林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

雨やどり

2009-07-11 | 歌の翼に

「都はるみが好き」、と言うと、蔑みのマナコを向けられる場合が多々ある。
その癖、蔑みマナコたちは「ひばりさん」だからね。ふんっ。

実はあの唸り節はあまり頂けない。だが「北の宿」以後は大分改善された。
フォークソングだけを集めた「新しき装い」をゲテモノ扱いする人は、アタマ固い、と思う。はるみさんの歌唱力はつぶしが利くのだ。

「雨やどり」は、さだまさしの同名コミックソング(これも傑作)の少し前に発売された名曲だが、前年に大評判をとった「北の宿から」の余韻のため、世間から殆ど無視された、とか。
雨宿はショパンに似た北宿に負けない、しみじみとしたヨロコビが胸を打ちます。
決してホテルへ直行するようなオンナじゃない。

今日も雨が降りそうである。蒸暑くて飯能銀座へ女傘買いに出かける元気も無い。
なにしろ「買物難民」だからさ。ふんっ。

口惜しいけれど、一人侘しく「雨やどり」を歌いました。
ほら、知らなかったでしょ。

      「雨やどり」      阿久悠作詞 小林亜星作曲

      傘は あなたが さしかけて
      私がさせば ぬれるから
      こんな形に 寄りそえば
      むかしのことを 想い出す
      あなたどこかで あなたどこかで 雨やどり
      お酒でも飲んで行きましょか

      少し はしゃいで いいでしょう
      何年ぶりの ことだから
      外はしとしと 銀の雨
      ゆっくり飲めと 降っている
      あなた好みの あなた好みの 古い歌
      終わるまでここにいましょうか

      肩が そんなに びしょぬれで
      あいあい傘に ならないわ
      もっと自分に さしかけて
      私はいいの ぬれたって
      あなた手にした あなた手にした 女傘
      写真でもとってみましょうか

どうです?
これでも「はるみはヤだ」、と言う人とは付き合いたくないすね。

           

            ざわざわしている舞台中継より、このEPレコードのはるみさんが好みです。
     写真は日傘じゃないか、ですって? そんなコマカイことどうでもいいでしょう、この際。
     買物に行けないんだから。



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