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「ネバダ決死隊」
原題:HANGMAN'S KNOT
1952年 アメリカ 81分
■監督:
ロイ・ハギンズ
■出演:
ランドルフ・スコット
リー・マーヴィン
ドナ・リード
クロード・ジャーマン・Jr
リチャード・デニング
ジャネット・ノーラン
グレン・ランガン
●あらすじ
ランドルフ・スコットが南軍少佐を演じた西部劇。
南軍の少佐・マットは部下と共に北軍の一隊を襲い、銃撃戦の末金塊を手に入れるが、
南北戦争は既に終結しており…。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
昔と言わずハリウッド西部劇で、主人公が南軍側なのって珍しい気がする。
今まであったかなあと言うくらいのレベルで記憶にない。
まあ南北戦争は北軍が勝利したから、北軍が正義の主人公、正義の騎士みたいに描写されることが多く
ハリウッドはそんなのばっかりやってるイメージ。
一方敗れた南軍側は、戦争後は悪党になって悪いことをする悪役のイメージ。
ゆえにイタリア産のマカロニ・ウエスタンでは逆にほとんどが南軍側。
こちらもマカロニで北軍が主人公の話は観た記憶がないかなあ?
そんな珍しい逆転現象を起こしている本作。
不可抗力とは言え悪いことをしてしまった南軍兵士だが、その中の主人公が従来の北軍イメージなのがハリウッドらしい。
短い上映時間で襲撃、逃走、立て籠もり、内部分裂など色々な事件が起こり飽きさせない作り。
小屋に立て籠もった中で人質にした人たちとの人間模様も捻りがあり面白い。
マカロニと似たような内容ではあるが、細部をきちんと描いている点が雲泥の差だなと感じた。
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