林檎乃「とほほ・・・。」ブログ

林檎乃麗の「とほほ・・・。」な日常を綴っています。 

ウイークエンドパス発売開始

2010-03-29 | 鉄道・旅行
JR東日本では3月29日月曜日より「ウイークエンドパス」を発売した。
これは今まで発売されて、今月で廃止になった「土日きっぷ」をリニューアルしたものである。
土日きっぷとの最大の違いは新幹線を含む特急に乗車できる設定が無くなったこと。
つまり乗車できるのが普通列車に限定されることになる。
但し、別に特急料金を払えば運賃は有効になるという措置が執られていて、
勿論土日きっぷと比べると料金も安い。
土日きっぷは大人18,000円だったのに対し、ウイークエンドパスは大人8,500円である。
今までは指定席4回を含めて新幹線、特急が乗り放題だったため、
この差額を特急料金に充てれば代替えできると考えて良い。
今までは無理して特急に乗っていたこともあったが、
これからは効率的な旅ができるのとも云える。
ただ、気軽に特急に乗れなくなったのはやはり痛い。
今後はホリデーパスの拡大版と考え、効率よく計画を立てていこうと思う。
利用期間は4月3日土曜日から9月26日の日曜日までで、
ゴールデンウィークやお盆休みには利用できないようである。
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ホームページ更新

2010-03-28 | 更新情報
「林檎乃麗鉄道写真館ANNEX」を第282回更新しました。

駅名表示板コレクションに横川駅、西広島駅、南海高野線極楽橋駅を公開いたしました。
車両図鑑解説・私鉄編を加筆いたしました。

http://www16.tok2.com/home/reiringono/

「Station-駅から始まる物語」を第170回更新しました。

522.JR横須賀線北鎌倉駅を公開いたしました。

http://ringono.nengu.jp/

「林檎乃麗鉄道辞典」を第64回更新しました。

「林檎乃麗鉄道辞典」を更新いたしました。
「廃車&保留車 電車」を更新いたしました。

http://ringono.kt.fc2.com/
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ホームページ更新

2010-03-27 | 更新情報
「林檎乃麗鉄道写真館ANNEX」を第281回更新しました。

車両図鑑・JR編/近郊形電車に123系小野田線、
機関車にC57型蒸気機関車、DE10型ディーゼル機関車、
DE10型ディーゼル機関車、EF67型100番台電気機関車、
事業用車両に牽引車クモヤ145形を公開いたしました。
車両図鑑解説・私鉄編を加筆いたしました。

http://www16.tok2.com/home/reiringono/

「Station-駅から始まる物語」を第169回更新しました。

521.JR江差線木古内駅を公開いたしました。

http://ringono.nengu.jp/

「林檎乃麗鉄道辞典」を第63回更新しました。

「林檎乃麗鉄道辞典」を更新いたしました。
「廃車&保留車 貨車」を更新いたしました。

http://ringono.kt.fc2.com/

「あの風の様に」を第29回更新しました。

第7集を公開いたしました。

http://www.justmystage.com/home/ringono/
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ツーデーパスの旅 -補遺-

2010-03-25 | 鉄道・旅行
「ツーデーパスの旅 4.」で、
木更津駅で見かけた検測車を「East-I-E」と書いてしまったけれど、
「鉄道ファン5月号」で確認したらこれは「East i-D」だった。
この雑誌の記事によると20日土曜日に高崎から新小岩操を経由して木更津に来たようで、
22日と23日に非電化の久留里線と越中島貨物線を検測したようである。
いままで「East i-E」は何度か見たことがあるが、「East i-D」は初めてだった。
これが見られただけでも、木更津に行った甲斐があるというものである。
キハ30新塗色は空振りに終わったけれど、無駄足ではなかったということだ。

 「East i-E」はJR東日本勝田車両センター所属の交直流電車の検測車で、
 クモヤE491-1+モヤE490-1+クヤE490-1の3両編成。

 「East i-D」はJR東日本秋田車両センター所属の気動車の検測車で、
 キヤE193-1+キヤE192-1+キクヤE193-1の3両編成。

外見のデザインは非常によく似ているため、遠くからでは判別がつかなかったのだ。
まさか久留里線に検測に来ているのは思っても見なかった。
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ツーデーパスの旅 5.

2010-03-24 | 鉄道・旅行
5.調子に乗って銚子へ-14分の銚子電鉄取材

急に思い立って再び銚子に向かうことにした。
千葉駅に向かうとちょうど13:41の銚子行きの総武本線があり、それに乗車する。
千葉から銚子までは1時間58分である。
銚子についたのは既に15:39になっていた。
さすがに各駅停車での銚子行きは疲れる。
帰りは特急で帰ることにして、時間を確認すると16:38の「しおさい14号」がある。
1時間12分で千葉まで戻れる。
時間以上に255系の柔らかな椅子には助かる。
そこでこの特急で帰ることにして、取材を仲ノ町駅に限定する。
町史駅に着くと既に同じホームで乗り換えられる銚子電鉄のホームには、
1000形デハ1002が停車している。
以前銚子電鉄の全駅取材した時とは塗色が変更されている。
これに乗ってとなりの仲ノ町に行く。
ここは銚子電鉄の本社と車両基地も兼ねている。
車両基地は乗車券とは別に150円の入場料を払うことによって中に入って見学することができる。
しかし今回は時間がなかったため、外からの取材に限定した。
700形デハ701、桃太郎電鉄の車体広告の1000形デハ1001などを取材する。
仲ノ町に到着した時間は15:44で上り列車は15:58となっている。
つまり取材時間は14分しかなかったのだ。
この14分のために2時間弱をかけて銚子まで来たのだ。
しかしこれは後から「鉄道ファン4月号」を購入して価値のあるものだと分かった。
伊予鉄道から余剰車を購入したため、700形、800形が廃車になることになっていて、
1月23日にデハ702がさよなら運転したとの記事が載っていて、
デハ701、デハ801も近いうちに廃車になると書かれている。
ここで700形デハ701を取材できたのは良かった。
たぶんこの車両を取材できるのはこれが最後になるのだろう。
しかも帰りの列車には800形では801が充当されていて、これに乗車した。
本当はこの後の列車でも間に合うのだが、
デハ801をちゃんと取材するためにこれに乗って銚子まで戻る。
更にこの列車には「LUST RUN デハ801 銚子電鉄」というステッカーが貼られている。
この車両も近いうちにさよなら運転をして廃車となってしまうだろう。
やはり無茶苦茶だったが、銚子まで来て良かった。
このあといったん改札を出てB自由席特急券900円を券売機で購入し、
会社の人に頼まれていたお土産のぬれせんべいを購入して入場する。



「しおさい14号」には255系が充当されていた。



停車駅は旭、八日市場、横芝、成東、八街、佐倉と停まり、
佐倉からはノンストップで千葉まで行く。
千葉から総武緩行線で帰る。
これで2日目のツーデーパスの旅は終わった。

 -行動記録-

2月20日(土)-富士急行の旅

06:00幕張-総武緩行線・下り506C(9)-06:09千葉[13]
06:22千葉※-総武快速線・上り632F(38)-07:00東京[20]
07:20東京※-中央快速線・下り775T(58)-08:18高尾[2]
08:20高尾-中央本線・下り529M(37)-08:57大月[5]
09:02大月※-富士急行線・下り11(53)-09:55富士吉田[41]
10:15富士吉田-快速「ホリデー快速河口湖1号」(3)-10:18富士急ハイランド[25]
10:43富士急ハイランド-富士急行・上り4536M(4)-10:47富士吉田[4]
10:51富士吉田-富士急行・下り73(5)-10:56河口湖[1:12]
12:08河口湖※-富士登山電車4号(60)-13:08大月[18]
13:26-36大月-中央本線・下り543M(24)-14:00勝沼ぶどう郷[37]
14:37勝沼ぶどう郷駅-中央本線・下り545M(33)-15:10竜王[7]
15:17竜王-中央本線・上り552M(46)-17:03高尾[5]
17:08高尾※-中央快速線・上り1742T(6)-17:14八王子[11]
17:25八王子-中央快速線・上り11728T(48)-18:13中野[42]
18:55中野-中央快速線・下り1865T(11)-19:06三鷹[10]
19:16三鷹※-中央・総武緩行線・東行1920C(77/1:17)-20:34幕張

2月21日(日)-房総横断の旅

06:36幕張-総武緩行線・下り678B(10)-06:46千葉[11]
06:57千葉※-内房線・下り135M(39)-07:36木更津[30]
08:06木更津-内房線144M(28)-08:34五井[48]
09:22五井※-小湊鐵道・下り7A(69/1:09)-10:31上総中野[12]
10:43上総中野※-いすみ鉄道・上り14D(52)-11:35大原[8]
11:43大原-外房線・上り262M(17)-12:48千葉[37]
13:41千葉※-総武本線・下り355M(118/1:58)-15:39銚子[4]
15:42銚子※-銚子電鉄・下り55(2)-15:44仲ノ町[14]
15:58仲ノ町-銚子電鉄・上り56(2)-16:00銚子[38]
16:38銚子※-特急「しおさい14号」(72/1:12)-17:55千葉[11]
18:06千葉※-総武緩行線・上り1879B(10)-18:16幕張
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ツーデーパスの旅 4.

2010-03-23 | 鉄道・旅行
4.房総横断の旅-小湊鐵道の機関車と二つの気動車

ツーデーパスの旅、二日目は房総半島横断の旅に出掛ける。
房総半島の鉄道は主にJR東日本の外房線、内房線があるが、
そのほかにも小湊鐵道が五井から上総中野まで、
いすみ鉄道が大原から上総中野まで、
そしてJR東日本久留里線が木更津から上総亀山までを結んでいる。
小湊鐵道は中小私鉄、いすみ鉄道は第三セクターで、
この二つの鉄道が上総中野で接続している。
しかしもともとは小湊鐵道は社名通り、五井から上総小湊まで計画された鉄道であり、
またいすみ鉄道に転換された国鉄木原線は久留里線と接続する予定だった。
久留里線が上総中野まで延伸した際には木原線に編入し、
木更津から大原までが木原線となる予定だったのである。
“木原線”は「木更津から大原まで」という意味で名付けられたのである。
上総中野は木原線と小湊鐵道が交差する予定だったが、
奇しくも両路線が上総中野で中断されたため、
上総中野で二つの鉄道が接続する形となった。
今回は小湊鐵道、いすみ鉄道を乗り継いで房総半島絵を横断してみた。
この二つの鉄道はいすみ鉄道の2008年に開業した新駅城見ヶ丘を除いて全駅取材済みであるが、
全てクルマで回ったため、実際に乗ったことはなかった。
今回はちょうど良い機会なので、駅取材はなしに乗りつぶしに挑戦することにした。

06:36幕張発の総武緩行線で千葉に出て、113系内房線でまず木更津まで行く。
木更津駅の車庫には検測車「East-I-E」が停まっていた。
ここで国鉄時代の塗色が復活した久留里線キハ30形を取材しようと思った。
しかし3両とも今日は運用についておらず、取材できなかった。
木更津駅東口の「木更津そば店」でかき揚げうどん420円を喰い、
08:06の上り電車で五井まで戻る。
この列車には209系2100番台が充当されていた。
五井駅での乗り換え時間は48分。
ここで09:22五井駅始発の小湊鐵道下り7A列車に乗り込む。
この列車が終点上総中野行きの五井駅始発列車でもある。
この48分の乗り換え時間の間に小湊鉄道の車両基地に行き、
9:00a.m.から車両基地内に静態保存されている蒸気機関車を取材する。
敷地内のために原則的には立ち入り禁止だが、
見学可能時間内であれば、事務所に許可を得て立ち入ることができる。
五井駅は既に取材済みのため、ここで保存機関車の取材をする。
あくまでも機関車のみの取材で、車庫内の立ち入りはできない。
保存機関車は3両である。



保存機関車には以下のような解説が書かれていた。

 千葉県指定文化財

   小湊鉄道蒸気機関車 3輛

          所在地 市原市五井1472番地
          指定 昭和55年2月22日

   六輪連結十輪タンク機関車(1924年製) 2輛
   四輪連結十輪タンク機関車(1894年製) 1輛

  小湊鉄道株式会社は、大正6年(1917)に設立され、
 五井~上総中野間39.1kmの鉄道路線を有している。
  現在、同社には3輛の蒸気機関車が保存されており、
 本県に置ける鉄道交通史上意義が深く、
 かつ学術的価値も高いものとして評価されている。
  3輛のうち2輛は、六輪連結十輪タンク機関車で、
 大正13年(1924)に同社が翌年の開業に向けて、
 アメリカから輸入したもので、
 ボールドウィーン機関車会社が1924年に製造した57776号、57777号であり、
 昭和31年(1956)まで同社で活躍した機関車である。
 ともに重量(空車状態)は30.1トン、全長約9.8メートル、最大出力712馬力である。
  残り1輛の四輪連結十輪タンク機関車は、
 イギリスのベイヤーピーコック社が明治27年(1894)に製造したものを、
 当時の日本鉄道が輸入し、宇都宮機関区、千葉駅構内等で使用した後、
 同社が昭和21年(1946)に当時の国鉄から払い下げを受け、
 昭和25年まで使用していた。
 重量(空車状態)は36.3トン、全長約11.3メートル、最大出力550馬力である。
  なお、五井~上総中野間の運転に要した時間は概ね2時間で、
 一往復の石炭消費量は約2トンであった。

