林檎乃「とほほ・・・。」ブログ

林檎乃麗の「とほほ・・・。」な日常を綴っています。 

お知らせ-社会復帰に関して

2009-09-30 | 日記
平素は「林檎乃『とほほ…。』ブログ」をはじめ、
林檎乃麗配信コンテンツをご愛顧頂きまして誠に有り難う御座います。
今年1月より悪性リンパ腫により抗癌剤治療及び長期療養して参りましたが、
明日、10月1日より会社に復職することになりました。
これまで多くのお見舞いやご心配を頂きましたが、
漸く社会復帰の第一歩が歩めることになりました。
この場をお借りして改めてお礼申し上げます。
これまでは原則として自宅療養中であったために平日のレスや巡回が可能でしたが、
これからは仕事復帰に伴いまして平日夜と休日しかネットすることが出来なくなります。
そのため、巡回の頻度が少なくなったり、レスが遅れたりすることになると思いますが、
ご了承頂けますよう宜しくお願い申し上げます。

Semisweet Apple Company 林檎乃麗
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遅れてきたBirthday Card-ねんきん定期便-

2009-09-29 | 日記
今日、「ねんきん定期便」が届いた。
舛添前厚労大臣が誕生月に全員に発送するといっていたので、
ずっと待っていたのだけれど全然来る気配がなく、
「もう9月が終わっちゃうじゃないか」と思っていたのだが、
漸く今日になって配達された。
“消えた年金問題”で発送されることになった「ねんきん定期便」が消えたのでは、
笑い話にもならないと思っていたところである。
結果的にはおいらの場合は年金は“消えて”いなかった。
今まで3つの会社を渡り歩いたことになるが、
会社の合併や転籍などが理由のため、
前後の会社の間で情報のやりとりがキチンとされているし、
その間に求職期間があったわけでもないから当然の結果と云えるだろう。
それにしても“ミスター年金”の長妻さんが新大臣になってから、
この“消えた年金問題”はどうなっていくのだろう。
野党として追及するのは簡単だが、実際それを担当大臣として処理していくのは一筋縄ではいかない。
それでもこの問題でも国民から民主党にかかる期待は大きいわけだから、
きちんと道筋を示して早急に処理に当たって貰いたい。
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千葉「かずさ牧場。」

2009-09-28 | 飲食店
今日、事務手続きなどで病院に行き、
その帰りに千葉まで戻って昼食に「かずさ牧場。」という店に入った。
ここは以前から気になっていた店で、
京成千葉中央駅の駅前ロータリーのすぐ近く、
「カレーハウスCoCo壱番屋」の2階にある和牛料理の店である。



表にはランチの看板が出ているので2階に上っていくと店が閉まっているということが、
今まで3回くらいあったのだが、今日はオープンしていた。
オーダーはカルビランチ850円。
カルビ焼肉にご飯、スープ、サラダ、キムチが付く。



久しぶりの焼肉だが、味は普通だったような気がする。
肉の量も多くないが、キムチでご飯は進んだ。
夜はもっといい肉を出しているのかも知れないが、
ランチは期待したほどでもなかった。
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ホームページ更新

2009-09-27 | 更新情報
「林檎乃麗鉄道写真館ANNEX」を第232回更新しました。

駅名表示板コレクションに小金井駅、泉佐野駅、尾崎駅を公開いたしました。

http://www16.tok2.com/home/reiringono/

「旅の徒然に」を第140回更新しました。

「駅弁コレクション」の九州エリアに「かに寿司弁当」の1データを公開いたしました。

http://ringono.web.fc2.com/
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北海道完乗の旅-まだ見ぬ鉄路を求めて 6

2009-09-27 | 鉄道・旅行
6.未来の新函館駅と函館市電-2日目

函館市電は函館市交通局が運営する路面電車で、
2系統が湯の川から函館どつく前、5系統が湯の川から谷地頭を結ぶ、
全区間10.9kmを有している。
路線は函館どつく前から函館駅前が本線、函館駅前から松風町が大森線、
松風町から湯の川が湯の川線、十字街から谷地頭が宝来・谷地線となっているが、
実際には本線、大森線、湯の川線が2系統として直通運転され、
湯の川から2系統の本線十字街から分岐して宝来・谷地線で谷地頭に至るのが5系統として運転される。
かつては6線、12系統の17.9kmを有していたが、
そのうち7kmの区間が廃止になり、現在2系統と5系統が残っている。
全区間が供用区間で線用路線はない。
全ての車両は駒場車庫前電停から発着し、湯の川、函館どつく前、谷地頭は折り返し運転だけで留置はない。
函館市電は既に何回か取材しているが、
大雪に見舞われたこともあって千代台、堀川町、昭和橋、千歳町、魚市場通の5電停が未取材だった。
今日は函館市電のこの5電停の取材と車両取材が目的である。
しかしその前にJRで渡島大野に行く。
これは当初計画していなかったが、結構前に急遽組み入れた。
渡島大野は函館本線5駅目、17.9kmの距離にある無人駅である。
北斗市に所在するが、駅前はそれほど栄えているというわけではなく、閑散としている。
しかしこの駅は北海道新幹線が開通した場合、新函館駅となる予定になっている。
そのため工事が始まる前に取材しておきたかった。
新青森も工事が始まる前に取材しようと思っていながら取材できなかったので、
渡島大野はこの機会にぜひ取材したいと思い、函館市電の取材時間を削ってこの駅に来た。



