林檎乃「とほほ・・・。」ブログ

林檎乃麗の「とほほ・・・。」な日常を綴っています。 

東日本大震災から6年

2017-03-13 | 社会

2011年3月11日、午後2時46分に発生した東日本大震災は、
東北を中心に多くの犠牲者や行方不明者を出し、
また福島第一原発では電源喪失のために原子炉の冷却が出来なくなり、
放射性物質の飛散により近隣住民の避難も余儀なくされた。

個人的には当時は外回りの仕事に従事しており、
午後の配達のための準備をしている時に地震に遭った。
震源地からは離れていたために建物の崩壊などはなかったが、
鉄道の運休で帰宅困難者となり、結局徒歩で家まで帰る羽目になってしまった。
また翌週の月曜日も鉄道が止まっていて、バスを乗り継いで出社したのを覚えている。

震災直後は日本全体が復興に向けて一丸となって取り組んでいくように見えたが、
喉元過ぎれば・・・で、政府も復興予算を景気対策に回すようになり、
原発の危険性を目の当たりにしながら、各地で停止していた原発の再稼働が話題になっている。
時間の経過とともに震災の生々しい記憶は少しずつ薄れ、
それとともに災害への対策も少しずつおろそかになってきている気がする。
3月11日前にはニュース番組を中心に多くの特集が組まれるが、
週が変わればそんなことがなかったかのようにまた別のニュースが画面に踊る。
政府の関係者は・・・、たぶん被災地に関係のない多くの国民にとっては、
復興よりも別のところで予算を割きたいという本音があるのかもしれない。
でも、次の大地震では自分が被災者になるかもしれないという恐怖が心の片隅にはあるのも事実だ。

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 ビール系飲料の税率見直し

2014-10-28 | 社会
自民党税制調査会はビール系飲料の税率を見直し、
ビールの酒税を引き下げる代わりに発泡酒、第三のビールの酒税を上げることを検討しているという。
「『税が安いから商品開発に力を入れる』というのは、健全な企業努力とはいえない」というのがその理由というが、
企業が売れる商品開発に力を入れるのは健全な企業努力のあり方だし、
よりやすい商品を求めるのも消費者として当然の消費行動である。

ビールは麦芽、ホップ及び指定された副原料でつくられたものでなければならないという決まりがあり、
麦芽の使用率でビールかその他の雑酒(発泡酒)かを分けて税率を決めている。
その酒税の盲点を突き、1994年10月に当時のビールの定義であった麦芽使用率67%以上よりも、
麦芽の使用率を下げて税金の軽減を狙ったサントリー発泡酒「ホップス」が登場した。
当時はまだビールに比べると味覚的にはかなり厳しいものだった。
それでも味覚には不満があったが安い発泡酒を支持した消費者と、
切磋琢磨してより美味しい商品を作ろうと企業努力を続けたメーカーによって発泡酒は売り上げを伸ばしていった。
それに対し政府は税率を変更、2006年5月1日から麦芽使用率50%以上220円/リットル、
麦芽使用率25%以上50%未満178.125円/リットル、
麦芽使用率25%未満134.25円/リットルに変更して対抗した。
現在の発泡酒の主力商品は麦芽使用率25%未満である。

さらに麦芽の代わりに大豆たんぱく、大豆ペプチド、エンドウたんぱくなどを使った「その他の醸造酒(発泡性)①」や、
スピリッツを発泡酒で割ったカクテルの味覚をビールに近づけた「リキュール(発泡性)①」など、
酒税法上の雑種に当たる商品も開発、第三のビールと呼ばれるビール系飲料が主流になりつつある。

メーカーの努力や消費者の支持が安い税率に向くのは当然のことだし、
それを不健全だとする自民党税制調査会の主張は当然受け入れられない。
税収不足のために増税したたばこ税の時とは意味合いが違う。
一律に増税ならまだ理解のしようがあるが、
自分たちで決めた税金のルールに沿って開発された商品を不健全だというのは、
きわめて封建的であるといわざるを得ない。
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東日本大震災から3年

