買った6畳敷くらいのサイズの花ござもしっかり持って帰った。格安飛行機ではなかったからか、このござなどエキストラのお金も出さず持って帰って来れ、裏庭でパーティをするときにひろげている。
思い出いっぱいのヨルダンももう一度も行くことはない。
こんな透明度のいいところでバラクーダのトルネードは壮観だったことと思います
スノーケルでも十分楽しめたでしょう♪
日本でレッドシーダイビングと言えばエジプトのシャルム・エル・シェイクが一般的です
こんなところもあるのですねぇ
いつか行きたいと思っていましたがもう諦めていますので
この記事で行った気にさせて頂きました~~♪
コメントありがとうございます。ヨルダンのこの片隅でのダイビングやスノーケルは5日間だけでした。私たちシャーメル・エル・シェークは3回、それにエジプト側南海岸線も3回行ってます。
やっぱり一番良かったのはシャーメル・エル・シェークですね。ヨルダンでは場所が限られていますから。
オーストラリアのグリーンアイランドや南シナ海でも泳いでましたがやっぱりシャーメル・エル・シェークが1番きれいでした。
まだお若いようですから、ヨルダン観光と一緒に出掛けられてはいかがでしょう?