08:14函館始発の列車に乗り、08:42に渡島大野に着く。
この駅で降りたのは二人で、もう一人もこの旅行者でこの駅の写真だけ撮って函館に戻る列車に乗った。
駅舎側は住宅が建っていたが、反対側は田畑が広がる長閑な駅だった。
しかし新幹線駅にかける地元の期待も大きいようで、
駅近くの空き地には「新函館(仮称)駅 建設地」と書かれた看板が設置され、
畑の中には「夢へ出発!北海道新幹線 いよいよ実現へ!!」と書かれた看板が掲げられている。
青森駅と同様、函館駅も青函連絡船に直通できるように港近くに建設されているため、
同じ場所に新幹線駅を建設することは出来ない。
さすがに新幹線にスイッチバックさせるわけにはいかないのだ。
そのため市街地からは外れたこの場所が選ばれたのだろう。
北斗市が誘致したのかもしれない。
北海道新幹線は函館本線に平行するように建設される。
現在の特急や寝台列車は長万部から苫小牧経由で札幌にアクセスしているが、
新幹線は倶知安、小樽経由で建設される。
北海道新幹線は新青森で東北新幹線と直通するだろうから、
そうなると東京からの観光客の多くが北斗市にあるこの駅に降り立ち、
在来線に乗り換えて現在の函館駅に向かうことになる。
地元ではここに期待をかけているのだろう。
ただ、八戸駅を見てもそうだが、地元が期待しただけの経済効果があるのかどうかは分からない。
新幹線に合わせて直通列車が運転されるだろうから、
この駅で改札の外に出る客はそんなに多いとは思えない。
そんなことを考えながら09:11の上り列車を待ち、24分かけて函館に戻る。
函館駅の駅前広場にあるバスセンターで函館市電1日乗車券600円を購入し、
ここから函館市電の取材開始である。
まず未取材だった電停を取材し、そのあとトイレを借りるために十字街で下車して海岸方面へ。
ここははこだて明治館や金森赤レンガ倉庫など、
古い煉瓦造りの倉庫などを利用したショッピング街や飲食店などがあり、
函館情緒を愉しみながら買い物や食事が出来る。
海沿いを歩くと函館朝市があってその先がJR函館駅となる。
再び函館市電に戻って駒場車庫前に行ってここで車両取材する。
未取材だった9600形「らっくる号」や取材済みながら塗色変更された車両などを撮影する。



駒場車庫への出入りシーンや、運転手の交代時に系統表示のサボを交換するシーンなど取材した。
時間を忘れて楽しく取材したが、2:30p.m.過ぎに撤収する。
このあとJR函館駅に向かい、特急「北斗15号」の自由席に乗る。
本来は函館駅前で下車するべきだが、
一日乗車券が見当たらなくなり降りられなくなってしまった。
爆睡している間にシートに落ちてしまったのだ。
十字街で降りてそのまま歩いてJR函館駅まで行く。
このあと特急「北斗15号」で森まで行き、普通列車で函館に戻るのだ。

 ※この文章はgooブログ「林檎乃『とほほ・・・。』ブログ」と
  ぷらぷらレール「れいの日記」、同時公開です。
  ご了承下さい。
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ホームページ更新

2009-09-26 | 更新情報
「林檎乃麗鉄道写真館ANNEX」を第231回更新しました。

車両図鑑・私鉄編/東京地下鉄の営団地下鉄・東京メトロに03系日比谷線、
都営地下鉄に12-000形大江戸線、
大手私鉄の東武鉄道に20070系伊勢崎線、東急電鉄に1000系東横線、5050系東横線、
中小私鉄の新京成電鉄にN800形新京成線、
第三セクターの横浜高速鉄道にY500系みなとみらい線を公開いたしました。

http://www16.tok2.com/home/reiringono/

「旅の徒然に」を第139回更新しました。

「駅弁コレクション」の特別付録空弁に「帆立ごはん弁当」の1データを公開いたしました。

http://ringono.web.fc2.com/

「林檎乃麗鉄道辞典」を第10回更新しました。

「林檎乃麗鉄道辞典」を更新いたしました。
「電気機関車図鑑」を更新いたしました。
「蒸気機関車図鑑」を更新いたしました。

http://ringono.kt.fc2.com/

「ライトレールの時代」を第59回更新しました。

京福電鉄を更新しました。

http://reiringono.hp.infoseek.co.jp/
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木古内「駅前飯店 急行」

2009-09-26 | 飲食店
北海道完乗の旅で1日目の夕食に「急行」という名の食堂に入った。
なんで「急行」という店名なのだろうか・・・。



ここは木古内駅の駅前一等地に建っている食堂である。
しかし木古内自体があまり栄えている街ではないため、
5:30p.m.過ぎに入ったが客はほかにいなかった。
メニューにはラーメンなども載っていたが、
その脇には「焼きそばを注文して下さい。店主」と書かれていて、
素直に焼きそば700円を注文する。
餡掛け風だが、あまりしつこくなく、非常に美味しい。



食べていると女性店主がやってきて色々と話をする。
昨今の鉄道ブームで、木古内駅を紹介する雑誌で取り上げられ、
それで客が増えたとのこと。
実際にこの店が載った雑誌を見せてくれた。
しかし店主の名前を間違って載せていると、怒っていた。
一人で切り盛りしているために多くのメニューに答えられないことや、
跡を継ぐはずだった娘さんの病気のこととか、年齢のこととか、気さくに話してくれた。
店を出る時に「美味しかったです。また来ます。」と告げると、
ここは新幹線の駅が出来るので、2年後には立ち退かなければならないとのこと。
「お客さんがいっぱい来てくれるようになったのだけれどね。」と寂しそうに云っていた。

駅取材のために各地の新幹線停車駅も取材しているが、
自治体や地元住民が請願して造った駅の多くは、
それほど利用客が伸びずに閑散としているところが多いように見受けられる。
新幹線が停車するために高架化され、長編成の列車の長さに合わせ、
駅舎もその分大きなものになっているけれど、
利用客が伸びずに閑散としているのは余計にうら寂しさを感じさせる。
身の丈に合わない駅舎は、街に溶け込まない。

木古内駅で特急「スーパー白鳥」に乗ってから気がついたのだけれど、
あれだけ店主と仲良く話したのに、
結局「急行」という店名の由来について訊くのを忘れてしまった。
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北海道完乗の旅-まだ見ぬ鉄路を求めて 5

