大音量で聴いたCDは、ショパンのピアノ協奏曲第1番。
ピアノ演奏はアレクシス・ワイゼンベルク。(ここだけの話、彼は黒柳トットちゃんの想われ人だった。トットちゃん、振られちゃったけれど)
スタニスラフス・クロヴァチェフスキー指揮のパリ音楽院管弦楽団が伴奏の豪華版。
ショパンをフレデリック・フランソワ・ショパン、と書けばリスト以上の超絶豪華版。
第1楽章は実に美しい旋律が嵌め込まれている。(第2楽章も)
優美、甘美、叙情、崇高、浪漫、華麗、清澄.、純情........。
キーウィーワインで火照った身体を、旋律に併せて捩ってしまうね。
実はこの第1楽章のウットリする旋律が、都はるみさんの「北の宿から」に似ているのである。否、逆だ。
小林亜☆、してやったり!
この学説を誰も言っていないから、「旅の宿」に引き続いてのご報告だよ。
クラシック業界人は、もっと演歌畑を観察せよ。
それはともかく。
ショパンは管弦楽の取り扱いが下手でアルナ。
この美しい旋律満載の協奏曲は第1楽章、第3楽章共に出だしがもの凄い。
威風堂々のフォルテシモだ。
大音量で聴いていると、寝そべっていても、吃驚して跳ね起きてしまう。
今更手遅れの提案だが、もちょっと穏やかに始めて欲しいピアノ協奏曲第1番でした。
もう一つ付け加えると、1967年録音の東芝EMIは録音があまり良くない。
管弦楽団の各楽器が粒立っていない。音が籠っている。弦楽器群が濁っている。
続いて聴いたドヴォルザークのスラブ舞曲集第10番ホ短調(アンタル・ドラティ指揮ロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラ、ポリドール発売)に較べると、ちょっと恥ずかしいんでないの?
スラブ舞曲集の第10番は、胸カキムシラレル@!(あ、これはいずれまた、だ)
以上、酔耳朦朧のクラシック音楽CD批評。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます