![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/2f/d8ff55c4f0d94e0f7270734a2d02849e.jpg)
Deer's Skull with Pedernal 1936
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/80/e5519eaba93432d2dd9b6d6f216dff4b.jpg)
From the Faraway,Nearby 1938
オキーフは、対極にあるものを同時に描こうとする。
エロスとタナトス。
花はエロスを、骨はタナトスを。
花はタナトスを、骨はエロスを。
過酷な荒野に住んでいたのは、極限を身近に感じていたいがためか。
だから、画面いっぱいにズームアップして、真正面からそれに向き合い、我々にも突きつけてくる。
あまりの赤裸々な表現に、面食らう者もいるだろう。
ともするとメキシコの画家フリーダ・カーロのように痛々しくグロテスクになりがちなエロスとタナトスを、ぎりぎりのところまで突き詰めたオキーフの姿勢は賞賛できる。
彼女の絵から吹いてくる風は、彼女の終の棲家となったニューメキシコの乾燥した厳しさのあるものだから。
過酷さは、余分なものを削ぎ落とす。
それが彼女の絵を、他と一線を画すものにしているのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/94/e5df5705162f655a0066a88ff40ed7a2.jpg)
The Yellow Flower
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/d1/38c7eeb1ac1e3d2b0c1081f6e30959d1.jpg)
Slightly Open Clam Shell 1926
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/32/76318bac2ffe2f5d71dafa9357990af1.jpg)
Cow's Skull with Calico Roses, 1931