2014-03-11 | 社会
東日本大震災から今日で3年が経った。
先週からテレビでは特集が組まれたり、被災地からの中継なども増えた。
タレントや評論家などが行政の対応の遅れなどを批判したり、
被災者や仮設に住む人の声を伝えたりと番組を進めていく。
そして出演者の誰もが「風化させてはいけない・・・」と口々に云う。
確かに東北の現状を忘れてはいけないし、支援の手もまだまだ足りない。
しかし3月11日が近づいたから特集をやり・・・そして過ぎたらまた忘れる。
テレビ番組は視聴率を稼がなければならないから、
イベントの一つとして東日本大震災が捉えられてしまうのも仕方がないかもしれないが、
どうもそういった捉え方に違和感を感じる。
それでも全く忘れられてしまうよりかはいいのかもしれないが・・・。

あれから3年 私の生き方こう変わりました(東京新聞) - goo ニュース
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首都圏で記録的な大雪

2014-02-09 | 社会
2月8日未明から首都圏では雪が降り続き、夕方まで降り続いた。
積雪は27cmにもなり、20年ぶりの20cm越えとなったという。
交通機関も大きく乱れ、死者が全国で4名、転倒などによりけが人も続出した。
この日は土曜日だったが、土曜日直からは外れて外出することはなかった。
頑張っている同僚には申し訳ないが、出勤日でなくて本当に良かった。
外には出なかったが、それでも激しい雪は窓からも良く見えた。
翌日の今日は自宅の前の雪カキを朝一の仕事となった。
雪カキをして道を空けておかないと明日会社に行けない状態だったのだ。

首都圏大雪、転倒690人死者2人 交通も終日乱れ(朝日新聞) - goo ニュース
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“あの日”から2年目-東日本大震災

2013-03-11 | 社会
今日で東日本大震災から2年目を迎える。
被災地では未だに傷跡が癒えぬ中、復興へ向けた取り組みがテレビ番組などでも紹介されている。
テレビの中では「頑張ろう」とか「継続的な支援を…」などとの呼びかけもあるが、
正直云ってどの番組もどこか“他人事”のような感じが拭えない。
自分自身を含め、あの地震の時は大きなショックを受けたし、
小さいながらも地震の影響を受けた一人だったが、
時間が過ぎ日々の生活に追われる中で東日本大震災のことはどことなく“過去のこと”となりつつある。
勿論、被災地では未だに仮設や避難所で暮らす人々がいることも事実だし、
福島第一原発の廃炉問題も前途多難で、その負担も“税金”という形で降りかかってくるだろう。
それでも何処か地震のことを“非日常”として忘れ去りたい気持ちがあって、
現状から目を背け、現実逃避に走りたい衝動は被災地以外の日本人の誰もが心の中に持っているのではないだろうか。
決して口には出さないけれど、もう東日本大震災のことには関わりたくない、
被災地のことは行政や現地の人たちで何とかすればいい、
そういった思いが何処か心の奥底で芽生え始めてはいないだろうか。
日本は“地震列島”などと呼ばれ、何処で大規模な地震が起こってもおかしくない。
避難所で暮らす人たちをテレビで観ている自分たちが、
いつかは“あちら側”の人間になるかもしれないという恐怖を抱えつつ、
それから目を背けているのではないだろうか。
経済発展の足枷になっている東日本大震災の復興を何処か疎ましく思いながらも、
決してそれを口には出来ないという思いが、2年目の日本の現実のように思えてならない。

「めげた。くじけた。でも立ち上がろう」被災各地で追悼(朝日新聞) - goo ニュース
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“超小型車”導入へ

2012-05-29 | 社会
軽自動車より小型の1人から2人乗りの“超小型車”の設定を政府が検討しているらしい。
道路交通法の車両区分に普通自動車や軽自動車の下に“超小型車”を設定し、
軽自動車と原付の中間として普及を目指すという。
これは地方の高齢者の“足”になることを想定してのことのようだが、
公道を走れる“超小型車”が実現出来れば、地方での観光需要にも活躍することになるだろう。
鉄道が敷設されず、移動はタクシーに頼っていた地方の観光地では、
この“超小型車”を現地で貸し出すことによって、自由な観光も出来るようになるし、
観光特需の創造にも繋がるかもしれない。
メーカーによる量産も始まれば車体価格も落ち着くことになるし、
地方活性化のひとつの起爆剤になることも期待出来る。
勿論、免許証が必要だが、普通免許を持っている人ならば、
レンタカーよりも気軽に利用出来るシステムなどを構築して、
普及を目指すことは地方の活性化や観光資源の有効活用に繋がり、
疲弊化する地方財政に明るいニュースになり得ると思う。