2009-09-25 | 鉄道・旅行
5.江差線完乗と木古内の「急行」と「北斗星」のスイッチバック

旅行用バッグをコインロッカーに預け身軽になってから、
789系「スーパー白鳥26号」の自由席に乗り込む。
早めに行ったために何とか座れたが、自由席、指定席とも満席で、
デッキには人が溢れていてまるで通勤電車のようであった。
札幌から36分かけて木古内まで戻る。
ここで789系を降りて江差線江差方面に乗り換える。
乗り換え時間は31分あったが、木古内は以前に駅取材済みのため、
改札を出て自販で飲み物を購入して直ぐに江差方面のホームに行く。
江差線は五稜郭から木古内を経て江差に至る79.9kmの路線だが、
五稜郭から木古内までは交流電化され、789系やブルートレインなども行き来するが、
木古内から江差は非電化単線でその様相が異なる。
運転本数も少なく、北海道新幹線が函館まで延伸した時にはJR北海道から分離が予定されている。
その際利用客の少ない木古内から江差の区間は廃止が濃厚である。
北海道新幹線新青森-新函館間が開通されるのは2015年の予定だが、
この区間はなるべく早い時期に乗っておきたいと思っていたのだ。

江差線は1913年9月15日にに上磯軽便線として五稜郭から上磯間が開通したのに始まる。
後に上磯線に改称され、1930年10月25日には木古内まで延伸された。
1935年12月10日には湯ノ岱、1936年11月10日には江差まで延伸され、
全通とと同時に江差線に改称された。
国鉄分割民営化後の翌年、1988年3月13日に青函トンネルが開通し、海峡線が開業した。
それに合わせて江差線五稜郭-木古内間が電化された。

15:01にキハ40形810が木古内駅を発車し、1時間7分かけて終点江差に到着する。
途中の湯ノ岱は駅員配置駅であり、ここから先はスタフ閉塞になっている。
そのため列車が到着すると駅員が運転席までキャリアを持ってくる。
帰りは運転席からキャリアを貰って列車を見送る。
湯ノ岱から先はスタフの入ったキャリアを持っている列車しか通行できないと取り決めている。
16:08に終点の江差に到着する。



終点の江差も駅員配置駅だが改札業務はせず、列車を降りる時に切符を回収する。
当然、「北海道フリーパス」を見せただけで下車する。
折り返し時間は8分だが、スタフ閉塞のため、単線の折り返し線であるため、
駅取材には8分もあれば十分であった。
全体的な印象は山に囲まれた平地の中を走っているという感じで、
海沿いを意識したのは江差に近づいてからの僅かな距離だった。
1時間6分かけて木古内まで戻り、ここで「スーパー白鳥19号」の到着を待つ。
乗り換え時間は1時間14分ある。
東京ではあり得ないことだが、北海道ではそんなに珍しくないのかもしれない。
この時間を利用して駅前にある「駅前飯店 急行」という食堂に入る。
ここは焼きそばが有名な店で、当然焼きそば700円を注文した。
メニューにはラーメンなども載っているが、
メニューの脇には手書きで「焼きそばを注文して下さい。店主」と書かれている。
出てきた焼きそばの写真を撮ってると店主が出てきていろいろと話をした。
木古内駅に戻り、列車到着までベンチで待つ。
この待ち時間も北海道の旅の醍醐味・・・と思うことにしよう。
「スーパー白鳥19号」が到着した頃は日は暮れて完全な夜になっていた。
44分の旅で再び函館に戻り、コインロッカーから旅行用バッグを取り出し、
予約していた「ホテルグランティア函館駅前」にチェックインする。
部屋に入って軽くビールでブレイクし、9:00p.m.過ぎにホテルを出る。
札幌から上野に向かう寝台列車「北斗星」は、21:48に函館駅に到着する。
ここで非電化区間を牽引してきたDD51型ディーゼル機関車重連を切り離し、
反対側に青函トンネル通過用の交流電機ED79型を連結して21:48に函館を出発する。
この間に「北斗星」を取材しようと思ったのだ。
時間までの間、函館港を夜撮し、早めに改札を潜って入線を待つ。
夜の闇の中にライトをともしてDD51型に牽引されて「北斗星」が8番線に入ってくる。



函館駅は1番線から7番線までは行き止まりになっているが、
8番線だけはホームの先にも少し線路があり、機関車を切り離すスペースが確保されている。
スイッチバックして「北斗星」が海峡線に向かって発車し、
重連のまま回送されていくDD51型を見送ってからホテルに戻る。
ホテルに戻ってから再び飲み始め、11:00a.m.前には寝てしまう。
翌朝は4:45a.m.に起床し、朝一番で天然温泉大浴場「旅人の湯」に入る。
13階の展望浴場で、さすがに気持ちがよい。
部屋に戻ってクールダウンし、6:20a.m.にホテルを出る。
上野から夜を徹して札幌に向かう「北斗星」を取材するためだ。
海峡線用のED79型に牽引された「北斗星」は06:34に函館駅8番線ホームに入線し、
反対側に重連のDF51型ディーゼル機関車を連結し、06:42に札幌に向かって出発する。



これを見送って回送されるED79型も取材し、ホテルに戻って朝食を喰う。
朝食はバイキング形式で、一般的には800円だが、ネット予約しているために特典として無料になる。
スクランブルエッグ、オムレツ、ソーセージ、ウインナー、イカめし、帆立とアスパラのチーズ焼き、
カレーコロッケ、春巻、カレー、ツナサラダ、イクラ、ご飯、味噌汁、コーヒーなど。
ここはカレーは別皿になるようだ。
満腹になって部屋に戻り、歯を磨いてから8:10a.m.頃にホテルを出る。
連泊のために荷物はそのまま置いてくる。
今日は函館本線の補完取材と函館市電の取材を決行する。

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北海道完乗の旅-まだ見ぬ鉄路を求めて 4

2009-09-24 | 鉄道・旅行
4.青森駅の謎の廃車群と緊急事態-波乱の1日目

石川さゆりさんの歌では「青森駅は雪の中・・・」となっているが、
勿論9月では雪は降っておらず、多少雲は多いもののいい天気であった。
青森駅で寝台特急「あけぼの」を降りて回送シーンを取材する。
「津軽海峡・冬景色」で歌われている様に、
青函トンネルが開通する前は青森と函館の間を青函連絡船が結んでいた。
そのためこの二つの駅は海の近接して作られている。
そこからそのまま青函連絡船乗車口に線路が延びている。
そのため連絡船が廃止になってからは、青森駅と函館駅は全ての列車がスイッチバックする。
八戸と函館を結ぶ特急「白鳥」なども青森でスイッチバックすることになる。
青森止まりの「あけぼの」は到着するとここまで牽引してきたEF81型電気機関車を切り離す。
この機関車は機回り回送される。
そのあと客車は反対側に待機していたディーゼル機関車が連結され、信号を待って回送されていく。
担当はDE10型1764号機であった。
回送のためとはいえ、DE10型が寝台列車を牽引するシーンは面白い。
回送されるのを見送ってから改札を出る。
その時に「あけぼの」の切符を貰えるように職員にお願いする。
旅行は8泊9日で車中2泊である。
そのため着替えなどの荷物をかなりの量になってしまった。
この旅行バッグを持ち歩いての取材はさすがに無理のため、コインロッカーを利用する。
青森駅では1時間17分の乗り換え時間がある。
しかし「あけぼの」回送を取材したために残り時間は45分くらいになってしまった。
改札を出て八甲田丸の方に向かって歩く。
八甲田丸はかつて青函連絡船で使われた船で、今では港に固定されて資料館として活用されている。
しかし中を見学する時間はなかったため、周りを散策するだけにした。
以前日帰りで青森に来た時にこの周りを歩いたことがある。
まだ東北新幹線が盛岡までしか開通していなかった時期で、
そこから「はつかり」で青森まで来て、ドラえもん塗色のED79型電気機関車などを取材し、
特急「かもしか」で秋田に出て、秋田新幹線で帰った。
その時に海岸近くに列車が幾つか留置されているのを目撃していた。
それを確かめたくて今回は青森駅で少し時間を取ったのである。
駅からの線路の延長線上に謎の気動車が3両留置されている。



これはかつては休憩室として使われていたような形跡があるが、
今は鍵がかかっていて中に入ることは出来ず、運転席などは雑草が生え放題で不気味である。
天井にはパンタグラフなどの形跡が見当たらないことから、
たぶん気動車だろうということは分かるのだが、
車体には形式名を知るための手がかりは全くなく、その車両が元は何だったのかは判明しない。
さらにその先には車掌車と車体だけの謎の貨車の2両が留置されていた。



留置と行っても線路はなく、放置に近い形だが、それでも塗色の状態はそんなに悪くなかった。
車掌車は板が張られ、中の様子は分からない。
そうしているうちに11:00a.m.を回ってしまった。
既に発車まで20分を切っている。
残念ながら海の写真や八甲田丸の全景は断念して撤収した。
青森駅に戻り、コインロッカーからバッグを取り出して、
青森から中小国までの切符570円を購入してホームに向かう。
「北海道フリーパス」はJR北海道全区間が乗り放題だが、
青森駅から境界駅の中小国までは切符がないため、別に購入する。
切符を買って中に入ってから、駅弁を買い忘れたことに気付く。
仕方がないのでそのままホームに行くと、既に789系のライトグリーンの顔が見えていた。
「スーパー白鳥1号」は八戸で「はやて1号」と接続して11:13に青森駅に到着し、
ここでスイッチバックして11:19に青森駅を出発する。
待ち時間の間にホーム内の立ち喰い蕎麦店で駅弁「帆立釜めし」900円とお茶を購入する。
さすがに「はやて1号」と接続するだけあって、車内は満席だった。
車内では座席をそのままに座っていたので、周りの人に座席を回転させてくれるように頼んだ。
何で逆方向に走るのか分からないようだったので、青函連絡船のくだりを説明する。
周りのおばさんたちはまだ納得できない様で、「そんなの聞いてない」と怒っていた。
おいらに怒られても困るのだけれど・・・。
満席の座席に座って駅弁を喰おうと思った時に緊急事態が起こった。
「旅の徒然に」のために写真を撮ろうとしたのだが、コンパクトカメラが起動しない。
正確に云うと、レンズが途中で元に戻らず、AFが作動しなくなってしまった。
コンパクトカメラが使えなくなったのはきつい。
ここは何とか周りの顰蹙を覚悟で一眼レフで撮影したが、
焦点距離の関係で一眼レフだと座ったまま撮影は出来ない。
「スーパー白鳥」で北海道に向かいながら、色々と考えていた。
本来ならいよいよ北海道入りの一番楽しい瞬間なのだが、
コンパクトカメラのことがあって楽しい気分には馴れなかった。
青函トンネルを潜っていよいよ北海道に入る。
コンパクトカメラは何時もズボンのポケットに入れて持ち歩いている。
そのため何処かにぶつけてしまったのだろうか・・・。
いずれにしてもコンパクトカメラがないとこの先の旅程がきつくなる。
特にブログ用の料理写真や「旅の徒然に」のための駅弁取材には欠かせないし、
特に帰りに乗るトワイライトエクスプレスの室内写真などには絶対に欠かせない。
狭い室内では焦点距離の問題などもあって、一眼レフでは取れない所もある。
1年半かけて漸く取れたチケットだし、今後もしかしたらもう二度と乗れないかもしれない。
また次ぎ・・・は無い。
そのことを考えても、北海道旅行中にかわりのコンパクトデジカメは用意しなければならない。
そこで札幌に移動した日に購入することを決意した。
いずれは購入しなければならないし、修理する時間的余裕はない。
レンズユニットの故障となると、残念ながらユニット代や修理費と送料などを考えると、
新しく購入した方がいいと思う。
札幌にはヨドバシカメラもビックカメラもあることは以前に行った時に確認している。
そう考えているうちに、「スーパー白鳥」は函館駅に到着した。



当初の予定では乗り換え時間の40分の間に函館市電を取材するつもりだったが、
「スーパー白鳥1号」として使用された789系がそのまま「スーパー白鳥26号」となり、
自由席には既に列が出来ている。
「スーパー白鳥1号」は指定席を取っていたが、ここから木古内の往復は自由席になる。
そのため急遽函館市電の定点車両取材は中止し、
改札を出て旅行バッグをコインロッカーに預け、再び直ぐに改札を潜って789系に乗り込む。
ここから再び木古内までを目指すことになる。

