どうも、ren.です。
涼しさも今日まで。
また明日から暑くなってきそう……。
さあ、では昨日観てきたこちらの映画を。
パンフレット。
ちなみにA5判横長サイズで、小さめサイズ。850円。
一応目線を入れておく(w
松原タニシさんの著作、「事故物件怪談 怖い間取り」を原作としたホラー映画。
監督は「リング」シリーズなどを手掛けたジャパニーズホラーの旗手、中田秀夫さん。
主演はKAT-TUNの亀梨和也さん。
噂には聞いてたけど、亀梨さんの"タニシっぽさ"はすごい。
物語は……
亀梨さん演じる売れない芸人・山野ヤマメが、図らずもピン芸人となってしまった矢先に舞い込んだ「事故物件に住んで24時間カメラを回し続ける」という仕事を受けたことにより、その後も事故物件を渡り歩いていくことになる
……という、タニシさんの歩んだ道のりをモチーフにしたもの。
もちろん、映画ですのでアレンジがあります。
ピン芸人だったタニシさんとは違い、もともと"ジョナサンズ"というコンビで10年やってきたヤマメの元相方・中井大佐(演:瀬戸康史さん)。
そして"ジョナサンズ"唯一の理解者でありファンの小坂梓(演:奈緒さん)。
この三人によって、事故物件にまつわる恐怖は描かれていきます。
……さて。
ここで私語りですが、私はいわゆるホラー映画とは、これまで距離をとってきた身。
怪談や恐怖物語は好きなものの、びっくりホラーやスプラッタが主流のホラー映画は、正直言って趣味ではなかったもので。
そんな私がこの映画を見て、どう思ったか。
昨日のエントリにも書きましたが、一言でいえば「面白かった」。
しかし、「怖くはなかった」と付け足さねばなりません。
正直言って、ホラー要素は大変薄いと思います。
基本的にはヤマメが事故物件で出会ったことを、イメージ映像込みで語っているわけですから。
また、怖いシーンもギャグとして見られちゃう節が強いからです。
監督がインタビューで"怖さと面白さは紙一重"と話している通り、それが狙いなのだと思います。
なので、ホラーファンが見たら、だいぶがっかりするかな、とは思いました。
まあ、私のようなホラー初心者(食わず嫌い)にとっては、助かりましたけど(w
では、駄作なのかといえば、そんなことはないと思います。
芸人として行き詰まり、やむなく最初の事故物件に住むこととなるヤマメ。
恐怖心はあるものの、それが大きな仕事になることがわかり二件目に。
何も撮れ高がないとあせり、素材としての心霊現象を求めるように。
3件目で命の危機に陥りながらも、"事故物件住みます芸人"としての立場を確立。
中井や梓の制止も聞かず、全国区に進出し上京、4件目へ。
そんなヤマメの、恐怖と立身の危ない橋渡が共感できて、とても面白い。
それぞれの事故物件は、タニシさんが本に書いてきた事故物件がモデルとなっているので、原作を読んでいると部屋の描写に「あー、あれかぁ」と納得できます。
それに伴って演出されるホラー描写も、タニシさんもヤマメ同様にこんなことに遭遇したのかもしれないというifを楽しめました。
もう一つの見どころは、やはり多数の松竹を中心とした芸人の出演、特に「おちゅーんLIVE!」メンバーが登場すること。
やはり華井二等兵さんが画的に目立つ(w
まあ、私としては、やはり"ちく☆たむ"の出演が劇場に足を運ぶきっかけ。
体よくホイホイされたわけです(w
……しかし、出演シーンを見逃すという体たらく。
パンフレットの小さな写真で発見し、「ここだったのか…」と臍を噛む次第。
こりゃ、円盤買わなきゃダメか?
重要なネタバレは一切しませんでしたが、最後に一つだけ。
最強キャラは高田純次。