レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

少林寺列伝

2011年06月08日 23時18分10秒 | 功夫/空手/武侠片

「少林寺列伝」
原題:少林寺/SHAOLIN TEMPLE
1976年 香港 116分
■監督:
 張徹(チャン・チェ)
■出演:
 傅聲(アレクサンダー・フー・シェン)
 戚冠軍(チー・クワンチュン)
 姜大衛(デビッド・チャン)
 狄龍(ティ・ロン)
 山茅(サン・マオ)
 劉永(トニー・リューイン)
 岳華(ユエ・ホア)
 谷峯(クー・フェン)
 王青(ワン・チン)

●あらすじ
清の時代。少林寺の門前に座り込んだ3人の若者たち、方世玉、洪煕官、胡恵乾が、入門を許される。
彼らは辛い修行を乗り越え、秘伝の武術を学んでいくが…。
(洋画★シネフィル・イマジカより)

★感想など
少林寺焼き討ち事件を扱った、オールスター超大作。
顔ぶれは正に当時のショウブラ・オールスターと言ってよい面々。
少林寺セットの豪華さと併せて、非常にゴージャス感満載である。
少林寺映画に必要な要素は全て入っているといっても過言ではない作りであり
辛い修行シーン~最後に修行が生きてくる結果とか、木人の登場とか、正に少林寺映画の決定版!
上映時間が二時間近くあるが、ラスト25分近くに渡って延々と功夫シーンが続くのも凄い。
とにかく、全功夫映画ファン必見の作品と言えるのは間違いないであろう!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三人の名付親

2011年06月07日 00時44分31秒 | 西部劇

「三人の名付親」
原題:3 GODFATHERS
1948年 米 107分
■監督:
 ジョン・フォード
■出演:
 ジョン・ウェイン
 ペドロ・アルメンダリス
 ハリー・ケリー・Jr
 ジェーン・ダーウェル
 ベン・ジョンソン

●あらすじ
アリゾナ町ウェルカムで銀行強盗を働き、追われる身となった三人の無法者は砂漠へと逃げる。
その逃亡中、瀕死の母親から赤ん坊を託され、
名付親となった三人は戸惑いながらも世話をすることに。
しかし三人を追う身であり、赤ん坊の母親の叔父である保安官は姪が三人に殺されたと思い込み、
執拗に三人を追跡する。
赤ん坊を抱えたまま、三人は窮地に追いつめられて行く。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
これは中々面白かった!
ジョン・ウェインの映画でそう思ったのは初めてかも知れない。
冒頭、街での軽快なシーンから、水を求めてさ迷う前半部。
赤ん坊と出会い、右往左往する三人がコミカルな中盤戦。
聖書と絡めてスペクタル的要素も持たせる後半部と、いくつもの作り方が混在したドラマである。
主役に扮した三人がキャラクターがそれぞれ違っているのが良く、観ていて飽きない。
ジョン・ウェインの無骨さも、無垢な赤ん坊との対比によって魅力的に描かれている。
西部劇なのにドンパチのシーンは一つもないが、ドラマ部分で盛り上げる一品。
ラストのハートウォーミングな終わり方もしみじみしていて良かった。
誰にでも進められる傑作と言うわけではないが、ドラマ好きな人にはいいかも。
これぞ正に佳作と言える作品だろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

帰って来たガンマン

2011年06月04日 23時25分07秒 | 西部劇

「帰って来たガンマン」
原題:UN FIUME DI DOLLARI/THE HILLS RUN RED
1966年 伊 90分
■監督:
 リー・W・ビーヴァー(カルロ・リッツァーニ)
■出演:
 トーマス・ハンター
 ヘンリー・シルヴァ
 ダン・デュリエ
 ナンド・ガツォーロ
 ニコレッタ・マキャヴェリ