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ホームページ更新

2009-09-23 | 更新情報
「林檎乃麗鉄道写真館ANNEX」を第230回更新しました。

駅名表示板コレクションに岩島駅、中之条駅、伊勢崎駅を公開いたしました。

http://www16.tok2.com/home/reiringono/

「旅の徒然に」を第138回更新しました。

「駅弁コレクション」の西日本エリアに「越前かにめし」の1データを公開いたしました。

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北海道完乗の旅-まだ見ぬ鉄路を求めて 3

2009-09-23 | 鉄道・旅行
3.“上野発の夜行列車”と真夜中のランデブー-旅の始まり

今回の旅行は往復に寝台列車を使用する。
そのため出発は19:01の電車に乗ることから始まる。
普通は時間を有効に使うために出発時間が初電か、限りなくそれに近い時間になってしまう。
そのため朝は会社に行く時間より早い時間に起きることになるし、
どうしても寝不足のままで旅が始まることになる。
しかし寝台列車で寄るから旅が始まるというのは体調的にも非常に楽である。
これは去年のリフレッシュ休暇の旅でしみじみ感じたことだった。
総武緩行線で千葉に出て、始発の快速で東京まで出る。
平日だったので混雑を予想してグリーン車を使おうと思っていたが、
少し早めに着いたためか、電車の中はガラガラだった。
東京から京浜東北線で上野に出て、21:15発の寝台列車「あけぼの」を待つ。
待っている間に売店で駅弁を購入する。
今日の夕食と明日の朝食分の二つを購入するため、
店員に無理を云って明日の朝まで賞味期限がある弁当を教えて貰い、
「幕の内弁当」1,000円と「鳥めし」800円を購入する。
そのうちに「あけぼの」が推進回送で13番線に入線してきた。
上野駅の下のホームは行き止まりになっているため、機回り回送が出来ない。
そこで最後尾の扉を開けて運転手と無線で連絡はしながら尾久の基地から後進のまま入線する。
これが見たくて上野駅には早めに行く人が多い。
寝台特急「あけぼの」は上野と青森を高崎線、上越線、羽越線、奥羽線経由で結ぶ。
東北本線経由で上野と青森を結んでいた「はくつる」は既に廃止になったため、
阿久悠氏作詞の石川さゆりの名曲、「津軽海峡・冬景色」の歌詞にある列車は、
この「あけぼの」だけになってしまった。
但し、あの歌の背景はまだ青函連絡船が現役だった時代である。
今は特急で青函トンネルを潜っているので、
見知らぬ人が「ご覧あれが竜飛海底駅!」と指を指しても、あっという間に通り過ぎてしまう。
便利にはなったが、旅情はその分減ってしまったのかもしれない。
入線した車両を取材し、発車の時間を見計らって売店でビールを購入する。
21:15、定刻通りに寝台特急「あけぼの」は、EF64型1052号機に曳かれて上野駅を出発した。



今回はA寝台個室「シングルデラックス」を確保した。
確かに「ロイヤル」から比べれは手狭ではあるが、
狭軌の列車の中を考えると、個人でこれだけのスペースを占有できるのは贅沢である。
グリーン車がどんなに広い座席であろうと裸で寝っ転がっているわけにはいかない。
寝台列車の旅は個室の開放度にあると思う。
室内は「はやぶさ」や「富士」とさほど変わりないが、
予備のベッドが壁に収納されていて、さらに隣の部屋と間に扉もあり、
2つのシングルデラックスを4人でコンパートメントとして使うことも出来る。
さらに画面は小さいながら、テレビも装備されている。
テレビでは「娘の結婚」というWOWWOWのドラマがくり返し放送されていた。
これは映画ではなく、小津安二郎生誕100周年の記念ドラマのようで、
小津映画の「晩春」を市川崑がリメイクしたもの。
鈴木京香と長塚京三が親子役で出演している。
日本映画らしい間の取り方などや演出で、ちょっと見ていて退屈だった。
検札が来て直ぐにビールを飲みながら駅弁「幕の内」を喰う。
そのあとは持参した山崎蒸溜所“仕込水”割りオン・ザ・ロックウイスキーを生のままで飲む。
冷蔵庫のない夜行列車の旅は冷やす系のアルコールは向かない。
本当はロックグラスで飲むものだが、そのままラッパ飲みする。
さすがにウイスキーをストレートではきついので、事前に用意しておいたのだ。



ウイスキー飲みながら夜の街を見ていたが、そのままうとうとして寝てしまう。
そのあと夜中の1:00a.m.過ぎに目を醒ます。
外を見るとちょうど長岡駅に停車した所である。
以前は上野から青森までEF81型電気機関車が牽引していたが、
今年3月のダイヤ改正で上野から長岡まではEF64型、長岡から青森までがEF81型と役割分担するようになった。
長岡駅は運転停車で客扱いはしないので外には出られないが、
車窓から見ていると、遠くのホームにEF81型が停車しているのが確認できた。
さらにはその手前のホームをEF64型が単機で回送されていく姿も確認した。
しかしそれだけではない。
そのうちに国鉄色を纏った489系ボンネット車が隣のホームに停車する。
「能登」だ!
上野と金沢を結ぶ夜行電車「能登」は北陸本線、信越本線で長岡まで来て、
スイッチバックで上越線、高崎線経由で上野まで行く。
全く気がつかなかったが、「あけぼの」と「能登」は長岡駅で隣のホームに並んでいたのだ。
「能登」とここで会うということは、ほぼ同じダイヤで運転されている「北陸」にも会えるんじゃないか・・・。
そう思っていると案の定、「能登」が上野に向けて出発した少し後に、
EF81型に牽引された「北陸」が入線してきた。
「北陸」も「能登」と同じルートで上野と金沢を結んでいる。
特急と急行、寝台車と座席車、客車と電車の違いはあるが、ほぼ並行ダイヤといっていい。
そして上野を出発した「あけぼの」は長岡駅でこの二つの列車とランデブーする。
全ての列車が運転停車で乗り換えは出来ないし、特にする必要もないが、
「あけぼの」からだとこの二つの列車を車窓から眺めることが出来る。
これは新発見だった。
「北陸」が反対側にEF64型を連結され、上野に旅立つ前に、
「あけぼの」の機関車付け替えが完了して一足先に長岡駅を出発した。
さらに新津駅では「日本海」とも遭遇し、羽越本線を秋田まで行く。
秋田では4分の停車時間があり、この間に牽引機EF81型136号機を取材し、
朝食のためのお茶を自販で購入する。