   平成4年3月30日
               市原市教育委員会

ここで十分保存機関車の取材をして、帰る時に事務所によってお礼を云う。
ここからがいよいよ房総横断の旅である。
09:22五井駅発の小湊鉄道は1両のみの運行で、1時間9分で終点上総中野に到着する。
途中の駅は全て取材済みだが、
車両の中から見るのは初めてで、それなりに楽しむことができた。
終点の上総中野では12分の待ち合わせでいすみ鉄道と接続する。
基本的にあまり接続の良くないイメージの二つの鉄道だが、
初電に限っては接続が取られているようである。



いすみ鉄道に乗り換え、52分の旅で大原まで行く。
二つの鉄道を乗り継ぐ旅は、フリー切符の発売などもあって意外と満席に近い状態だった。
予定ではここから上総一ノ宮で駅取材し、
大網から東金線で成東まで出て、総武本線で銚子まで行き、
銚子電鉄で車両取材するつもりだったが、
11:43に大原で乗った電車の中で爆睡し、気が付いたら終点の千葉だった。
明日から仕事ということもあって、
今回のツーデーパスの旅はこれで終了しようと思った。
とりあえず千葉駅を出て「せいべい」で味噌ラーメンを喰う。
しかラーメンを喰いながら考えたのだが、
このまま家に帰るのももったいない。
やはり時間は足りないかも知れないが、どうしても銚子電鉄の車両取材がしたくなった。
これは直感的意志決定である。
しかしこの判断は非常に正しいものとなった。
それはこの日の帰りに千葉駅で購入した雑誌「鉄道ファン4月号」で確認されることとなった。
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ホームページ更新

2010-03-21 | 更新情報
「林檎乃麗鉄道写真館ANNEX」を第279回更新しました。

駅名表示板コレクションに広島電鉄市内線十日町電停、
広島電鉄市内線八丁堀電停、
広島電鉄市内線白島電停を公開いたしました。
車両図鑑解説・私鉄編を加筆いたしました。

http://www16.tok2.com/home/reiringono/

「Station-駅から始まる物語」を第167回更新しました。

519.JR江差線上磯駅を公開いたしました。

http://ringono.nengu.jp/

「林檎乃麗鉄道辞典」を第61回更新しました。

「林檎乃麗鉄道辞典」を更新いたしました。
「廃車&保留車 電車」を更新いたしました。

http://ringono.kt.fc2.com/
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ホームページ更新

2010-03-20 | 更新情報
「林檎乃麗鉄道写真館ANNEX」を第278回更新しました。

車両図鑑・JR編/通勤形電車に201系「四季彩」リニューアル、
205系3000番台八高線、209系3000番台八高線、
車両図鑑・私鉄編/大手私鉄の京王電鉄に1000系1001編成井の頭線、
1000系1005編成井の頭線、1000系1010編成井の頭線、
1000系1013編成井の頭線、1000系1014編成井の頭線、
1000系20番台1021編成井の頭線、
1000系20番台1027編成井の頭線を公開いたしました。

http://www16.tok2.com/home/reiringono/

「Station-駅から始まる物語」を第166回更新しました。

518.JR函館本線函館駅を公開いたしました。

http://ringono.nengu.jp/

「林檎乃麗鉄道辞典」を第60回更新しました。

「林檎乃麗鉄道辞典」を更新いたしました。
「廃車&保留車 貨車」を更新いたしました。

http://ringono.kt.fc2.com/
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富士急行河口湖駅の“吉田うどん”

2010-03-18 | 飲食店
ツーデーパス1日目で行った河口湖駅で初めて吉田うどんを喰った。
河口湖駅に併設されている「Gateway Fujiyama」で昼食として喰ったのだが、
コシのある麺と独特のつゆが特徴的。
野菜と金平御坊がトッピングされている。
つゆは醤油と味噌を合わせて作られているようであり、
一般的なうどんよりも“ほうとう”に近いかも知れない。
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ツーデーパスの旅 3.

2010-03-17 | 鉄道・旅行
3.「富士登山電車」と勝沼ぶどう郷のEF64

富士急行の「富士登山電車」は2両編成の1205編成が使用される。
1205は「青富士」と呼ばれ、自由席車両であり、
1305は「赤富士」と呼ばれ、着席券が必要となる指定席車両である。
デザインはJR九州や和歌山電鐵のいちご電車、おもちゃ電車などで有名な水戸岡鋭治氏で、
外観は河口湖駅前に静態保存されている「モ1号」を意識した塗色を採用、
車内のレイアウトやデザインも水戸岡さんらしい、
木の温もりを大切にした曲線を多用したデザインとなっている。



いちご電車やおもちゃ電車を連想する人も多いだろう。
12:08に河口湖を出発した「富士登山電車4号」は60分で大月に到着する。
「赤富士」ではアテンダントが同乗し、コーヒーのサービスや車窓の案内などをしている。
大月に到着してここで中央本線下り列車を待つ。
大月駅は岩見城跡の最寄り駅であり、ホームにはその案内板が書かれている。

  岩殿城跡(武田24将岩殿城主 小山田左兵衛尉信茂の里)

  名城岩殿本城跡は戦国時代の幕あけのころ、
 大永七年(一五二七)郡内領守護小山田越中守信有により築城され標高六三七m。
 宝珠形にそそり立つ岩城の山頂部に戦国期の遺構が集中している。
 最高部の展望台には、「本丸」、「のろし台」、「二の丸」、「三の丸」、
 その下に「蔵屋敷」や一,〇〇〇m2mもある「馬場」
 更に炊事に用いた「亀が池」又人馬の水浴用とした「馬冷やし池」などがある。
 この本城の守りとして西方城門には自然の巨岩を切り開いて造った堅固な「揚城戸」や
 東方には七〇mに及ぶ「から堀」大岩窟をそのまま城塞とした「七社洞窟」「新宮出丸」などがある。
 そのほか隣国領を遠望できる「物見台」や「帯くるわ」「たて堀」「土塁」「脱出路」など
 関東一を誇るこの名城の史跡は、訪れる人々に遠き戦国の時代をしのばしてくれる。
 岩肌に茂る老松に渡る風の音も武将の哀史を伝えている。
 明治十二年の晩秋、乃木大将もこの古城に登り、英雄の歴史に思いをはせ、
 剣に仗り帳然として夕日を見ると万感せまる哀詩を残している。
 現在大月市街地を一望できる岩殿山にその詩碑が立てられている。

13:26に到着し、10分大月に停車する中央本線下りで勝沼ぶどう郷駅まで行く。
この駅は既に取材済みであるが、
EF64型18号機が静態保存されていることを知り、改めて取材することにした。
駅前には旧勝沼駅についての案内が書かれている。

  旧勝沼駅

 明治三十五年(一九〇二)七月六日笹子隧道が貫通し、
 翌明治三十六年六月十一日東京~甲府間の中央線が開通したが、
 最寄りの初鹿野駅までは急坂がつづくことから新駅の開設が切望され、
 明治四十年に勝沼町、菱山村が中心となり近隣の村にも呼びかけ寄付を募り、
 設置の請願が出され、明治四十四年七月より工事が始まり、
 大正二年(一九一三)四月八日に新駅の開業となった。
 新設された駅は、スイッチバック方式で、
 九二〇メートルに及ぶ引き込み線を備えた。
 現在でも一体は明治、大正時代に建設された施設の面影が随所に残されている。

  昭和六年四月-甲府駅以東電化される
  同年十月-直通線路開設される
  昭和三十五年-貨物停車がなくなる
  昭和四十五年-甲府以東複線化される
  昭和五十五年-現駅舎完成
  平成五年四月-勝沼ぶどう郷駅となる

                     勝沼駅 教育委員会

EF64型18号機は駅前甚六公園に静態保存されている。



保存機には甲州市によってと以下のような解説が書かれている。

 EF64形式の電気機関車は、昭和39年(1964)に
 旧日本国有鉄道が勾配線区用に開発した直流電気機関車です。
 昭和51年(1976)までに基本形(0番台)79両が製造されたのち、
 昭和55年(1980)~57年(1982)に大幅な設計変更を行った
 改良形(1000番台)が53両つくられました。
 後続機関車のEH200形の登場に伴い、
 平成15年(2003)年から順次廃車されています。
 18号機は昭和41年(1966)5月に製作され、
 主に貨物車を牽引して中央本線などを走りました。
 単線当時の中央本線を知る貴重な機関車です。
 その後、南武線、青梅線、篠ノ井線などで活躍した後、
 平成17年(2005)3月に現役を引退しました。
 甲州市では,大日影トンネルや深沢トンネルなどの鉄道遺産、
 駅前公園の整備にあわせてモニュメントとして平成18年(2006)11月に設置しました。
 鉄道がぶどうやワイン産業など地域の発展に果たした役割は計りしれないものがあります。
 勝沼駅を駆け抜けた往年の名機関車はそんな歴史を私たちに語りかけてくれます。

