rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

それは、ただ暑さのせいだった

2022-07-31 23:04:55 | 日記
なんていうことのないことで、家人に八つ当たりをしてしまった。
ブルーベリーを買ってきたパックに詰めてどれくらいの重さになるかを、エアコンのないキッチンで、家人と調べていた。
キッチンは二階にあり、屋根瓦が焼けてまるでオーブンかサウナ状態、室温は34度で湿度は75%の過酷な状況下では、人は冷静でいられなくなるようだ。
家人は不器用なタイプで、ぴったりと重なった食品パックを剥がしとるのにもたつき、それでも二枚重なってしまっていたことがまず一つ。
次に、試しに使うブルーベリーは、前日に話した、私の職場へ持っていって味の感想を聞くためのものだという前提があっての作業だったのに、手順の思い違いが発生したことが二つ目。
まったく、たいしたわけもなくイラついてしまったのは、家人に申し訳ない。
しかし、食事の後片づけをしてそのキッチン・サウナに15分以上もいると、暑さに耐えられずに体と気持ちがどうにも余裕がなくなってしまう。
まるで、カミュの「異邦人」のようではないか、「暑さのせいだ」と言い切ってしまいたい。


めっちゃブルーベリー

2022-07-29 23:14:32 | ベリー類の栽培


家人が1年かけて丁寧に世話をしたブルーベリー畑で、収穫したブルーベリーがこれ。
直径1.5cm超えの大粒が、たわわにわんさか生っている。
今日は、私の働いているところの子供たちへ、体験学習としてブルーベリー摘み体験に開放した。
暑さが増す午前中、1時間半ほど、休憩を挟みながらブルーベリーを好きなだけ摘む。
7種類くらい植えられているブルーベリーの各々の個性を感じ、自分好みを見つけながら摘む作業に、子供たちは大いに生き生きと没頭していた。
甘いもの、シャリ感のあるもの、やや酸味のあるものなど、木によって異なる個性に驚きながら、一人2kgは摘んだだろうか。
彼らが、せっせと摘んだブルーベリーを持ち帰って家族に振舞うときに、今日のこの感動や発見したことなどを話してもらえると、なにより嬉しい。
たった1時間半の体験が、机上の学習の数時間をしのぐ学びがあると思う。
葉の裏に毛虫がいるかもしれないと注意しながら、ブルーベリーを試食すると、その見た目や実の張り軟らかさで熟し具合を見極め、甘味が異なることに気がついていく。
暑さに耐えつつ、熱中症にならないように日陰を選んで摘み取りをしたり、水分補給をする。
自分の体調を気遣いながら、より美味しいブルーベリーを探し摘み取るという、セルフマネージメントをこなすのだ。
まだ人の管理下にある状況下だが、虫が飛んできたり、足元が安定しない場所もあったりと、瞬発的な対応を求められる場合もある。
五感をフルに活動させることは、人間が本来動物であり、今までの生存競争を生き抜いてきた根源の能力を埋もれさせないために必要だ。
これが、感覚、心の弾性、回復力を養い強化に繋げる。
実際の教育は、どうも人を根本から引き離そうとしているように思えてならない。
もちろん、特定の何がよろしくないわけではなくて、土台からずれて歪みが収まらないといったことが本質に近いのではないだろうか。
ともあれ、この体験が、小さな種となって彼らの心にいつしか豊かで穏やかな緑の世界を芽吹かせる一機になることを願っている。

うはははは!いいものできたよ”ネコだるま”

2022-07-26 22:46:33 | 漫画やアニメ


結構いい線いっているんではないかと、ワクワク楽しみながら作った”ネコだるま”。
ちょっと商品化してもいけそうな気がしてならない。
とにかくとっても気に入ったものが出来てしまった。
もちろん「だるま」なので、目を入れられるように白抜きにしてあるし、ぶら下げて飾れるように紐もつけてある。
何気に落書きをしていたところから、はたと閃き形にしてみた。
アホくさいかもしれないけれど、「フッ」と笑みがこぼれてくれたらそれでいい。
これより先に描いた8月の課題は、後ほど公開しよう。
多分、きっとこれも自信作といえるだろう。
どうぞ、お待ちあれ。

諦めないで、ブラックベリー

2022-07-25 23:06:50 | ベリー類の栽培
種の存在を無視できないブラックベリーを、見直してみることになった。
今年もわんさかと実を生らせているブラックベリーを見過ごせなくなった家人が、ふと美を摘んで食べたのは昨日のこと。
なんとそのブラックベリーは、種でじゃりじゃりというほどではなく、あまり気にしないで何とか食べられることを発見した。
それで300gほど摘んできて、私にも確かめるように促すと、確かに種だらけではなく、一つの実に数個程度の種であまり気にならない。
生食だと、香りと深みのある果汁が口の中いっぱいに広がり、ブドウの巨峰とアメリカンチェリーのような味がした。
これならば種を濾し取らなくてもジャムにできそうだと、試しに作ってみる。
ジャムにしたから種感が気にならないわけではないけれど、ヨーグルトに加えると色も濃い紫で美しく美味しい。
短時間でジャムにしたため、香りと味がいい具合に残ったのだろうか。
だから今日も実を摘み取って、ジャムにした。
トーストにぬって食べると合いそうだ。
今まで雑に扱ってきたけれど、とうとう復権しだしたブラックベリーだ。

甘し美味しのブルーベリー

2022-07-24 22:52:30 | ベリー類の栽培


今年は、ブルーベリーについて多くを学び、たくさん食べている。
昨年から管理を委託されているブルーベリー畑のブルーベリーが、目からうろこ状態なほど大粒で収穫量も多くて味もいい。
畑の所有者が、わけあって数年放置していたため、雑草が埋め尽くし枝は伸び放題で、ブルーベリーの木は相当傷んでいた。
それを家人はほぼ一人で、昨年の夏から悪戦苦闘しながら手入れをし、どうにか収穫しやすい状態まで持ち上げたのだ。
その苦労が報われるほどに、ブルーベリーたちは応えてくれている。
しかし、家人一人で下草の管理と収穫は、手に余る状態だ。
私もつい最近まで、あるチャレンジのために勉強漬けだったから、ほとんど家人に協力できないでいた。
ここ数日、体調を考慮しながら家人の手伝いをしていたのだが、昨年の状態からここまでにするには、根気のいる仕事だったとひしひしと感じた。
そしてその努力がこうして報われたことに、安堵している。
自然が相手だから、必ずしもかけた労力の成果が上がることは見込めないにしても、自分のペースで工夫できる余地もあり、作物を育てるということは命の根源に関わっていて尊い行為だと思う。
この結晶の産物であるブルーベリーの実を毎日食べられる私は、とても幸せ者だ。
美味しそうな実を選んで摘み取りながら家人を語らう時間は、至福なのだった。