超鋼女セーラ 9巻

2009年09月09日 19時15分13秒 | ▼マンガ・本
いとこに子供が生まれたren.です。
ついた名前が読みづらくて、一族が混乱しています。
おかしな名前ではないんですが、似た名前と混乱して口に合わないようです。
そのうち慣れるのか、間違った方で記憶されてしまうのか(w


 ● 「超鋼女セーラ ハジマリの戦嬢、若草のセンジョウ」 寺田とものり HJ文庫
   https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/6e/46f7ffba98a7ace10527c6cea4b7f93e.jpg
表紙どおり、今回もメインはラヴィニア。
若草の四姉妹と因縁が深い分、仕方が無いのでしょうけれど。
セーラと茸味のラブラブっぷりも、ちょっと控えめ。
その分、バトルシーンはなかなかの読み応えです。

以下ネタバレ。





ついに、ラヴィニアがジョウに破壊されてしまいました。
こういう展開のときは、さすが寺田さん、容赦が無い。
「番長ファイト」のときも、かなりヘヴィーなシーンがありましたからね。
特に、妄執や狂気に取り付かれたキャラは、とことんまでやらせます。

ジョウはラヴィニアから奪取したホジソンドライブにより、姉である水脈を復活。
しかし、どうやら様子がおかしいようです。
まあ、甦りモノではお約束の展開ではありますが。
つか、今回も口絵でネタバレしてるなぁ(w

どうやら、この顛末には東北に訪れている"滅び"の危機と、何がしかの関係があり、裏では何かが静かに、そして急速に動いている気配。
それは、超鋼女計画そのものに、深く関わっているようです。

さて、ジョウによって破壊されてしまったラヴィニア。
いわば"殺害遺体"を見てしまった茸味は、起きた出来事と、ある事実に気づき、ショックから嘔吐。
その事実とはつまり、"やはり彼女らは、機械人形であるということ"ではないでしょうか。
もちろんそれはそもそも認識して、セーラと恋人になり、ラヴィニアとデートしたはずなのですが。

そして、その茸味の様子に、やはりショックのセーラ。
ラヴィニアの死へのショック以上に、茸味が認識してしまったことにより、今まで人間とロボ娘の垣根を越えた対等な立場で付き合えていた関係が壊れてしまう……そんな恐怖感も感じたのでしょう。

どれもこれも、言葉では割り切れない痛ましさです。
"最後はハッピーエンド"と言われるものの、今回は読者にとってもショッキングなターニングポイントでした。
コメント
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