rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

いろいろ期待しちゃうハーブでミントティー

2023-05-21 16:54:28 | 植物たち


最近、ハーブに嵌っている。
最初の動機は、虫除け効果と園芸時のアロマテラピーを期待して。
8年前くらいから鉢植えっぱなしのミントが、鉢植えたちの世話をしている時にいい香りを発散させていた。
ほとんど手をかけていないのにもかかわらず、こうしていい香りで癒してくれるミントに、ふと愛着がぐんと湧いて、何か利用法はないものかと思い巡らせたのがきっかけ。
そして、生育旺盛な性質を利用して、ブルーベリー畑のグランドカバーにもできたらと欲も出ていた。
なにせ、ワルナスとか細くて痛いトゲトゲのつる性植物が、畑のならず者としてのさばっている。
畑に植えてはならないといわれている植物のミントだけれど、どちらがましかという選択では、ミントに軍配が上がりそう。
でも、そこは焦らないで、じっくり考えて決めるつもりだ。

さて、園芸店で買ってきたミントをプランターで育てること一ヶ月が過ぎ、とても健康そうに育っている。
かわいらしい緑の葉を摘んで、ミントティーで味わうことにした。
ミントティーとの出会いは、かれこれ30年以上前のこと、フランスのカフェで挑戦したのが始まりだ。
普通のカフェだから、もちろん乾燥した葉のティーパックがポットに入って提供された。
あと驚きは、注ぎ足しようのお湯を入れたピッチャーも運ばれてきたこと。
初めて味わったミントティーは、清涼感とやや甘い香りがするちょっと草っぽくぬるい味だった。
砂糖を入れて飲めるように角砂糖が添えてあり、砂糖で甘味をつけて飲み干した。
一回で好きになったわけではないが、カフェインを摂りたくないときで、デカフェの気分でもない場合は、数度注文したことがあった。
それからしばらくして、日本でもハーブティーのティーパックがスーパーで売られるようになり、たびたび利用するけれど、生の葉で淹れたミントティーは今回が初めてだ。
古参のたぶんスペアミント、ラベンダーミント、イングリッシュミント、ミントオレンジの4種類のミントを同量使い、軽く煮出す。
綺麗な緑茶色で、部屋中にミントの爽やかな香りが広がった。
飲んでみると、ほんのり苦味と甘味がして、まさにお茶。
香りもシトラス系も含まれたミントの香りで、気持ちを落ち着ける。
効能は、リラックス効果、整腸作用、デトックス効果、冷え症改善、安眠効果、などなどいろいろあるようだが、古来より人が薬草としても使ってきたものだから、適量を摂取すれば何かしらよい気がする。
なによりも、気に入ったならば、くつろぎの時間のお供としてありだろう。

ハーブ探求は、これだけではない。
その続きは、たぶん一ヵ月後に明らかになる予定だ。

綺麗で可愛いソメイヨシノに生るさくらんぼ

2023-05-20 22:47:50 | 植物たち


庭先にあるソメイヨシノにさくらんぼが生っていた。
ソメイヨシノは、クローン木だから実は生らないらしいが、今年は近くにある彼岸桜と開花期が重複して受粉したのだろう。
枝に付いたこの艶やかな深紅の実と緑の葉が風に揺れる様子は、葉擦れの音と共に、私の気持ちを軽くした。

ブラシ状の花のミモザと洋梨の花

2023-04-06 23:29:18 | 植物たち

ブラシ状のミモザの花



3年越しに咲いたミモザの花。
植えた場所が過酷過ぎて、花を咲かせるまでに時間が掛かってしまった。
この場所は、とにかく風の影響を受けやすく、また乾燥しやすい。
それでも、生き抜く姿をいとおしんで、見回るたびに声をかけていた。
「愛は世界を救う」という使い古されたスローガンだけれど、この美しい地球に存在する同胞たちに慈しむ気持ちを届けたくて、まさに草の根的活動を心がけているその一端だ。

洋梨の白くて清純な花も咲いた。
花が咲いただけなのに、心のそこから喜びが湧き出てくる。
命が成長していく様は、なんと素晴らしいことか。

これからも、畑の見回りをしながら、命の輝きに見とれたいと思う。


洋梨の花

馬酔木と椿の小径

2023-03-16 22:15:58 | 植物たち

花盛りの馬酔木


威圧する杉の花粉球

穏やかに晴れ渡り、とても暖かい一日だった。
様々な花がこの暖かさにあわてて、我も我もと咲き競っている。
極早生のブルーベリーの花まで咲き出してしまい、人間のほうがうろたえていた。
畑を貫く道の轍の間に生える草に、雲雀がとまって大きな声で忙しなく囀っていた。
あたかも全世界に向かって「春だ、春だ、春が来た。」と、高らかに宣言しているかのよう。

我が家の椿は、ラファエル前派の背景のように鬱蒼と茂り、もはや壁の様相を呈している。
そこへひょんなことに迷い込み、抜け出せなくなってしまった馬酔木が、自分はここにいるのだと目一杯の主張は成功のようだ。
その椿の壁の脇には、小径ができている。
人が通るにはちょっと狭いけれど、猫ならば悠々とおることができるし、安全にくつろぐのにもってこいの感じだ。
どこかへ出かけるのにもってこいの日だったが、自分の家の周りを巡って、この季節にある美しさを拾い集めることも十分に心を愉しませるものだった。


赤い椿


椿の小径