1~2人乗り「超小型車」、普及へ国が認定制度(読売新聞) - goo ニュース
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金環日食

2012-05-21 | 社会
太陽と地球の間に月が重なり、太陽がリング上に見える金環日食が今日の朝に観測された。
雲が多く観測は無理かと思ったが、雲の切れ間から何とか見ることが出来た。
観測出来るとされる7:30a.m.頃は既に勤務中なのでゆっくりと観測する時間はなかったが、
仕事中にみんなでこっそりと空を見上げた。

以前にもブログに書いたことがあるが、
金環日食というと日本神話の“天岩戸”を思い出す。
伊弉諾から高天原を任された天照大神だが、
弟の素戔嗚尊の蛮行に恐れをなして天岩戸に隠れ、
そのために世界中が闇に包まれてしまった。
そこで高天原の八百万の神々は八尺瓊勾玉を榊の木に掛け、
天岩戸の前で大騒ぎをして天照大神の気を引き、
少し岩戸を開けて覗いたところに八咫鏡で自らの姿を映し、
新たな太陽神が誕生したと勘違いして慌てて出てきたところに、
岩戸を塞いで一件落着したという。
素戔嗚尊は高天原を追われ、葦原中国に降り立ち、
そこで櫛名田姫を救い、八岐大蛇を退治し、
その尻尾から出てきたのが天叢雲剣、後の草薙剣であるという。
これらの話から八尺瓊勾玉、八咫鏡、天叢雲剣を三種の神器といい、
大和朝廷、現在の天皇家が天照大神の正当な子孫である証拠とされる。

古事記、日本書紀を含め、古くからの伝承については勿論すべて現実のものとはいえないが、
全く何の根拠もない空想であるとも言い難い。
何故ならば現在と違って科学的な知識や情報がほとんどなく、
その中で話が作られていくとするならば、
話を作る時に参考としたエピソードが必ずある筈である。
太陽神が一度隠れてまた誕生するというエピソードは、
地動説さえ知らない当時の人々から空想することは困難である。
つまり、実際に太陽が突然欠ける事態に遭遇して、
その時の国中の混乱が伝承され、天岩戸の話になったと考えるのが妥当である。
天文学を全く知らない当時の人たちの驚愕は十分に推測出来る。

金環日食、国内25年ぶり=太平洋側、各地で観測―部分食も全国で(時事通信) - goo ニュース
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東日本大震災から一年

2012-03-11 | 社会
東日本大震災発生から今日でちょうど一年になる。
テレビでは朝からいろいろな番組が被災地を訪れて放送している。
今回は地震は津波の甚大な被害に加え、原発の停止と放射能漏れという最悪の事態となった。
復旧や復興に向けてどうあるべきなのか、政府を批判したり原発の是非を議論したりと、
それぞれの番組が人気キャスターの現地中継を交えていろいろとやっていた。

この地震発生当時は会社にいてちょうど午後の配達に出発するための準備をしている時で、
“かなり大きな地震”という印象はあったものの、
被害がどれほどのものなのかまでは分からなかったし、
午後からも普通に仕事に出ていた。
その後もかなり強い余震があったし、配達先で電車が今日いっぱいは運休する話などを聞いて、
少しずつただ事ではないと実感していった。
当時の担当エリアが比較的内陸部であったためにそれほど感じていなかったが、
埋め立て地を廻っていた同僚の車は液状化で拭きだした泥でかなり汚れていたし、
会社に戻って見たテレビ中継で事の深刻さを実感していった。
結局その日は自宅まで徒歩での帰宅を余儀なくされたし、
そのあとも計画停電で会社の機能がストップしたり、
信号機までが止まってしまうという前代未聞の出来事を経験した。