  電気機関車 EF6418

 ■EF6418の履歴
  形式8EF64
   ※EはELECTRIC(電気)の略、Fは動輪数6、64は形式を表します。
  番号/18
   ※同形式で18番目につくられた18号機を表します。
  製作所/東京芝浦電気株式会社
  新製年月/昭和41年(1966)5月18日
  移動歴/
   S41(1966)5.19 甲府機関区    東京鉄道管理局       新製到着
   S58(1983)3.17 立川機関区    東京西鉄道管理局      配置替
   S59(1984)2.1  八王子機関区   東京西鉄道管理局      配置替
   S61(1986)11.2 篠ノ井機関区   長野鉄道管理局       配置替
   S62(1987)4.1  篠ノ井機関区   日本貨物鉄道(株)関東支社 社名変更
   H7 (1995)4.1  篠ノ井鉄道総合部 日本貨物鉄道(株)関東支社 区名変更
   H16(2004)4.1  塩尻機関区    日本貨物鉄道(株)関東支社 区名変更
  用途廃止/平成17年(2005)3月30日
  走行距離/2,813,892.8km
   ※地球約70週分に相当
                     協力/日本貨物鉄道株式会社 関東支社

この静態保存機を取材し、更に奥まで行き、大日影トンネルまで行く。
ここは中央本線でかつて使われていたトンネル跡で、現在では遊歩道として整備されている。
全長は1367.80mあり、標準歩行時間は30分と書かれている。
行ってみたいが、往復60分はさすがに辛いし、予定も狂ってしまう。
入口から少し入っただけで撤収した。
ここにも案内板が設置され、以下のように書かれている。

 中央本線大日影トンネルは、
 明治36年(1903)から94年にわたって旅客や貨物の輸送を支えた。
 地域の近代化に貢献した貴重な鉄道遺産を後世に伝えていくため、
 遊歩道として再生されたトンネル内には、
 レンガ壁やレール、鉄道標識などが、使われた当時のまま保存されている。
 36か所ある待避所のうち16か所に
 大日影トンネルの歴史や見どころなどの説明プレートが付けられている。
 流通革命をもたらした鉄道の歴史とともに、
 レンガ造りの構造など明治の鉄道土木技術について理解を深めることができる。
 大日影トンネルは百年の歴史を越えて、多くのことを私たちに語りかけてくれる。

 【中央本線大日影トンネル】

 ○全長  1367.80m
 ○幅   3.57m~3.74m
 ○高さ  4.90m
 ○起工  明治30年(1897)
 ○貫通  明治35年(1902)
 ○開通  明治36年(1903)
 ○電化  昭和6年(1931)
 ○複線化 昭和43年(1968)下り線専用となる
 ○廃線  平成9年(1997)時間短縮等のため新トンネル建設に伴い閉鎖
 ○平成17年(2005)東日本旅客鉄道(株)の厚意により旧勝沼町に無償譲渡
 ○遊歩道化 平成19年(2007)国土交通省まちづくり交付金事業により整備

勝沼ぶどう郷駅まで戻り、予定通り14:37の下り電車で竜王まで行く。
ここは以前取材したが、新駅舎になったために再訪問した。
しかし新駅舎は完成したものの、駅前の整備が追いついておらず、
そのため駅舎をちゃんと取材できなかった。
予定ではここで40分の取材時間を取っていたが、
やってきた15:17の上り電車に飛び乗り帰ることにした。
高尾まで戻り、ここで接続した201系に飛び乗る。
正面には「201系、愛されて30年」というステッカーが貼られている。



本当はこれで中野まで出るつもりだったが、
八王子でEH200型17号機を見かけ、急遽下車してこれを取材する。
中央快速線で中野まで行き、「ハンバーグハウス」で夕食を喰ってから、各駅停車で帰る。
ツーデーパス1日目の旅はこれで終了した。
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ツーデーパスの旅 2.

