3月11日金曜日午後2時46分頃、三陸沖を震源とする地震があり、
宮城県栗原市で震度7を観測、東北から関東にかけて強い揺れと津波により、
死者・行方不明者は1400人を越えると見られている。
地震の規模を示すマグニチュードは8.8で、観測史上国内最大級の地震である。
最初の大きな揺れがあった時、午後の仕事に出る準備で会社の中にいた。
間もなく出発するところで荷物を車に積み込んでいる途中の被災だった。
とりあえずビル内にいた従業員は全て駐車場に避難したが、
本震に続き、余震が相次いだ。
一部女性従業員にパニック障害を起こした人もいたが、けが人はでなかった。
ただ、社内は荷物が散乱してエレベーターも停止、社内の機械も一部が故障したようである。
午後からの仕事も道路があり得ない程の渋滞で、
普段は担当地域から20分で会社に戻れるのだが、昨日は60分以上かかってしまった。
ほかの地域を担当している同僚もまだ戻れない人も多く、
特に普段は高速道路で移動している人たちは、
高速が全て通行止めになってしまったため、渋滞の一般道を帰社する羽目になってしまったようだ。
仕事を終えて帰宅したいところだが、
千葉県内の鉄道は全て終日運休となり、自宅に帰れない状況になってしまった。
会社から遠い人たちは社内で一夜を明かす決意をしたようだが、
おいらは電車の駅で2駅の距離なので、徒歩での帰宅を決意する。
08:24p.m.会社を出る。
京成バスは営業しているようだったが、道路は国道14号に向かう路線、
国道16号などはほとんど動かない程の渋滞だった。
そのため、駅に向かうバスは乗客が全然乗っていなかった。
バスに乗るより歩いた方が絶対に早い。
08:55p.m.稲毛駅西口ロータリーまで辿り着く。
普段は開いている飲食店も多くが臨時休業していたが、
それでも駅近くの「北海道ラーメン ひむろ」が開いていたため、ここに入る。
オーダーは札幌みそラーメン780円、半ライス100円。
開いている店が少ないためか、普段以上に混んでいた。
21:09p.m.店を出て新検見川方面に向けて歩き出す。
道に関しては会社で地図を頭にたたき込んできたので、それほど迷わなかった。
しかし歩き続けていくうちに太ももの内側が痛み出した。
これほどの距離を普段歩くことがないので、体が悲鳴を上げているのだろう。
線路に沿って延びる道は一部未完成で、住宅街をくねくね歩くことになったが、
それでも21:48p.m.には新検見川の駅に行ける十字路まで辿り着く。
そこから更に幕張方面に歩き、10:20p.m.に自宅に到着した。
徒歩移動距離はゼンリン電子地図帳Zi9で移動区間を詳細に計測した結果、
6646メートルだった。
時間はラーメン店での夕食時間を差し引いて、1時間42分だった。
自宅も損傷はなく、家族も無事だったが、
それでも部屋の中は棚から荷物などが落ちたりして、
床に散乱していたりした。
普段は表面を向いている目覚まし時計と固定電話。
普段は整然としている(筈の)本棚。
床には雑誌が散乱している。
本来は鉄道取材を予定していたが、それどころではない。
今日は後片付けに追われそうだ。
それでも自分を含め、親族や友人知人に負傷者もなかったことは感謝しなければならない。
最後になりましたが、今回の地震で被害に遭われた皆様に心からお悔やみ、お見舞い申し上げます。
地震規模はM8.8、世界最大級 沿岸に大津波(朝日新聞) - goo ニュース