あれから一年経っても被災地の復興は未だに進んでおらず、
瓦礫の撤去や汚染土の中間貯蔵施設の問題など、政府の対応の不手際が目立つ。
こんな時だからこそ、政治のリーダーシップが問われているのだ。
たとえ“強権”の誹りを受けようと、明確な方針を打ち出してそれをすぐに実行に移して貰いたい。
また自民党をはじめとする野党は批判して復興の足枷になるようなことは慎み、
与野党が協力して事態の収拾に臨んで貰いたいし、
決して問題を先送りして、“負の財産”を後世につけ回すことだけはやめて貰いたい。
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台風15号関東直撃

2011-09-21 | 社会
台風15号が関東を直撃し、丁度帰宅時間に重なってしまった。
そのために普段通勤で利用している総武緩行線が運転を見合わせており、帰宅できなくなってしまった。
仕方がないので千葉都市モノレールで千葉まで出て、京成千葉線で帰宅した。
道中も激しい風と雨で傘もほとんど役に立たず、まるで水を頭から浴びたように、
家に着いた時には下着までびちょびちょだった。
とほほ…。
それでもまだ帰宅出来ただけ良かったのかも知れない。
多くの鉄道路線で運転見合わせが出ており、
警視庁は帰宅困難者に対して運転再開を会社などで待つようにと促しているとのこと。
駅でのパニックを警戒してのことだろう。
今もまだ激しい雨が雨戸を打ち続けている。

台風15号、関東地方を中心が通過へ…警戒を(読売新聞) - goo ニュース
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電力使用制限解除-夏の終わり

2011-09-09 | 社会
9月22日まで予定されていた電力使用制限令が前倒しで9月9日金曜日までとなり、明日からは平常通りとなる。
民間企業と一般家庭に課していた前年比15%の節電も今日までとなる。
東日本大震災直後は輪番停電でエリアごとに停電となり、信号機も止まるなどのパニックになったが、
この夏は何とか乗り切り、計画停電もなくて済んだ。
夏も終わり、季節も秋の気配が感じられるようになって、それとともに節電の夏も終わりを告げた。
しかし福島第一原発をはじめ、今後は原発依存の電力確保が望めないことは紛れもない事実である。
それに伴って今後も新たな電力使用制限が課せられることも充分に考えられる。
日本人のライフスタイルのあり方など、根本的な見直しが迫られている現実は変わりはない。
昨日と同じ明日はもう来ないのだ。

電力使用制限、前倒しで解除-東電管内は9月9日まで(医療介護CBニュース) - goo ニュース
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「がんばろう日本」-震災復興支援の“本音”と“建前”

2011-04-11 | 社会
東北地方太平洋沖地震が起きてたから今日で1ヶ月が経つ。
しかし未だに大きな余震が続いているし、また多くの被災者が避難所暮らしを続けていて、
仮設住宅への入居もままならない状態である。
また津波被害によって福島第一原発からの放射性物質の影響が懸念され、
東京電力や協力会社の社員、警察、消防、自衛隊と多くの人たちが原子炉の暴走を避けようと未だに懸命の作業を続けている。
また発電施設への被害から東京電力管内で電力不足が懸念され、計画停電が4月末まで予定されている。
震災によって直接間接的に大きな被害に見舞われ、それが日本経済にも暗い影を落としている。

そんな中でマスコミが中心となって義援金を集め、
それは著名人の多額の寄付なども話題となり、多額の善意が寄せされている。

また東北地方の被災者の気持ちを考え、多くのイベントが中止となったりしている。
勿論、電力需要を抑制するという意味合いではそれも大切なことであると思う。
しかし相次ぐイベントの中止などが日本全体に“自粛ムード”を蔓延させ、
そのことが日本の景気にも悪影響が出ていることが最近になって漸く指摘され始め、
日本の景気上昇が東北地方の復興支援にも繋がるという考え方も浸透し始めてきた。

しかし日本人の“本音”は、本当は何処にあるのだろうか。
それは居住地域によっても大きく違うだろう。
関東に住んでいて、地震や津波の直接的被害はほとんどなかったものの、
原発の放射性物質による直接的被害、また水や農産物への影響などからの品不足、
さらには計画停電による不便な生活を余儀なくされている身のうちでは、
どうしても“不安”を抱いたままの日常生活を送らざるを得ない。
特に余震が続き、ケータイの緊急地震速報が突然なったりすると、
まだ暫くは恐怖心が残るような気がする。
それはもしかしたら根拠のない恐怖心なのかも知れないが…。

