林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

裕次郎23回忌

2009-07-06 | 歌の翼に

     

石原裕次郎を追悼することにやぶさかではないが、23回忌法要には違和感がある。
やり過ぎを超え、野暮。かえって白けてしまう。

そもそも石原「軍団」とは何事か? 巨人「軍」も嫌いだ。
いい歳をして、「天国にいる裕ちゃ~ん」、と絶叫とはね。

年回忌は「北の旅人」をひとり口ずさむくらいにしておきたい。

     たどりついたら 岬のはずれ
     赤い灯が点く ぽつりとひとつ
     いつまでもあなたを 待ってると
     いとしい おまえの 呼ぶ声が
     俺の背中で 潮風になる
     夜の釧路は 雨になるだろう

     ふるい酒場で 噂をきいた
     窓のむこうは 霧笛がまじり
     半年まえまで 居たという
     泣きぐせ 酒ぐせ 泪ぐせ
     どこへ去ったか 細い影
     夜の函館 霧がつらすぎる

     空でちぎれる あの汽笛さえ
     泣いて別れる さい果て港
     いちどはこの手に 抱きしめて
     泣かせてやりたい 思いきり
     消えぬ面影 たずねびと
     夜の小樽は 雨が肩に舞う

          山口洋子作詞・弦哲也作曲
          もうひとつおまけにテレサ・テンで。

          



歌詞は一部変えてあります。山口洋子さんごめんなさい。
挿絵は山藤章二さん。74年刊「軟派にっぽんの100人」(スポーツニッポン新聞)から。



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