5.瀬戸蔵ミュージアムと夜の栄
吉良吉田で乗った弥富行きで金山まで行くつもりだったが、
途中の豊明で留置している電気機関車を見掛けて急遽途中下車することにした。
2両の小型電気機関車が3両のホッパ車を挟んで連結されている。
外はまだ小雨が降っていたが、駅取材と留置車両を強行取材する。
ここで充分取材してから金山に向かう。
金山は名鉄名古屋本線のほか、JR東海道本線と中央本線、
それと名古屋市営地下鉄名城線、名港線が接続している。
そのため駅舎は鉄道会社を冠するのではなく、「金山総合駅」の看板を掲げている。
名鉄とJRとは直接乗り換えられる中間改札が設置されていた。
間違って中間改札に「名鉄電車2DAYフリーきっぷ」を入れてしまう。
駅員が出てきて、出口を教えて貰った。
南口、北口を取材してから地下に降り、名古屋市営地下鉄名城線で栄まで行く。
栄の地下街から名鉄瀬戸線栄町に行き、栄線に乗り込む。
名鉄は日本で3番目の路線延長距離を誇っており、ほとんどが名古屋本線から繋がっているが、
瀬戸線だけは路線が独立していて、移動には地下鉄に乗らなければならない。
瀬戸線も明日の午前中に行く予定だったが、まだ時間が早いので前倒しで乗りつぶす。
終点の瀬戸尾張まで行き、徒歩約5分の距離にある「瀬戸蔵ミュージアム」に行く。
ここは瀬戸焼の文化を伝える施設として、観光施設「瀬戸蔵」の2階部分に設置されている。
瀬戸は瀬戸焼と呼ばれる焼き物で有名な窯元のある場所であり、
現在の名鉄瀬戸線はもともとこの瀬戸焼を輸送するために地元の実業などが出資し、
瀬戸自動鉄道の名で設立されたのが始まりである。
「瀬戸蔵ミュージアム」には瀬戸線で活躍したモ750形モ754のカットボディが展示されている。
これを取材したくてここまで来たのだ。
入場料500円で入場し、館内をゆっくりと見る。
瀬戸焼だけでなく、焼き物の歴史が分かるように有史からの焼き物の展示もあった。
尾張瀬戸まで戻って瀬戸線で栄町まで行く。
予定では「山本屋総本家」に行き、味噌煮込みうどんを喰うことになっていたが、
すっかり日も暮れていて地図をプリントアウトして持参したのだが場所が分からず、
先に「ホテルルートイン名古屋栄」にチェックインする。
荷物を置いて夜の栄の街を彷徨したが、
昼間のラーメンがいわゆる“二郎系”でかなりヘヴィーだったので、
今でもそれほど空腹というわけではなく、「CoCo壱番屋・中区東新町店」で、
フライドチキンカレー\648、オレンジジュース\103など喰う。
サークルK名古屋東新町店でビールやつまみなど買い、ホテルに戻って飲む。