しかしそれとは別にもうこの“自粛ムード”に嫌気がさしていることもあるのではないかと思う。
そういうことを云うと不謹慎といわれるかも知れないが、
或いは確かに不謹慎なことなのかも知れないが、
バッシングを恐れずに云うと、本音では東北地方の復興のことはどうでも良くて、
早く自分たちの生活を元通りにしたいという気持ちを何処かに押し殺しているような気がする。
企業も最初は“自粛ムード”に乗ってCMを中止したりしたため、
テレビではACジャパンのCMばかりで、目にするタレントは仁科亜季子さん、仁科仁美さんくらいであった。
最近では漸くCMも増えてきたが、それでも未だにACジャパンのCMが目立つ。

企業側としても、特に直接的被害のない企業としては早く営業活動を再開したいのだが、
日本全体に蔓延る“自粛ムード”の中、フライングすることを恐れてなかなか最初の一歩が踏み出せなかったように思う。
本音では自社の利潤追求をしたいのだが、
全体的な空気を読んで“東北地方の被災された皆様のために…”と云っているような気がしてならない。
日本人がこんなに善人の集団だったのだろうか。

勿論、本気でボランティアに従事している人や義援金を寄付している人を批判するつもりは毛頭ないし、
むしろそういうことの出来る人たちは本当に尊敬に値すると思っている。
しかしその一方で大半の日本人は本音を隠し、社会全体の空気が明るい方向に行くのを息を潜めて待っているような気がする。
それならば一層のこと、「がんばろう日本」などという偽善的なお題目は外して、
自分たちが楽しみたいから楽しむ、自分たちが遊びたいから遊ぶでいいじゃないか。
そうして日本経済の浮揚に知らず知らずのうちに貢献している方がむしろ健全ではないかと思っている。
例えば、友達が入院したからといって、自分も家に引きこもって布団を被って寝込んでいることが本当の友情だろうか。
東京電力管内の節電は大切だし、そのためにイベントの自粛などは仕方がないとは思うが、
それ以外の部分では経済活動を活発化させ、日本自体に体力を付けないと、救うべき手を差し伸べることも出来なくなる。

一日でも早く日本が全国的に平穏な生活に戻るためにも、無意味な“自粛ムード”は払拭し、
もっと本音で行動することが重要ではないかと思っている。
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計画停電の影響

2011-03-24 | 社会
計画停電が実施されてからほぼ2週間が経つが、会社のある地域も何度か停電し、
その都度仕事が停止したり、停電明けに業務が集中したりと散々な目に遭っている。
最近は計画停電にかかわらずにエレベーターが停められ、5階の事務所まで階段で上り下りしなければならないし、
ただでさえ、決算前で目茶苦茶忙しい時期なのに、計画停電で忙しさに拍車がかかっている。

ガソリン不足については先週は何処のスタンドも長蛇の列だったが、
週明けからはそれが一気に解消した。
しかしそれも一部のようで、
京成バス長沼営業所などは燃料供給が逼迫していて、
平日も休日ダイヤでの運行を余儀なくされているようである。

物不足については徐々に解消しつつあるが、
浄水場の汚染問題でペットボトルの水が再び店頭から消え、
今後も色々な品不足はまだまだ続きそうである。

東京電力では5月以降は需給バランスが取れるとのことで、
計画停電は4月末で打ち切る方針だが、
夏場の冷房で再び電力不足が懸念され、計画停電の実施が検討されている。
去年は記録的な猛暑で、熱中症対策として“室内でも冷房を…”と呼びかけていたが、
真夏に計画停電をされたのではそれこそ熱中症を助長しかねないことにもなりそうだ。
実際に打てる手はないのかも知れないが、
何とか知恵を絞って夏場の電力供給を考えないと大変なことになりそうである。

東電、夏の電力不足必至…供給最大で5千万kw(読売新聞) - goo ニュース
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終日運休-輪番停電によるJR東日本千葉支社の対応

