仕事納めは29日木曜日で、30日から正月休みになる。
そこで30日土曜日に千葉に買い物に行ったのだが、
その昼食に入ったのが「一蘭」である。
“一蘭”は博多に本店を持つ博多ラーメンの全国チェーン店で、
豚骨の味のキツい博多ラーメンを全国に広めた店舗の一つである。
ラーメンを食べることに集中できるように、隣との間に仕切りを作り、
ラーメンが提供されたあとはカウンターの中との間に暖簾が掛けられ、
店員の視線を気にしなくてもいいように工夫されている。
一人で入るのにはちょうどいい。
ラーメンはオーダー表があり、それを記入してからボタンで定員を呼び、
そのオーダー表に沿ってラーメンが作られる。
オーダーはラーメン790円と半熟塩ゆでたまご100円。
最初に半熟塩ゆでたまごが出てくる。
一蘭のゆで玉子はラーメンの中に入っているわけではなく、別皿に入って出される。
一般的なラーメン店ではゆで玉子は具の一つとなっているが、
一蘭では“口直し”と位置づけられている。
ゆで玉子には剥いた殻を入れる器と塩をつけるための器に殻付きのまま出される。
そこには“上手なカラのむき方”という紙がついてくる。
この紙の裏には“たまごの不思議な効果”というものが書かれている。
「ゆでたまご」を食べて口直しをしながら日本酒の利き酒をする方がいらっしゃいます。
利き酒師は他種類の微妙な味の違いを見極める味覚のプロの方です。
口の中に残っている今までの味を無にし、
次に口にする物の味を鮮烈にするためにここでは「ゆでたまご」が利用されています。
この不思議な効果のある「ゆでたまご」を最初にお口直しとして食べて頂ければ、
お客様の味覚をさらに研ぎ澄まし、次に食べるラーメンの味がより鮮烈に、
また奥深く味わって頂ける事と思われます。
ゆで玉子を食べながら待っていると、ラーメンが出てくる。
ラーメンはオーダー表があり、それに基づいて作られていて、
オーダー表には以下の項目がある。
味の濃さ/うす味 基本 こい味
こってり度/なし あっさり 基本 こってり 超こってり
にんにく/なし 少々 1/2片分 1片分
ねぎ/なし 白ねぎ 青ねぎ
チャーシュー/なし あり
秘伝のたれ/なし 1/2倍 基本 2倍 ( 倍)
麺のかたさ/超かた かため 基本 やわめ 超やわ
博多ラーメンというと麺を堅めにする傾向があり、“ハリガネ”などという超堅めが人気だが、
ここでは一般受けしやすいように柔らかい麺も用意されている。
個人的にはいつも味、こってり度、秘伝のたれ、麺のかたさは“基本”、
にんにくはなし、青ねぎ、チャーシューありを選択する。
ちょっと久しぶりに「一蘭」に来たが、やはりこのラーメンは美味い。