希望屋 ~ren_ka ci=set~

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地球へ… section13 「星に潜むもの」

2007年06月30日 20時56分05秒 | ▼映像作品・番組
久しぶりに生まれて初めて買ったDVDを観ていたren.です。

 ▼ ヴィジュアル・バンディッツ 宮本拓監督/vap('00)
当時、インディーズからプロになりたてだった宮本監督(現在は演出家)の、初商業作品。3話オムニバスの作品で、それぞれの話が別に「完全版」が出ています。
主演は「オーレンジャー」のオーグリーン・正岡邦夫。他に監督の学生時代からの仲間、川崎ヒロユキも役者として登場。撮影当時はまだ「サクラ大戦」の脚本中だったんじゃないのかな。
そんな手作り感あふれる特撮で、眼の肥えた人は観てられないかもしれません(w

そういえば、昨日は中江真司さんの訃報が飛び込んできました。
ベノワに始まり、中江さんに終わる……なんとも、暗い一週間でした。


では、今日の「地球へ…」。シチュエーションの違いはあれども、ほぼ原作通り。
主題歌変更は、来週からかな?


キースの軍艦はジルベスター7にワープ。

アニメのショタ軍団と違い、原作ではむさくるしいオヤジ船乗りがエリートいじめに、ワープで急発進。

お返しとばかりに、キースは降下を命じます。

ビビる船乗り。

ここで船はミュウの精神攻撃を受け、一度基地へ帰還します。ミュウがこの星にいるのは確実と踏んだキースは……

再出撃に、マツカを起用。ミュウに対処するにはミュウ、ということでしょうか。


一方ナスカでは、フィシスが初めてその土を踏みます。その目的は、新たに生まれた子供に名を授けること。

原作では、船を下りることを拒んでいたフィシス。

しかし、ミュウの世代抗争によって自分の殻に閉じこもってしまったジョミーの介護に当たっていました。

この辺の苦悩は、アニメでは起きたまま語られていましたね。

ここでまた「ジルベスターの星から」とクロスオーバー。

いやぁ、この肖像画の登場には、正直震えました。あの絵、ほしいわ(w

さて、ようやく眼を覚ますジョミー。そのきっかけは、実はフィシスではなくキースという存在からのプレッシャーでした。

サイコキネシスでキースの乗る降下艇を落とします。


そのころ、精神攻撃によって恐慌状態に陥った軍艦では、マツカがパラライザーで撃たれてしまいます。



ここから原作ではSect.3


アニメのキースが着るスーツが、「仮面ライダークウガ」のアルティメットフォームに見えるのは私だけ?(w

超能力者とエリート軍人の戦い。

漫画だとさらっと読んでしまうこの台詞が、どうしてアニメだと邪まに聞こえるんだろう。どうも、演出家に誘導されているような……別にいいけど(w

ちなみに、このジョミーの攻撃はテレキネシス。手のひらを当てた場所へ血液を集め、窒息させようとしているわけです。えげつないなぁ。

キースの心を覗いたフィシスは驚愕します。

お互いの持つ、寸分違わぬ同じ地球のイメージ……それはなぜ?


基地へと戻ったマツカは、単独でキースの捜索に向かいます。
複雑な心境ながら、ミュウである自分を殺さず、ある意味認めてくれたキースに対して、忠誠心のような物を感じたのかもしれません。

ごらんのように、原作の基地指令はいい歳のおっさん。アニメではグレイブ……というか、秘書官がやけにエロいんですが(w


リオの乱入により捕縛されたキース。
ミュウ達はキースの心を探知し、主に地球の位置座標を探ろうとします。
しかし、キースの知る情報は、まるで機械がテープを繰り返すかのようなものばかり。

このフィシスの台詞、アニメではありませんでしたね 。
だからといって、ミュウの心が強いのか、といえば、それは違うでしょう。むしろ機械への依存という逃げ道がない分、常に追い詰められ、崖っぷちを歩き続けているはずですから。そんな場所を歩き慣れてしまったのが、ミュウなのかもしれません。


さあ、ミュウと人類・ジョミーとキースの対決が始まりました。
それは全ての人生に、どんな影響を与えていくのか。




今回の豆知識コーナーは、最近マツカが撃たれまくっている「パラライザー」(w

いわゆるノンリーサル・ウェポン(非殺傷武器)であるこの銃は、相手の命を奪わずに、その動きを封じるためのものです。

現在、護身用にも販売されているスタンガンの一種といえるでしょう。
軍事・警察用の装備としても、現在はメジャーなものとなっており、麻痺針を撃つことが出来るテイザーガンなんて物も、実用化・使用されています。
まあ、これらは気絶させることより、電撃で筋肉を硬直させて戦意を奪うためのものですけれど。

メディア作品で見られるような一撃で相手の意識を奪うようなものは、狩猟用の麻酔銃(トランキライザーガン)のイメージでしょう。
実際には麻酔薬は人によって適量やアレルギーショックが違うため危険であり、人に向けられるために代替として作られたのが、これらノンリーサル・ウェポンだともいえます。

パラライザーに近いものは、ADSです。
「Active Denial System」と呼ばれる、このノンリーサル・ウェポンは、米空軍が開発中のもので、眼には見えない94GHzの放射線(メーザー)を照射するもので、人間の肌(衣服は透過します)に当たると猛烈な痛みを感じさせ、戦意を奪います。その痛みはのた打ち回るほどだとか。
つまり、電子レンジ砲ですね。きゃあ、レクイエム!……いや、どちらかというとメーサー車かなw


メディアに登場したもので有名なのは、「ドラえもん」のショックガンでしょうか。「のび太の宇宙開拓史」で、ロップルが使っていたものですね。のび太が撃ったコルク銃は、あの惑星上では実弾銃だと思う(w
コメント
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