2011-03-15 | 社会
3月14日月曜日、今日から輪番停電が実施されるというその初日、
何時ものように出勤のためにJR幕張駅に行って目が点になった。
駅はシャッターが閉まっており、千葉管内の全ての列車が運休していると張り紙がしてあった。
とほほ・・。
駅員が外に出て説明に当たっていた。
しかも警察官が3人も立っていて、乗客とトラブルがあった時には直ぐに対処できるようにしている。
駅に行く途中に多くのサラリーマン風の人とすれ違っていたのでちょっといやな予感がしていたのだが、
輪番停電を受けて千葉県内のJR各線は全線が終日運休していたのだ。
しかも並行する京成電鉄も京成千葉線、京成千原線は運休しているという。
東京メトロは動いているとのことで、西船橋まで行けば東京方面には行けるとのこと。
これには途方に暮れた。
既に自家用車は闘病生活前に売却しているし、自転車もない。
上司の個人携帯に電話して指示を仰いだところ、「何とかして来い!」と云われた。
“何ともならないんですけれど…”
一端自宅に戻り、駅すぱあとで調べた結果、何とかバスのみで会社まで行くルートを探し出す。
その結果、海浜幕張からJR稲毛まで路線バスがあることを知り、
とりあえずそのルートで出社することにする。
何時もは06:57の下り電車で稲毛はまで行き、そこからバスで会社最寄りのバス停まで行くのだが、
一端自宅に戻って上司の指示待ちだったこともあり、
東洋バスのバス停に辿り着いた時は既に7:30a.m.になっていた。
07:36JR幕張駅バス停発の千葉シーサイドバスで海浜幕張駅まで行く。
埋立地区は地震の際の液状化現象で大量の泥が吹き出しており、
歩道の一角に泥が山積みになっている。
海浜幕張駅まで着いて、まずは朝マックし、ここから稲毛行きのバスを待つ。



海浜幕張駅周辺は地震の影響で舗装の破損が酷かった。
以前、このエリアを担当していた時に何度か「リンガーハット」にちゃんぽんを食べに行ったMesse Amuse Mallは、
地震の影響で閉館中だった。



しかもその周辺も舗装のタイルが剥がれて立ち入り禁止となっている。



バス停には同じような考えを持った人たちが多く並んでいて、
果たしてバスに乗れるのかと思っていたが、
この事態を鑑みて千葉海浜交通が臨時バスを出してくれたのだ。
08:42この臨時バスに乗車し、稲毛駅を目指す。
臨時バスなので主要なバス停にしか停まらず、快速運転になっていた。
検見川浜、稲毛海岸に停まり、そこから稲毛駅までほぼノンストップとなる。
稲毛からは何時ものルートで、会社まで行く。
結局会社に着いて打刻した時刻は9:46a.m.だった。
定時の出勤時間は8:00a.m.なので1時間46分の遅刻である。
しかし今回は不問となる。

しかも帰りは稲毛から海浜幕張に行くバスが既に終わっていて、
仕方なくタクシーで帰宅する。
15日以降は本数を減らしながらも運行されていたので良かった。
それにしても、何だかすごく久しぶりに走っている電車を見たような気がした。
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輪番停電の実施

2011-03-13 | 社会
東北地方太平洋沖地震による原子力発電所や火力発電所の停止を受け、
需要に対する電力供給の絶対量が不足することから、
東京電力は1日に3時間程度、計画的に停電させる“輪番停電”を実施することを決め、
日本国政府もこれを了承、総理大臣や官房長官が国民に協力を要請した。
輪番停電は東京電力の管轄地区を5つにグループ分けし、
6:20a.m.から10:00p.m.までの間で約3時間の計画停電をさせるというもの。
3月14日月曜日は以下の通り実施される。

 第1グループ/6:20a.m.~10:00a.m.及び4:50p.m.~8:30p.m.
 第2グループ/9:20a.m.~1:00p.m.及び6:20p.m.~10:00p.m.
 第3グループ/0:20p.m.~4:00p.m.
 第4グループ/1:50p.m.~5:30p.m.
 第5グループ/3:20p.m.~7:00p.m.

