初めて自分のパソコンを買ったのは1997年2月15日で、
富士通のFMVの当時最新機種の冬モデルを購入した。
本当は一つ前の型を安く買おうと思っていしたのだが、
既に売り切れていて、ちょうどボーナス商戦も終わったタイミングだったので、
店頭の表示価格より少し値引きして貰った記憶がある。
OSはWindows95で、Windows3.1よりはフリーズする機会が減ったらしいが、
それでもフリーズして再起動することが日常茶飯事だった。
当時、宝島から「動け!パソコン」などという雑誌も出ていて、
電源を入れてから落とすまで一度もフリーズしないというのは至難の業だった。
それまではワープロ専用機を使っていたのだが、
ネット環境やホームページ作成ソフトの向上で、
個人でのホームページ作成が現実のものとなってきたことを知り、
それまでためていた輸入ビールの試飲の感想をまとめたページを造ろうと決心して、
一念発起してパソコンを購入、独学で勉強していった。
その当時は個人でパソコンを持っている人は珍しく、
当然会社にも汎用型のパソコンというものも存在していない。
仕事専用のコンピュータはあったものの、マニュアル通りの使い方しかしていなかったし、
パソコンを誰かに教えて貰える環境は存在していなかった。
そこで初心者向けのパソコン雑誌を買いまくり、何とか使えるようにしていった。
そのため今でもIMEはワープロ専用機時代に習得したかな漢字変換に設定していて、
会社でワードやエクセルを使う時にローマ字変換なので少し戸惑うことがある。
約1年かかって何とか自分のホームページも公開できるようになって、
それから何台かパソコンを買い換え、その都度OSもアップグレードし、
今では2011年7月に富士通のウェブサイトで購入したデスクトップを、
購入時のWindows7からWindows10にアップグレードして使っている。
また予備機としてノートパソコンも持っているが、
普段は全然使っておらず、OSもWindows7のままである。
ノートパソコンは入院の時に持ち込んだりするので今でも処分していない。
しばらくはパソコンを買い換えるつもりはないが、
それでも自宅にいる時は寝る時以外に電源を落としたことはないし、
会社から帰ってまず一番最初にやることはパソコンの電源を入れることで、
出掛ける時にも出発直前で電源を落とす。
ケータイをスマホに換えたので、ネットからの情報は100%パソコンに頼ることはなくなったが、
それでも生活の中心にパソコンが存在することは間違いない。