2010-03-16 | 鉄道・旅行
2.富士急行の旅-モ1号と吉田うどんの河口湖

ツーデーパスの旅、一日目の2月20日土曜日は、
06:00の千葉行きに乗って千葉に行き、ここで快速に乗り換えて東京まで行く。
何時もなら千葉の「万葉軒」でカレーうどんを喰うところだが、
千葉駅が改装工事のため構内の店のほとんどが閉店しているので、
快速で東京まで行き、「大江戸そば」でかき揚げうどん360円を喰う。
予定通り、07:20東京発の中央特快で高尾まで行き、
ここで予定より早い08:20甲府行きに乗り換え、大月まで行く。
甲府行きはしなの色の115系だった。
大月で直ぐに富士急行の09:02発の1000系に乗り込む。
高尾も大月も直ぐの乗り換えのため、トイレに行く暇がなかった。
富士急行は富士登山の拠点である吉田と中央本線とを結ぶ鉄道で、
1926年9月に設立され現在の河口湖線を施設した富士山麓電気鉄道が始めである。
1900年9月に開業した都留馬車鉄道、
1903年1月に開業した富士馬車鉄道が大月と吉田間を馬車鉄道で結んでいたが、
途中乗り換えが不便で時間がかかることから1921年に合併して電化開業した。
合併して富士電気軌道を富士山麓電気鉄道が1928年にその路線を譲渡されて現在の形となり、
1960年5月に富士急行に社名を変更した。
大月から富士吉田は23.6kmで、ここでスイッチバックして3.0kmの河口湖線になる。
富士急行はリニア試乗会のために禾生まで乗ったことがあるが、
その先は初めての体験となる。
途中、元パノラマエクスプレスアルプスの165系をJR東日本から譲り受け、
フジサンのイラストを施した「フジサン特急」などともすれ違う。
09:55に富士吉田に到着してここで駅取材、
10:15のホリデー快速河口湖1号で隣の富士急ハイランドまで行く。
ホリデー快速河口湖1号にはしなの色の189系が充当されていた。
ここでは列車の都合でいったん富士吉田まで戻る。
それまでの間、外から富士急ハイランドの“ええじゃないか”などを取材する。



115系横須賀色で富士吉田まで戻り、直ぐにリバイバル塗色の1000系で河口湖まで行く。
この駅は以前から一度来たいと思っていたのだ。
ここの駅前には富士登山鉄道時代の電車「モ1号」が静態保存されている。
今回の訪問の一つの目的はこの車輌を取材することだったのである。



また、車輌の解説版には以下のように書かれ、また諸元や豆知識なども書かれている。

富士急行の前身である、「富士山麓鉄道」が1929年(昭和4年)の開業に際して新造した車両。
モ1号からモ5号まで5両が製作され、富士山に向かって走る日本有数の急勾配路線用として、
電気ブレーキや砂まき装置を装備するなど、急勾配対策を万全に施した、当時の最先端車両であった。
本展示車両は、富士急行創立60周年記念事業にて、
上田丸子電鉄(現・上田電鉄)に譲渡されていた車体を引き取り、整備、復元したものである。

  車輌諸元

 形式:モ1
 製造年:昭和4年(1929年)
 種別:半鋼製2軸ボギー制御電動客車(両運転台式)
 最大寸法(長×幅×高):15,240mm×2,725mm×4,092mm
 車体寸法(長×幅):14,426mm×2,600mm
 自重:34t
 定員:102人(座席50人)
 制御装置:電気電磁弁式直列総括制御(LH)
 制動装置:空気ブレーキ・電気ブレーキ・手ブレーキ
 電動機:93.25kw×4個
 歯車比:3.88

  モ1君の豆知識!

 僕が乗っているレールを見て。
 CARNEGIE 1897って書いてあるでしょ?
 これはCARNEGIEカーネギーっていう人が
 1897年(100年以上昔!!)に作ったレールだということをあらわしているんだ。
 カーネギーはアメリカの鉄鋼王だった人だよ。
 鉄鋼王が作ったレールに乗れるなんて最高さ。
 実は駅のホームの柱にも大昔のレールが使われているんだよ。

このあと河口湖を駅取材し、駅に併設されている「Gateway Fujiyama」で、
吉田うどん600円、ふじやまビール500円などを喰う。
基本的には鉄道取材で写真を撮りに来た時にはアルコールは厳禁としているのだが、
“ふじやまビール”という魅惑的なネーミングに、ついついオーダーしてしまった。
吉田うどんで腹を満たして、2000系「フジサン特急」や1000系「富士登山電車」の取材をして、
12:08河口湖発の富士登山電車4号で大月に向かう。
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ツーデーパスの旅 1.

2010-03-15 | 鉄道・旅行
1.復活のツーデーパス

JR東日本が発売している“お得なきっぷ”のひとつに「ツーデーパス」がある。
これはその名の通り、2日間有効のフリー切符で、
設定エリア内の快速を含む普通列車が乗り放題になるというもの。
去年夏に発売されたが、この春グレードアップして再登場した。
フリーエリアが会津若松・喜多方間、西若松・会津柳津間に拡大し、
また今回特筆なのはJR東日本以外に、
会津鉄道、いすみ鉄道、上田電鉄、鹿島臨海鉄道、小湊鉄道、しなの鉄道、
銚子電気鉄道、富士急行、北越急行の9社、
さらに東京湾フェリー、京浜急行バスまで利用可能となったこと。
これらの中小私鉄が利用可能になったということは、色々と利用価値はあると思う。
利用期間は2月6日土曜日から3月14日日曜日までの土日と、
一部学校の春休み期間や連休は毎日設定があるようである。
価格は大人が5,500円で、ホリデーパス2,600円から考えてもお得である。
しかもフリーエリア内なら新幹線を含む特急が特急料金のみで利用できる。
今回はこの切符を使って土日の0泊2日の日帰り旅行を企画したいと思う。
色々と検討した結果、以下のような計画を立てた。

