「 La Boheme 」
シャルル・アズナブールが切々と歌う「ラ・ボエーム」は、意味も知らずにただ好きな歌だった。
歌の名前と、饒舌な歌詞の日本語訳を調べて、ますます好きになった。
ラ・ボエームとはジプシー(ロマ人)のように何事にも囚われずに自由に生きる人々のこと。
ジプシーはチェコのボヘミア地方に多く住んでいたのでボヘミアンともいう。
19世紀末、パリに住む芸術家気取りの人々がボヘミアンと自称した。
ふ~む、そういうことだったのか。
「何事にも囚われずに生きるぞ」と森生も宣言したいところだが、そうもゆかない中途半端な今日この頃。
アズナブールじいさんの歌でも聴きながら、見果てぬ夢を追うしかないわぃ。
半世紀も前に買い、愛蔵しているLPレコードに、ラ・ボエームが入っている。
この記事に貼り付けたくてyoutubeを探しても、派手な舞台で歌うラ・ボエームばかりった。
レコードのアズナブールはオーケストラの伴奏が素晴しいんですね。
速度を上げながら歌い切ると、木琴を中心にした伴奏は更に早くなり、猛烈な速度で消えて行く。
なんだかボヘミアンやアズナブールの人生が羨ましい。
今日も、用事も約束も、林住記の原稿さえもなかった。
それで、ラ・ボエームを聞きながら氏原忠夫の卓上暦を眺めていて気が付いた。
おやおや、一月も、はや後半だ。今年も残すところあと350日しかない。
光陰はヤだ。如しどころではないのである。ヤになるね。
........ラ・ボエームか。
130116
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