第1グループと第2グループは1日に2回の停電時間があるようで、
調べてみると千葉市花見川区は第2グループに属すらしい。
東京都心部では実施されない方針で、また15日以降についても改めて検討するという。
いずれにしろ、福島第一原発1号機と3号機は海水を注入するなど今後の使用が見込めないし、
新たに発電所を建設するにしても相当の時間が掛かるものと思われる。
この輪番停電が何時まで続くかは分からないが、
地震の被害だけではなく、今後も多くの余波が国民生活に影を落としていくことになるのだろう。
明日から仕事や日々の生活が上手く廻るのか、全く予想がつかない。

輪番停電、14日朝から=東京都心部は除外―東電(時事通信) - goo ニュース
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「東北地方太平洋沖地震」

2011-03-12 | 社会
3月11日金曜日午後2時46分頃、三陸沖を震源とする地震があり、
宮城県栗原市で震度7を観測、東北から関東にかけて強い揺れと津波により、
死者・行方不明者は1400人を越えると見られている。
地震の規模を示すマグニチュードは8.8で、観測史上国内最大級の地震である。

最初の大きな揺れがあった時、午後の仕事に出る準備で会社の中にいた。
間もなく出発するところで荷物を車に積み込んでいる途中の被災だった。
とりあえずビル内にいた従業員は全て駐車場に避難したが、
本震に続き、余震が相次いだ。
一部女性従業員にパニック障害を起こした人もいたが、けが人はでなかった。
ただ、社内は荷物が散乱してエレベーターも停止、社内の機械も一部が故障したようである。

午後からの仕事も道路があり得ない程の渋滞で、
普段は担当地域から20分で会社に戻れるのだが、昨日は60分以上かかってしまった。
ほかの地域を担当している同僚もまだ戻れない人も多く、
特に普段は高速道路で移動している人たちは、
高速が全て通行止めになってしまったため、渋滞の一般道を帰社する羽目になってしまったようだ。
仕事を終えて帰宅したいところだが、
千葉県内の鉄道は全て終日運休となり、自宅に帰れない状況になってしまった。
会社から遠い人たちは社内で一夜を明かす決意をしたようだが、
おいらは電車の駅で2駅の距離なので、徒歩での帰宅を決意する。

08:24p.m.会社を出る。
京成バスは営業しているようだったが、道路は国道14号に向かう路線、
国道16号などはほとんど動かない程の渋滞だった。



そのため、駅に向かうバスは乗客が全然乗っていなかった。
バスに乗るより歩いた方が絶対に早い。

08:55p.m.稲毛駅西口ロータリーまで辿り着く。
普段は開いている飲食店も多くが臨時休業していたが、
それでも駅近くの「北海道ラーメン ひむろ」が開いていたため、ここに入る。



オーダーは札幌みそラーメン780円、半ライス100円。



開いている店が少ないためか、普段以上に混んでいた。

21:09p.m.店を出て新検見川方面に向けて歩き出す。
道に関しては会社で地図を頭にたたき込んできたので、それほど迷わなかった。
しかし歩き続けていくうちに太ももの内側が痛み出した。
これほどの距離を普段歩くことがないので、体が悲鳴を上げているのだろう。
線路に沿って延びる道は一部未完成で、住宅街をくねくね歩くことになったが、
それでも21:48p.m.には新検見川の駅に行ける十字路まで辿り着く。
そこから更に幕張方面に歩き、10:20p.m.に自宅に到着した。

徒歩移動距離はゼンリン電子地図帳Zi9で移動区間を詳細に計測した結果、
6646メートルだった。
時間はラーメン店での夕食時間を差し引いて、1時間42分だった。

自宅も損傷はなく、家族も無事だったが、
それでも部屋の中は棚から荷物などが落ちたりして、
床に散乱していたりした。

普段は表面を向いている目覚まし時計と固定電話。



普段は整然としている(筈の)本棚。



床には雑誌が散乱している。



本来は鉄道取材を予定していたが、それどころではない。
今日は後片付けに追われそうだ。
それでも自分を含め、親族や友人知人に負傷者もなかったことは感謝しなければならない。

最後になりましたが、今回の地震で被害に遭われた皆様に心からお悔やみ、お見舞い申し上げます。

地震規模はM8.8、世界最大級 沿岸に大津波(朝日新聞) - goo ニュース
コメント (2)
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