 富士急行の旅/土曜日

06:00幕張-総武緩行線・下り506C(9)-06:09千葉[13]
06:22千葉※-総武快速線・上り632F(38)-07:00東京[20]
07:20東京※-中央快速線・下り775T(58)-08:18高尾[26]
08:44高尾※-中央本線・下り531M(42)-09:26大月[33]
09:59大月※-富士急行線・下り73(49)-10:48富士吉田[41]
11:29富士吉田-特急「フジサン特急1号」(2)-11:31富士急ハイランド[6]
11:37富士急ハイランド-富士登山電車1号(3)-11:40河口湖[28]
12:08河口湖※-富士登山電車4号(60)-13:08大月[18]
13:26-36大月-中央本線・下り543M(24)-14:00勝沼ぶどう郷[37]
14:37勝沼ぶどう郷駅-中央本線・下り545M(33)-15:10竜王[40]
15:50竜王-中央本線・上り544M(52)-17:42高尾[16]
17:58高尾※-中央快速線・上り1784T(30)-18:28三鷹[17]
18:45三鷹※-中央・総武緩行線・東行1822B(77/1:17)-20:02幕張

 房総横断の旅/日曜日

06:36幕張-総武緩行線・下り678B(10)-06:46千葉[31]
07:17千葉※-内房線137M(42)-07:59木更津[29]
 ※久留里線08:15-
08:28木更津-内房線146M(21)-08:49五井[33]
09:22五井※-小湊鐵道・下り7A(69/1:09)-10:31上総中野[12]
10:43上総中野※-いすみ鉄道・上り14D(52)-11:35大原[8]
11:43大原-外房線・上り262M(17)-12:00上総一ノ宮[37]
12:37上総一ノ宮※-外房線・上り266M(22)-12:59大網[22]
13:21大網-東金線・下り1647M(19)-13:40成東[2]
13:42成東-総武本線・下り351M(61/1:01)-14:43銚子[8]
14:51銚子-銚子電鉄・下り51(9)-15:00笠上黒生[25]
15:25笠上黒生-銚子電鉄・下り53(8)-15:33犬吠[10]
15:43犬吠-銚子電鉄・上り56(15)-15:58中ノ町[31]
16:29中ノ町-銚子電鉄・上り58(2)-16:31銚子[12]
16:43銚子※-総武本線・上り372M(1:49)-18:32千葉[10]
18:42千葉※-総武緩行線・上り1809B(10)-18:52幕張

計画段階では新幹線や特急は一切使わないこととし、
この切符のみでの計画を遂行することにした。
2月19日金曜日の会社の帰りに指定席券売機でこの切符を購入し、
翌日2月20日土曜日と21日日曜日に計画を実行した。
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ホームページ更新

2010-03-13 | 更新情報
「林檎乃麗鉄道写真館ANNEX」を第276回更新しました。

車両図鑑・JR編/特急に785系「すずらん」、789系1000番台「スーパーカムイ」、
気動車にキハ40形室蘭本線、
気動車急行特急にキハ183系「旭山動物園号」、キハ261系1000番台「スーパーとかち」、
車両図鑑・私鉄編/公営地下鉄の札幌市営地下鉄に3000形南北線、
8000形東西線を公開いたしました。

http://www16.tok2.com/home/reiringono/

「Station-駅から始まる物語」を第164回更新しました。

516.十和田観光電鉄三沢駅を公開いたしました。

http://ringono.nengu.jp/

「林檎乃麗鉄道辞典」を第58回更新しました。

「林檎乃麗鉄道辞典」を更新いたしました。
「廃車&保留車 貨車」を更新いたしました。

http://ringono.kt.fc2.com/
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「機動戦士ガンダムOO」-正式タイトル決定

2010-03-10 | テレビ・芸能界
以前からアナウンスされていた「機動戦士ガンダム・ダブルオー」の劇場版のタイトルが、
公式ホームページにより発表された。
劇場版タイトルは「劇場版 機動戦士ガンダムOO-A wakening of the Trailblazer-」。
ホームページによると“Trailblazer”とは「先駆者」という意味だということ。
公開は9月のようである。
今から楽しみである。
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2010-03-07 | 更新情報
「林檎乃麗鉄道辞典」を第57回更新しました。

「林檎乃麗鉄道辞典」を更新いたしました。
「廃車&保留車 貨車」を更新いたしました。

http://ringono.kt.fc2.com/
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