久々にバイクに乗ったren.です。
さすがにこのまま引きこもり続けるのは、健康に障る(w
とはいえ、暑くて早々に帰ってきてしまいました。私のライダースジャケットは、黒なのでこういう日はつらい。
さて、今日の「地球へ…」の脚本は、「ラーゼフォン」の出渕 裕。……「ルーンマスカー」はどうなったのぉ?(w
今回のエピソードは、ほぼアニメオリジナル。第2部から3部にかけてのブリッジですね。それでもまったく破綻がない上に、しっかりとお遊びも入れてくる……ぶっつぁん、恐ろしい子っ(w
時間は、前回のシロエ撃墜から8年が経っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/27/08c2ab105af7c219928d88f0fbae1550.jpg)
あのときのシロエの心の叫びにジョミーが気がつきました。テレパスでもあるフィシスが気づかなかったのが不思議ですが、やはりジョミーの方が潜在能力が強いということなんでしょうね。
でもまあ……ある意味シロエの悲劇は、ジョミーが原因ともいえますけどねぇ(w
シロエの遺品……「ピーターパン」の絵本は巡りめぐって、人類圏の首都星ノアでジャーナリストとして活躍しているスウェナの元へ。E-1077の閉鎖の報とともに、事の次第を察したようです。
なお、スウェナの取材テーマは、宇宙のクジラ"モビーディック"。でも、このマザーの統治下の世界で、ジャーナリストはどれくらい活動できるんでしょうかね。
あれからまだ、ブルーは寝たきりのようです。ハーレイは「目覚めることを知らず」といいますが、意識があるのかはわかりません。
それでも一応、ジョミーはソルジャーの地位に納まったようです。若い世代を中心に人望も集まってきているようですが、頭の固い方々も多い様子。
ジョミーを含む若い世代は、やはり発想が柔軟なようです。子供を作ることを思いつきます。……はいそこ、エロいこと考えない(w
このS・D時代では、子供はマザーによって作られるものであり、人同士が生殖行為によって子供を作ることは、倫理に反するタブーなのですから、そりゃ老人たちが反発するのは当たり前。
しかし、ジョミーが自分で考えて起こした斬新な行動は全て、良くも悪くもミュウの未来を切り開いていきます。
地球の呪縛を振り払い、ミュウの自立を目指すため、ひとつの星へと到着します。それは……
ジルベスター星系 第7惑星
はい、ここで驚いた人は古くからの竹宮ファンか、角川書店の"竹宮恵子全集"で「地球へ…」を読んだ人。
竹宮恵子作「ジルベスターの星から」は、「地球へ・・・」の2年前に描かれた短編漫画です。このインタビューによると、この作品が竹宮SFの原点といえるようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/bb/77892c70e8bf62b07bd839f40b7a0f1d.jpg)
なかなか切ない話です。お勧め。
その星を「ナスカ」と名づけ、降り立ったミュウ。
ちなみにナスカは、地上絵で有名なペルーの地名ですが、元々は紀元前600年ごろに栄えた文明の名前です。
「ジルベスターの星から」によると、この星はテラフォーミングにより移民がなされたのですが、宇宙線の影響から両性を有した極度に虚弱体質な子供しか生まれなかったのです。第1代は15歳までしか生きた者2名を除き、全て10歳前後で死亡したそうです。その結果、移民は失敗とみなされ、移民団は撤退しました。
この作品間のリンクは、原作ファンもうならせられます。
果たしてこの星で、人間とはいえミュウという新人類が生む子供には、どのような運命が待つのでしょうか。
さて、今日の豆知識コーナー。
冒頭、機雷原を強行突破するシャングリラが、取り舵をとっていました。
取り舵(ポート)とは、船の進路を左舷側に曲げることです。
右舷側に曲げるときは面舵(おもかじ、スターボード)です。
果たして、平面ではなく三次元機動をする宇宙船での取り舵・面舵が、どちらにどう動くものなのかですが、おそらく艦の垂直方向をZ軸として進行方向をX軸とした場合に、水平方向であるY軸方向に進路を向けることを、単純に言い表したものだと思われます。
……垂直面から上下に動きながら転進する際は、何て言うんでしょうかね(w
まあ、ブリッジで操舵士が舵輪を回していましたから、基本的には水平面を移動しているのだと想像されます。その水平面は、銀河系の自転円盤面に水平なのでしょう。
もしこの水平面を大きく逸脱すれば、銀河系の遠心力を離れる第4宇宙速度を出していることになります。しかし、「地球へ…」では銀河系からは大きく離れないはずです。
つまり多少のZ軸方向へのブレは織り込み済みなのか、他の躁艦士がいるのだと思われます。
ちなみに、操舵士が発している「ヨーソロー」という号令。
実はこれ日本語で、「よろしくお願いします」という意味の「宜しゅう候(よろしゅうそうろう)」が略された語句なんです。
つまり……
船長 「取り舵、ヨーソロー(取り舵をお願いします)」
操舵士 「取り舵、ヨーソロー(取り舵、了解。次の指示をお願いします)」
このように、「ヨーソロー」には「次の指示を待つ」という、行動完了もしくは維持の意味もあります。こうして、一挙動ごとにお互いの意思疎通を図るわけですね。
長渕剛の「キャプテン オン ザ シップ」で有名なこの語句ですが……
「お前が舵を取れ!ヨーソロー!」
……では、実は困ったことになっちゃいますね(w
