rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

自分では、久々の洗車

2024-01-22 22:11:20 | 日記
今日は、空気が暖かだった。
明日の天気は晴れらしいから、気になる鳥のフンがついていることもあり洗車を決行した。
だいたい家人が洗車をしてくれていて、自分でするのは一年ぶりに近いかもしれない。
家人がかけてくれたワックスが効いていると、汚れは水だけでスッと落ちる。
檜やヒバの枯葉がドアの隙間に入り込んだものを取り除いて、泥などの汚れをふき取ったり、車内の細かなほこりも丁寧に掃除する。
もちろん掃除しながら、故障しないで走ってくれることへ感謝を声に出して語りかけた。
人の生活を便利で豊かにする道具であっても、それを考え出し作り上げ改良を重ねていくあまたの人の努力の結晶であり、有限な資源を使っていることを忘れてはいけない。
すべては当たり前ではなく、モノはその在りようで人の手元に出現しているのではない。
豊かな物質に囲まれて生きるということは、資源とそれを加工した人々の労力の地層に支えられているのだ。
綺麗になった車は、いつも使っている人に丁寧に掃除をされて、心なしか喜んでいるように見えた。

ささやかな楽しみで心を癒す、それは甘酒

2024-01-20 21:40:20 | 随想たち
最近のささやかな楽しみは、仕事から帰ってきてからの家人と味わう甘酒だ。
親類からよい酒かすを頂いた。
冬ならではの飲み物の一つに甘酒があるから、早速作って飲んでみた。
麹で作るアルコールを含まない甘酒が主流のこの地域で、酒かすの甘酒を飲むのは久しぶりだ。
ほのかなアルコールの香りと、白くどろっととした口当たり、優しい甘さが、冷えた体に染み渡る。
猫舌な私は、しばらく目で眺めてから飲み始めるのに、そのころにはやけどしそうなほど熱い甘酒を家人は飲み干してしまう。
各々自分のペースで甘酒を飲むけれど、一緒に同じものを味わうことは、とてもほっとして落ち着くものだ。
それぞれが一日過ごす中で心に沈んだ不純物を、同じ時に同じことをすることで互いに取り除きあう。
甘酒を飲むことが、心を癒す儀礼の一つとなっている。
酒かすが来る前は、「ほっとレモン」であったし、「ミントティー」が儀礼のアイテムだった。
つまり、温かい飲み物は、心と体の治癒効果があるということか。
一人で温かい飲み物をゆっくり飲んでもいいけれど、できれば心が通じ合える大切な人と共に飲めれば効果絶大といえるだろう。
私が実感する、おすすめしたいメンタルケアのひとつである。


愛情布団干し

2024-01-15 22:33:28 | 随想たち
家人が、こまめに布団を干している。
特に冬の寒いとき、よくお日様で干された布団は。極上の眠りをもたらしてくれる魔法のアイテムとなる。
けれど、晴天の時ではない薄曇の日にも布団を干している家人の姿に、懐かしい狂気を覚えた。
もう10年位前になるだろうか、私は心疲れて仕事をしていない時があった。
そのとき、狂ったように少しでも空気が乾いている時には、薄曇であっても布団を干さずにはいられないでいた。
その動機としては、ほんのちょっとの労力で快適な眠りを確保できるならば、どうしてやらずにおられようかといったもの。
お金も迷惑も掛からないから、好きなだけやってかまわないと思うが、晴れて時間にゆとりのあるときならいざ知らず、1時間でも、薄曇でも、となってくると常軌を逸していよう。
自分でも、これはいささか度が過ぎると思っていても止められない。
家人がどうやらその域に踏み込んでいると思われるところを、先日目撃してしまった。
「長年一緒にいると似てくるのかな~」と笑いながら指摘したけれど、家人は好きなように布団を干し続けるだろうし、別に止めるつもりもない。
私はただ、干された布団の幸せをありがたく享受しようと思う。

My Favorite Gallery - Second

2024-01-08 22:17:41 | モノたち


どこに飾ろうか考えていた中くらいの人のチョウの絵を飾る。
その右隣に在る作品は、私と家人に共通の知人の作品。
このコーナーも、これでうまく納まり、とてもいい空間になった。
これを機会に、ずっと飾りっぱなしだった額縁のほこりを落とし、ガラスを磨き、つり紐が劣化していないかを確かめた。
ここ数年、気にしながらも余裕がなさ過ぎて、放置していたのだ。
自分のお気に入りの空間といいながら、なんとも情けない話。
作品たちに詫びを入れながら、丁寧に掃除ができたと思う。
やっと後ろめたい気持ちもなくなって、このギャラリーを満喫しようではないか。

My Favorite Gallery

2024-01-07 22:45:27 | モノたち


我が家の階段は、ちょっとしたギャラリーとなっている。
私のお気に入りの絵画やオブジェが、飾ってあるのだ。
右にある黒い絵は、ルーブル美術館監修のマティスのリトグラフ。
真ん中の風景画は、知人の油絵。
左上の小さな絵は、中くらいの人の描いたペン画。
毎日階段の昇り降りのたびに目に触れて、私の心は癒される。
今も、新しくやってきた中くらいの人の絵と私のドラゴンを、どこに飾ろうかと考え中。
こうして好きなものに囲まれ暮らす幸せ気分を、ありがたく享受している。