林檎乃「とほほ・・・。」ブログ

林檎乃麗の「とほほ・・・。」な日常を綴っています。 

「甲種回送2008」土佐日記4.

2021-10-13 | 鉄道・旅行

 4.土佐電御免線

2日目は御免線を取材する。
昨日の疲れもあって起きるのが少し遅くなってしまった(^_^;)
御免線は全線複線で、はりまや橋から知寄町三丁目までは、
国道32号線の中央を走る併用区間で、
葛島橋を渡る直前から専用軌道に入る。
葛島橋東詰を出たあたりから国道195号線に入り、
道路の南方を走る形になる。
一応専用軌道なのだが、道路との境はなく、
場所によっては線路の外側にアスファルトが敷き詰められていて、
まるで併用区間のように見える。
また上り側には安全地帯があるが、
下り形にはホームがなく、ノーガード電停になっているところも多い。
領石通から歩いてJR土佐大津駅に取材に行く。
ここは無人駅で、ちょうど土佐くろしお鉄道9640形1Sが入線し、
さらに行き違い列車待ち合わせのため3分停車する。
この隙を狙って車両取材する。
9640形は一般型は取材したことがあるが、
特別仕様車の1S、2Sは未取材だったのだ。
計算していたわけではなく、偶然だっただけに嬉しかった。
再び歩いて清和学園前、一条橋に行く。
この二つの電停は小さな川に架かっている橋を一つ挟んで左右にあり、
歩いても1分とかかりそうにもなかった。
そこで実際に実験してみる。
清和学園前の駅名表示板にタッチして、
手を離して徒歩で一条橋の駅名表示板にタッチするまでの時間を実際に計ってみる。
線路を歩いたり、スロープを乗り越えたりせずに、
交通法規通りに歩いてどれくらいかかるかやってみる。
51秒だった。
逆にこの2つの電停間を電車で移動するのは至難の業だと思える。
電車に乗って“次停車します”のボタンを押す前に、
たぶん電停を通り過ぎてしまうからだ。
地元の人はどうしているのだろう。
清和学園前で降りるつもりだったのに、
誰かが一条橋で“ピンポン”を押してしまったら、
そのままそこで降りるのだろうか。
それとも電車が発車した瞬間を狙って空かさず“ピンポン”を押すのだろうか。
後免西町までは専用軌道だが、ここから再び供用区間に入り、
後免東町の直前で道路は大きくカーブするのだが、
線路はそのまま直進して専用軌道へと入る。
終点の後免町は土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線の後免町駅と接続する。
この駅はやなせたかし氏が“ごめん”、“ごめんまち”と続いたのでは、
謝ってばかりみたいで良くないと、“ありがとう”という愛称をつけたことで有名である。
以前に来た時からは電停が新しくなっていた。
新しくローソンが出来てたために待合室が一新した。
逆にいうと、そのためにハートラムの形をした自販機が撤去されてしまったようだ。
このあとはりまや橋まで戻って昼食を喰い、
菜園場町から葛島橋東詰までの近場で電停取材し、
葛島橋東詰でずっと車両取材する。
ここは++RAILで高知在住のMovinさんが教えてくれた場所で、
飛行機の時間までここで車両取材する。
結局3分の1以上の電停が未取材になってしまったが、
それでも2日間、土佐電をたっぷり満喫できた旅であった。

初出:++RAIL/れいの日記 2008年03月01日00:05

※転載:鉄道系SNS「++RAIL」/個人日記「れいの日記」

コメント
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