●あらすじ
南北戦争が終了したとき、南軍の軍資金を強奪した二人の男がいた。
彼らはクジ引きでどちらかが囮になることを決め、一人が騎兵隊に捕まった。
数年後、刑期を終えた男が故郷に帰ったとき、かつての相棒が金を独り占めし、男の妻を殺害していたことを知る。
男の復讐劇が始まった……。
ディノ・デ・ラウレンティス製作によるイタリア製西部劇。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
出演者に馴染みが無い作品。
しかしスタッフ側は知っている。
製作総指揮がディノ・デ・ラウレンティスに、音楽はエンニオ・モリコーネと。
音楽がエンニオ・モリコーネの作品って非常に多いんだが、当時彼は一体どれくらい仕事してたんだろうか?
ストーリーはオーソドックスの極みで、内容も正にタイトル通り「帰って来たガンマン」
最初は裏切った友への復讐譚として進むのかと思いきや、仇役の腹心の部下ヘンリー・シルヴァが登場するや
どんどん彼への比重が重くなっていき、一体誰がラスボスなのか分からない展開になってしまう。
実際ヘンリー・シルヴァはかなり魅力的な悪役である。
と言ってもF・サンチョみたいにボスとしての風格は無く、どちらかと言うと姑息な何番手辺りがぴったりなやつ。
実際彼を見ていて、「仁義なき戦い 頂上作戦」の河田だっけ?
彼を物凄く思い出した。(顔と言うか演技の仕方が似ている)
ヒロシぃ、もうお前に出番はまわってこんど~!
主人公のトーマス・ハンターは無駄に叫ぶシーンが多く、主役がはれるような柄ではないが
ヘンリー・シルヴァ目当てで観る価値はあるかも知れない作品だ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

グロリア

2011年06月04日 00時39分31秒 | ドラマ

「グロリア」
原題:GLORIA
1980年 米 121分
■監督:
 ジョン・カサヴェテス
■出演:
 ジーナ・ローランズ
 ジョン・アダムス
 バック・ヘンリー
 ジュリー・カーメン

●あらすじ
マフィアの重大な秘密を売ろうとして惨殺された一家から男の子フィルを助けた中年女グロリア。
しかし問題の秘密はフィルが持ち出していたことを知ったマフィアは少年をかくまったグロリアをも狙い始める。
子供嫌いなグロリアは生意気なフィルを見捨てようとするが、
次第に母性本能が芽生え必死になってニューヨークを逃げまわるが……。
リュック・ベッソン監督作「レオン」の原形とも思えるハード・ボイルド映画。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
巷では随分評価の高い作品。
TSUTAYAに行っても、オススメ・コーナーみたいな所にドル三部作と並んで本作があったりするし。
とある書籍には、本作を未見の人は人生の貴重な二時間を損している! とまで書いてあった程。
そこまで言われちゃあと、大いなる期待を持って見てみたが結果は大惨敗。
本作を見ないと二時間損するどころか、本作を観たことによって
人生の貴重な二時間を損した気分だよ!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

真昼の死闘

2011年06月01日 00時50分43秒 | 西部劇

「真昼の死闘」
原題:TWO MULES FOR SISTER SARA
1970年 米 105分
■監督:
 ドン・シーゲル
■出演:
 シャーリー・マクレーン
 クリント・イーストウッド
 マノロ・ファブレガス
 アルベルト・モリン

●あらすじ
流れ者のホーガンは、三人の男に乱暴されそうになっている尼僧サラを助けた。
メキシコの革命騒ぎを利用して大金を稼ごうとしていたホーガンは、
フランス軍に追われているサラと共に、革命派のもとへやってくる。
そしてフランス軍の輸送列車を襲撃する計画を請け負うが……。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
本作で最初にクレジットされるのは、イーストウッドではなくシャーリー・マクレーンである。
そのせいか全裸になったり、高い所に登ったりと大活躍である。
イーストウッドは金と女にしか興味がない、珍しい役柄。
特にシャーリー・マクレーンに愛の告白をする所なんて、イーストウッド映画ではめったにお目に掛かれないのではなかろうか。
映画としても、前半はシャーリー・マクレーン演じる尼僧のキャラで引っ張る。
開始早々に、尼姿で隠れてタバコを吸うシーンから、一体この人の正体は? 的な興味で前半を引っ張る。
後半は一転「夕陽のギャングたち」的様相を示し、クライマックスの大爆破シーンの迫力は物凄いものがある。
全体的に傑作ではなく佳作といった所だが、ファンなら観ても損はないと思う。
ただ「真昼の死闘」と言う邦題の割には
ラストの死闘は夜なんだよね!
何でこんな邦題にしたんだろうか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする