レレレへの道

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「服部半蔵 影の軍団」第2話 闇に潜む牝豹

2022年12月02日 19時08分06秒 | スペクタル/史劇/時代劇

「服部半蔵 影の軍団」第2話 闇に潜む牝豹
1980年 日本 54分
■監督:
 黒田義之
■出演:
 千葉真一
 火野正平
 西郷輝彦
 三林京子
 樹木希林
 倉田保昭

●あらすじ
四代将軍家綱の治世、かつては徳川家に仕えた伊賀の忍者衆であったが、
二代目服部半蔵の代に服部家は改易・取り潰しとなり、甲賀衆が幕府の隠密として活躍していた。
伊賀忍者たちは在野に散り、服部家再興を願いながら己の身分を隠し生き永らえていた。
伊賀忍者衆の頭領・三代目服部半蔵は湯屋の主人として市井に紛れながら、
江戸に散らばる伊賀者を組織した“影の軍団”と共に、伊賀衆を根絶やしにせんとする甲賀衆を迎え撃ち、
時に幕府の権力争いや陰謀に巻き込まれながら決して歴史の表には出ない、闇の戦いを繰り広げてゆく――。
1980年にテレビ放送がスタートした本作は、市井にまぎれ苦境に耐える忍たちの暗躍の物語で圧倒的人気を博した。
当時人気絶頂のアクションスター千葉真一が率いていたJACによる激しい殺陣やかつてないアクションシーン、
西郷輝彦、火野正平、樹木希林、山村聰、成田三樹夫といった豪華な共演陣、
さらに京都撮影所の時代劇撮影に長けたスタッフ・監督らによる見応えのある重厚感溢れるドラマは
今なお熱狂的人気を誇る。
(東映ビデオより)

★感想など
本作は倉田さんが自著である「香港アクションスター交友録」の中で触れていた時から、前から観たいと思っていたんだよね。
「香港アクションスター交友録」は倉田さんが自分と香港の俳優との思い出を一人一人語った素晴らしい本で
語っている相手も香港功夫映画のスターはほぼ網羅しているくらいなのだが、その中で千葉真一について時に
出てきた作品が本作なのだ。
まず二人は東映映画「直撃! 地獄拳」で共演するも闘うシーンはなし。
この時スチール写真を撮る時も二人はツッパリあってうまく撮れなかったらしい。
倉田さんによると最初から東映に呼ばれた時から二人を絡ませようとしなかったらしく、
その後も志穂美悦子主演の映画で共演するが、なんと二人がおなじ画面に映る事は無い共演作となっていたりした!
そんな事が続いたあと、ついに二人が対決する時が来た!
それが本作の第2話「闇に潜む牝豹」であった。
二人は幼馴染ながらも最後は一対一で闘うと言う設定で、倉田さんによると最後の闘いは保津川の河原で行われ
まるでボクシングの試合のようにお互いの弟子たちが取り囲み、
それを他の俳優たちがまるで観客のように注視しながらの撮影だったらしい。
2006年の「マスター・オブ・サンダー 決戦!! 封魔龍虎伝」の時よりも圧倒的に若い二人の闘いは迫力満点!
これだけで観る価値は多いにあるのだが、それ以外にも本作は魅力満載だ!
まず共演陣に成田三樹夫、金子信雄。ナレーターが小池朝雄と、正に「仁義なき戦い」!
OP曲はスペクトラムと言って、あのスタン・ハンセンの入場曲である「SUNRISE」を演奏していたバンド!
「SUNRISE」は私も長年携帯の着メロにしています。
それ以外にも服部半蔵が昼の顔の時のキャラクターは湯屋の主人なので、毎回沢山のおっぱいが出てくるというサービス精神も満載!
やっぱこの頃の時代劇ってたまに観ると、抜群に面白いよね!

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