朝食は昨日購入した「鳥めし」である。
東能代でも4分の停車時間があったが、ここでは隣のホームの五能線気動車の取材のみにした。
そして寝台特急「あけぼの」は定刻09:56に青森駅に到着した。
12時間41分の旅であった。

 ※この文章はgooブログ「林檎乃『とほほ・・・。』ブログ」と
  ぷらぷらレール「れいの日記」、同時公開です。
  ご了承下さい。
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ホームページ更新

2009-09-22 | 更新情報
「林檎乃麗鉄道写真館ANNEX」を第229回更新しました。

駅名表示板コレクションに倉賀野駅、万座鹿沢口駅、川原湯温泉駅を公開いたしました。

http://www16.tok2.com/home/reiringono/

「旅の徒然に」を第137回更新しました。

「駅弁コレクション」の東海エリアに「東京」の1データを公開いたしました。

http://ringono.web.fc2.com/
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北海道完乗の旅-まだ見ぬ鉄路を求めて 2

2009-09-22 | 鉄道・旅行
2.キャンセル待ち攻防戦と30分の死闘-最終計画確定

大まかな計画が策定されたので、
まず8月10日にJR幕張駅のみどりの窓口で行きの寝台特急「あけぼの」の、
“シングルデラックス”の特急券・A寝台券と幕張から青森までの乗車券を購入する。
これはすんなりと取ることが出来た。
12日にはJR千葉駅のみどりの窓口で北海道フリーパスを購入し、
同時に9月11日分の「スーパー白鳥1号」の指定席券を取得する。
15日にはJR取手駅で9月13日「北斗5号」と14日の「北斗15号」、
JR上野駅で9月15日の「北斗15号」の指定席券を取得する。
同じ日に2ヶ所のみどりの窓口をハシゴしたのは、
取手駅に行ったのが10:00a.m.前で、まだ1ヶ月前になっていなかったためである。
そしていよいよ9月17日のちょうど1ヶ月前の8月17日、
つまりこの日の分の指定席が発売される10:00a.m.ちょっと前にJR幕張駅に行った。
前に一人並んでいたために10:00a.m.よりも3分くらい遅れてしまい、
結果的に「トワイライトエクスプレス」のA寝台個室“ロイヤル”は完売になってしまった。
仕方がないのでB個室“ソロ”で見て貰ったが、それも完売だった。
たぶん、どこかの旅行会社が事前に押さえてしまっているのだろう。
何となく予感はしていたが、今回もまた取ることは出来なかった。
とほほ・・。
このチケットはたぶん一生取ることは出来ない・・・そんな絶望的な気分となった。
一応、キャンセル待ちをお願いして、
北海道フリーパスの最後の2回分、
9月16日分の「スーパーカムイ7号」と「スーパーカムイ40号」の指定席券を取得した。
これで北海道フリーパスは6回分の指定席を取ることは完了したことになる。
結局、帰りは飛行機を使うこととした。
ANAのホームページに行って9月17日の新千歳-羽田の082便を旅割で予約する。
予約と同時にクレジットカードで決済する。
新千歳-羽田間は便数も多いので2ヶ月前でなくても取ることが出来た。
日程が確定したのでネットで調べて、最終的にルートインホテルズの系列である、
「ホテルグランティア函館駅前」と「ルートイン札幌駅北口別館」に予約を入れた。
「ルートイン札幌駅北口別館」はシングルが満室になっていたため、
コンフォートルームを方で取る。
こちらは1,000円高いが仕方がない。
これで準備は万端である。
帰りの飛行機は20:45の出発でかなり予定より時間が出来てしまった。
そこで最終日の予定を変更して、“SAPPORO共通1DAYカード”を購入して、
札幌市営地下鉄の未乗車区間の完乗も計画する。
“SAPPORO共通1DAYカード”は札幌市交通局が発行するもので、
1,000円で札幌市電と札幌市営地下鉄が乗り放題になる。
これは去年も利用して、札幌市電の車両取材と未取材電停の取材に使用した。
既に函館市電と札幌市電は全区間乗車済みなので、
札幌市営地下鉄の完乗が完了すると、北海道内の全ての現有鉄道の完乗を完了したことになる。
札幌市電は東西線、南北線、東豊線の3系統があり、
東豊線の大通から福住までは札幌ドームに行った時に乗っているし、
東西線もさっぽろから新さっぽろまで乗っている。
南北線は去年さっぽろから真駒内まで行って車両取材している。
そこで残りの区間を完乗し、ついでに「すみれ」でみそラーメンを喰う計画を組み入れ、
最終日の計画を以下のように変更した。

9月17日(木)7日目

 ※ルートイン札幌駅前北口チェックアウト

09:01-05札幌-函館本線・上り2144M(17)-09:22手稲[21]
09:43※-手稲※-函館本線・下り159M(22)-10:05苗穂[69/1:09]
11:14苗穂-函館本線・上り3626M(4)-11:18-30札幌[17]
 ※SAPPORO共通1DAYカード1,000円購入
11:47さっぽろ-札幌市営地下鉄南北線・下り119(8)-11:55中の島[59]
 ※「すみれ本店」
12:54中の島-札幌市営地下鉄南北線・上り142(4)-12:58すすきの[11]
13:09すすきの-札幌市電上り154(20)-13:29電車事業所[91/1:31]
 ※車両取材
15:00電車事業所-札幌市電上り182(19)-15:19西4丁目[14]
15:33大通-札幌市営地下鉄南北線・上り190(10)-15:43麻生[30]
16:13麻生※-札幌市営地下鉄南北線・下り205(9)-16:22さっぽろ[33]
16:55さっぽろ-札幌市営地下鉄東豊線・上り212(11)-17:06栄町[28]
17:34栄町※-札幌市営地下鉄東豊線・下り219(13)-17:47大通[29]
18:16大通-札幌市営地下鉄東西線・上り240(15)-18:31宮の沢[33]
19:04宮の沢※-札幌市営地下鉄東西線・下り257(5)-19:09琴似[22]
 ※徒歩移動
19:31琴似-快速エアポート194号3974M(45)-20:16新千歳空港[29]
20:45新千歳空港-ANA082便-22:20羽田空港[20]
22:40羽田空港-リムジンバス(45~75/1:15)-23:25~23:55JR津田沼駅[5、17]
23:30津田沼-総武緩行線・下り2216C(6)-23:36幕張
(00:12津田沼-総武緩行線・下り2384B(6)-00:18幕張)

