関西旅行1日目の最大の目的はわかやま電鉄貴志川線の取材である。
この路線は元南海電鉄の所有だったが、
利用者が伸び悩んだことを理由に南海電鉄が廃止を決定、
地元自治体が存続のために引き継ぎ先を公募し、
岡山電軌などを運営する両備グループが選ばれた。
わかやま電鉄は、存続か廃止かで揺れる地方中小鉄道にとって、
良いケーススタディであるといえる。
また岡山電軌のMOMOやJR九州の車両デザインで知られる、
水戸岡鋭治氏デザインのいちご電車の投入など、
集客に向けて努力の跡が伺える。
今回の訪問では終点の貴志駅の取材と、
いちご電車の取材が目的だった。
しかし水間鉄道取材の途中から雨が降り始め、
貴志駅に到着したときには土砂降りの雨だったし、
この駅の名物である猫の駅長は、
その飼い主である売店が臨時休業中で会えなかったし、
結果的には満足できないものだった。
わかやま電鉄貴志川線は、また機会があったら訪れたい。
初出:++RAIL/れいの日記 2007年07月28日23:15
※転載:鉄道系SNS「++RAIL」/個人日記「れいの日記」