3.降水確率50%の岡山と東京駅のもう一つの顔-旅の始まり
岡山への往復の新幹線と乗車券は7月1日土曜日に購入済みだが、
肝心の青春18きっぷを購入するのを忘れていて、
7月14日金曜日に近所の歯科医院に通院する途中で、
JR幕張駅の指定席券売機で購入する。
青春18きっぷの価格は11,850円で、指定席券売機でも購入できるようになった。
1週間前の天気予報では岡山の天気は晴天になっていたが、
前日になって日本気象協会のホームページを見たら、午後から降水確率50%になっていた。
梅雨前線が東北地方に停滞していて、それが遠因で土曜日に天気が崩れるらしい。
午後から水島臨海鉄道の三菱自工前から水島まで歩く予定なのだが、
予報だとちょうどそのタイミングで雨に降られることになる。
「とほほ・・・。」な気持ちのまま、当日の朝を迎えた。
JR幕張駅の上りの一番列車は04:40発のお茶の水行きである。
今回も「のぞみ1号」に乗るために一番列車に乗ることにする。
青春18きっぷの1回(人)のところに、
「ありがとうございます JR東日本 7.22 幕張駅」のスタンプを押して貰う。
この時間でもそこそこの乗客はいるもので、そのまま秋葉原まで行き、
京浜東北線南行に乗り換えて東京まで行く。
何時もは丸の内駅舎側に出るのだが、今日は新幹線改札口に直接は入れる八重洲口から出場する。
乗り換え時間は33分あるため、少し八重洲口の駅取材をする。
以前の八重洲口は大丸デパートが駅舎を兼ねていたが、
再開発により大丸デパートを横にずらし、低層の新設駅舎を設置した。
そうすることで空中権を近隣のビルに売却し、その資金で丸の内駅舎を戦前の形に復元したのだ。
そのため八重洲口駅舎は低層の帆を張った様なデザインとなり、
それまでの無機質な駅ビルとは全く様相を異にしている。
丸の内駅舎が明治時代からの歴史的要素を重視しているのに対し、
八重洲口は近未来的なデザインでこれからも東京駅が日本の中心であり続けることを誇示している。
十分に八重洲口の駅取材をして、東海道新幹線改札口から入場する。
ここからは青春18きっぷではなく、別途購入した新幹線のきっぷで岡山まで行く。
ホームに上がって駅弁を購入し、既に停車していた「のぞみ1号」に乗車する。