これで計画は完成し、あとは当日を待つだけとなった。
それでもトワイライトは諦めきれないので、
16日と17日に札幌の“みどりの窓口”でキャンセルが出ていないかどうか確認し、
もし万が一に取れた時にはANAの方をキャンセルしてトワイライトで帰ってこようと思っていた。
しかし、事態は思いもかけない方向に動いていたのである。
9月2日、10:08a.m.に携帯に着信があった。
JR幕張駅からである。
この日は病院に行くために支度をしていて、
ちょうど携帯から離れていたのだが、折り返しで電話すると、
キャンセル待ちだったトワイライトに空きが出たという。
奇跡だ!
本当にそう思った。
1年半トライし続けて、やっと取ることが出来たのだ。
今まで何回、みどりの窓口に通ったことか・・・。
勿論、それを取って貰い、病院に行く前に受け取ることにした。
しかし発券にはかなり時間がかかった。
JR幕張駅はJR東日本の管区であり、
「トワイライトエクスプレス」はJR西日本の運行する列車である。
そのため「北斗星」や「カシオペア」とはチケットの取り方が違う。
それでマルスを叩いては同僚の職員に尋ねたり、時刻表を見たりして、
さらにどこかに電話をして叩き方を聞いたりして、漸く発券できた。
結局、食事券まで含めて発券に30分かかってしまった。
普通なら1枚の切符を発行するのに30分もかかったらぶち切れているところだが、
幻のチケットなので、発券し終わってから、
こちらから「有り難うございます」と云ってしまったくらいだった。
結局、当初の計画どおり、トワイライトで大阪経由で帰ることにした。
ANAのチケットはホームページでキャンセルすることにした。
超割で購入しているため、半分しか戻ってこないが仕方がない。
最終計画は結局、当初の計画通りで決行することにした。

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  ぷらぷらレール「れいの日記」、同時公開です。
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ホームページ更新

2009-09-21 | 更新情報
「林檎乃麗鉄道写真館ANNEX」を第228回更新しました。

駅名表示板コレクションに大阪駅、新大阪駅、東京駅を公開いたしました。

http://www16.tok2.com/home/reiringono/

「旅の徒然に」を第136回更新しました。

「駅弁コレクション」の西日本エリアに「ままごっつお・夏」の1データを公開いたしました。

http://ringono.web.fc2.com/

「ライトレールの時代」を第58回更新しました。

京阪大津線を更新しました。

http://reiringono.hp.infoseek.co.jp/
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北海道完乗の旅-まだ見ぬ鉄路を求めて 1

2009-09-21 | 鉄道・旅行
1.トワイライトの夢、再び-最長の旅行計画

去年、会社の勤続表彰で15万円分の旅行券と10日間のリフレッシュ休暇を取得した。
このリフレッシュ休暇を使って北海道を一周半した。
寝台列車「北斗星」で東室蘭まで行き、特急「すずらん」で札幌、
特急「スーパーカムイ」と特急「オホーツク」を乗り継いで網走、
ローカル線を乗り継いで釧路経由で根室へ。
釧路に戻って特急「スーパーおおぞら」で札幌に戻る。
特急「スーパーとかち」で新得まで行き、普通列車で富良野経由で旭川へ。
それ以前にも北海道には何度か行っているし、
JR北海道の特急は全て乗ったことがある。
結果的に北海道の路線はかなり乗り潰したことになるが、
逆にいうとまだ乗ったことのない路線は運転本数の少ない地方路線ばかりであり、
暇を持て余している今でなければたぶん行くことの出来ない路線ばかりである。
JR北海道の路線は路線名称で14路線、
そのうち完乗したのは海峡線、石勝線、富良野線、宗谷本線、石北本線、千歳線、室蘭本線、釧網本線、根室本線の全区間と、
函館本線の函館から長万部までと小樽から旭川までである。
未乗区間は函館本線長万部から小樽までと江差線、札沼線、日高本線、留萌本線の全区間であり、
JR北海道全路線2499.8kmのうち、たった377.9kmである。
しかし運転本数の少ない路線ばかりが残っていて、
終着まで行くのは江差線が6本、札沼線は3本、日高本線は6本、留萌本線6本である。
全ての路線で特急の運転はなく、普通列車を我慢の旅となる。
函館と札幌を本拠地として、一日がかりの仕事となる。
そこで去年使った北海道フリーパスを使ってこの区間の完乗を目指すことにした。
「北海道フリーパス」は普通車用とグリーン車用があり、
前回は乗車区間が長いこともあってグリーン車用を使ったが、
今回は特急での移動がそれほど長くないので普通車用を使うことにした。
この切符は普通車用で22,500円で、
JR北海道内の特急・急行列車の自由席が乗り降り自由、指定席も6回まで利用できる。
有効期限は7日間である。



しかしもともとは全く違う理由で北海道の旅を計画していたのである。
それは寝台列車「トワイライトエクスプレス」のA寝台個室“ロイヤル”に乗ること。
これはリフレッシュ休暇の旅で目指したが、
“みどりの窓口”にお百度参りのように通ったにも拘わらず、
結局リフレッシュ休暇の取得期限までにチケットを入手することが出来なかった。
そこで休職中のこの時期にもう一度このチケット取得に挑戦してみようと思った。
最初の計画ではプチ湯治として函館の湯ノ川温泉に泊まる計画を立てた。

1日目

19:42幕張-総武緩行線・上り1911C-20:22秋葉原
20:25秋葉原-京浜東北線・北行1910C-20:28上野
21:15上野※-寝台特急「あけぼの」-