さすがにこのまま引きこもり続けるのは、健康に障る(w
とはいえ、暑くて早々に帰ってきてしまいました。私のライダースジャケットは、黒なのでこういう日はつらい。
さて、今日の「地球へ…」の脚本は、「ラーゼフォン」の出渕 裕。……「ルーンマスカー」はどうなったのぉ?(w
今回のエピソードは、ほぼアニメオリジナル。第2部から3部にかけてのブリッジですね。それでもまったく破綻がない上に、しっかりとお遊びも入れてくる……ぶっつぁん、恐ろしい子っ(w
時間は、前回のシロエ撃墜から8年が経っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/27/08c2ab105af7c219928d88f0fbae1550.jpg)
あのときのシロエの心の叫びにジョミーが気がつきました。テレパスでもあるフィシスが気づかなかったのが不思議ですが、やはりジョミーの方が潜在能力が強いということなんでしょうね。
でもまあ……ある意味シロエの悲劇は、ジョミーが原因ともいえますけどねぇ(w
シロエの遺品……「ピーターパン」の絵本は巡りめぐって、人類圏の首都星ノアでジャーナリストとして活躍しているスウェナの元へ。E-1077の閉鎖の報とともに、事の次第を察したようです。
なお、スウェナの取材テーマは、宇宙のクジラ"モビーディック"。でも、このマザーの統治下の世界で、ジャーナリストはどれくらい活動できるんでしょうかね。
あれからまだ、ブルーは寝たきりのようです。ハーレイは「目覚めることを知らず」といいますが、意識があるのかはわかりません。
それでも一応、ジョミーはソルジャーの地位に納まったようです。若い世代を中心に人望も集まってきているようですが、頭の固い方々も多い様子。
ジョミーを含む若い世代は、やはり発想が柔軟なようです。子供を作ることを思いつきます。……はいそこ、エロいこと考えない(w
このS・D時代では、子供はマザーによって作られるものであり、人同士が生殖行為によって子供を作ることは、倫理に反するタブーなのですから、そりゃ老人たちが反発するのは当たり前。
しかし、ジョミーが自分で考えて起こした斬新な行動は全て、良くも悪くもミュウの未来を切り開いていきます。
地球の呪縛を振り払い、ミュウの自立を目指すため、ひとつの星へと到着します。それは……
ジルベスター星系 第7惑星
はい、ここで驚いた人は古くからの竹宮ファンか、角川書店の"竹宮恵子全集"で「地球へ…」を読んだ人。
竹宮恵子作「ジルベスターの星から」は、「地球へ・・・」の2年前に描かれた短編漫画です。このインタビューによると、この作品が竹宮SFの原点といえるようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/bb/77892c70e8bf62b07bd839f40b7a0f1d.jpg)
なかなか切ない話です。お勧め。
その星を「ナスカ」と名づけ、降り立ったミュウ。
ちなみにナスカは、地上絵で有名なペルーの地名ですが、元々は紀元前600年ごろに栄えた文明の名前です。
「ジルベスターの星から」によると、この星はテラフォーミングにより移民がなされたのですが、宇宙線の影響から両性を有した極度に虚弱体質な子供しか生まれなかったのです。第1代は15歳までしか生きた者2名を除き、全て10歳前後で死亡したそうです。その結果、移民は失敗とみなされ、移民団は撤退しました。
この作品間のリンクは、原作ファンもうならせられます。
果たしてこの星で、人間とはいえミュウという新人類が生む子供には、どのような運命が待つのでしょうか。
さて、今日の豆知識コーナー。
冒頭、機雷原を強行突破するシャングリラが、取り舵をとっていました。
取り舵(ポート)とは、船の進路を左舷側に曲げることです。
右舷側に曲げるときは面舵(おもかじ、スターボード)です。
果たして、平面ではなく三次元機動をする宇宙船での取り舵・面舵が、どちらにどう動くものなのかですが、おそらく艦の垂直方向をZ軸として進行方向をX軸とした場合に、水平方向であるY軸方向に進路を向けることを、単純に言い表したものだと思われます。
……垂直面から上下に動きながら転進する際は、何て言うんでしょうかね(w
まあ、ブリッジで操舵士が舵輪を回していましたから、基本的には水平面を移動しているのだと想像されます。その水平面は、銀河系の自転円盤面に水平なのでしょう。
もしこの水平面を大きく逸脱すれば、銀河系の遠心力を離れる第4宇宙速度を出していることになります。しかし、「地球へ…」では銀河系からは大きく離れないはずです。
つまり多少のZ軸方向へのブレは織り込み済みなのか、他の躁艦士がいるのだと思われます。
ちなみに、操舵士が発している「ヨーソロー」という号令。
実はこれ日本語で、「よろしくお願いします」という意味の「宜しゅう候(よろしゅうそうろう)」が略された語句なんです。
つまり……
船長 「取り舵、ヨーソロー(取り舵をお願いします)」
操舵士 「取り舵、ヨーソロー(取り舵、了解。次の指示をお願いします)」
このように、「ヨーソロー」には「次の指示を待つ」という、行動完了もしくは維持の意味もあります。こうして、一挙動ごとにお互いの意思疎通を図るわけですね。
長渕剛の「キャプテン オン ザ シップ」で有名なこの語句ですが……
「お前が舵を取れ!ヨーソロー!」
……では、実は困ったことになっちゃいますね(w