2日目

-寝台特急「あけぼの」-09:56青森
11:13-19青森-特急「スーパー白鳥1号」-13:14函館

 ※函館市電一日乗車券購入 車両取材

18:46函館駅前-函館市電2系統・湯ノ川行-19:15湯の川温泉
 ※ホテル雨宮館 素泊まりプラン+オプション朝食

3日目

 ※函館市電一日乗車券購入 車両取材

14:13特急「スーパー北斗13号」-15:48洞爺
16:19洞爺-寝台特急「トワイライトエクスプレス」A個室ロイヤル-

4日目

-寝台特急「トワイライトエクスプレス」A個室ロイヤル-12:52大阪
13:17大阪-東海道本線(京都線)・上り1168C-13:21新大阪
14:00新大阪-東海道新幹線「のぞみ232号」-16:43東京
17:05東京※-総武快速線・下り1739F-17:33津田沼
17:43津田沼-中央・総武緩行線・下り1678B-17:48幕張

これはまだ退院直後に“もし直ったら”という夢物語として計画したものだが、
治療が順調にいって実際に計画が現実的なものになってくると、
温泉よりも鉄道写真を中心とした計画の方が面白いと思えてきた。
そこで北海道フリーパスを使った完乗の旅に計画を変更したのだ。
そうして出来上がったのが以下のような計画である。

9月10日(木)前日

19:01幕張-総武緩行線・上り1780B(11)-19:12千葉[14]
19:26千葉※-総武緩行線・上り1977B(52)-20:18秋葉原[6]
20:22秋葉原-山手線・内回り2020G(4)-20:26上野[49]
21:15上野※-寝台特急「あけぼの」(761/12:41)-

9月11日(金)1日目

-寝台特急「あけぼの」(761/12:41)-09:56青森[77/1:17]
11:13-19青森-特急「スーパー白鳥1号」(15/1:55)-13:14函館(40)
13:54※函館※-特急「スーパー白鳥26号」(36)-14:30木古内[31]
15:01木古内※-江差線・上り4174D(67/1:07)-16:08江差[8]
16:16江差※-江差線・下り4177D(66/1:06)-17:22木古内[74/1:14]
18:36木古内-特急「スーパー白鳥19号」(44)-19:20函館

 ※ホテルグランティア函館駅前チェックイン

9月12日(土)2日目

 ※ホテルグランティア函館駅前アウト

 ※函館市電1日乗車券購入、未取材電停、車両取材

15:23函館※-特急「北斗15号」(38)-16:01森[21]
16:22森※-函館本線・上り5886D(87/1:27)-17:49函館

 ※ホテルグランティア函館駅前イン

9月13日(日)3日目

 ※ホテルグランティア函館駅前チェックアウト

09:30函館※-特急「北斗5号」(79/1:19)-10:49長万部[90/1:30]
12:19長万部※-函館本線・下り2937D(190/3:10)-15:29小樽[12]
15:41小樽※-函館本線・下り・区間快速いしかりライナー3445M(53)-16:34厚別[22]
16:56厚別-函館本線・下り225M(14)-17:10江別[18]
17:28江別※-函館本線・上り238M(29)-17:57札幌

 ※ルートイン札幌駅前北口チェックイン

9月14日(月)4日目

 ※ルートイン札幌駅前北口アウト

09:19札幌※-特急「北斗8号」(44)-10:03苫小牧[14]
10:17苫小牧※-日高本線・下り2227D(198/3:18)-13:35様似[58]
14:33様似※-日高本線・上り2236D(201/3:21)-17:54苫小牧[17]
18:11-12苫小牧-特急「北斗15号」(47)-18:59札幌

 ※ルートイン札幌駅前北口イン

9月15日(火)5日目

 ※ルートイン札幌駅前北口アウト

09:55札幌※-札沼線・下り553D(46)-10:41石狩当別[34]
11:15石狩当別※-札沼線・下り5425D(82/1:22)-12:37新十津川[20]
12:57新十津川※-札沼線・上り5428D(76/1:16)-14:13北海道医療大学[11]
14:24北海道医療大学※-札沼線・上り574D(49)-15:13札幌[17]
15:30札幌※-特急「スーパーカムイ33号」(23)-15:53岩見沢[36]
16:29岩見沢※-室蘭本線・上り1472D(85/1:25)-17:54苫小牧[18]
18:12苫小牧-特急「北斗15号」(37)-18:59札幌

 ※ルートイン札幌駅前北口イン

9月16日(水)6日目

 ※ルートイン札幌駅前北口アウト

09:00札幌※-L特急「スーパーカムイ7号」(62/1:02)-10:02深川[66/1:06]
11:08深川※-留萌本線・下り4925D(56)-12:04留萌[26]
12:30留萌※-留萌本線・下り5921D(25)-12:55増毛[9]
13:04増毛※-留萌本線・上り4930D(84/1:24)-14:28深川[4]
14:32深川-L特急「スーパーカムイ25号」(18)-14:50旭川[1:10]
16:00旭川※-L特急「スーパーカムイ40号」(80/1:20)-17:20札幌

 ※ルートイン札幌駅前北口イン

9月17日(木)7日目

 ※ルートイン札幌駅前北口チェックアウト

09:01-05札幌-函館本線・上り2144M(17)-09:22手稲[21]
09:43※-手稲※-函館本線・下り159M(22)-10:05苗穂[69/1:09]
11:14苗穂-函館本線・上り3626M(4)-11:18-30札幌[155/2:35]
14:05札幌※-寝台特急「トワイライトエクスプレス」A個室ロイヤル(1189/19:49)-

9月18日(金)後日

-寝台特急「トワイライトエクスプレス」A個室ロイヤル(1189/19:49)-12:52大阪[25]
13:17大阪-東海道本線(京都線)・上り1168C(4)-13:21新大阪[39]
14:00新大阪-東海道新幹線「のぞみ232号」(163/2:43)-16:43東京[22]
17:05東京※-総武快速線・下り1739F(28)-17:33津田沼[10]
17:43津田沼-中央・総武緩行線・下り1678B(5)-17:48幕張

これは林檎乃麗の鉄道写真の旅でも最長のものだ。
サラリーマンでこれだけ休暇が取れるのはほとんど無い。
社会復帰の前の最後に、長い闘病生活の自分へのご褒美として計画したのである。
しかし世の中はそんなに甘くない。
結局、予定していたトワイライトエクスプレスのチケットが取れなかったのである。

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