rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

スギ花粉をものともせずに、どこか遠くへ行きたい

2016-02-28 22:30:05 | 随想たち
光の具合がすっかり春めいてきて、心がそわそわしだす。
このまま、気の向くまま足の向くままどこか遠くまで行きたい。
道端や木々の梢を照らす光、遠くに見える山や流れる雲を目指して、どこまでも進む。

毎日同じ時間帯、同じ場所の限られた空間で過ごしていると、近視眼的になったり、感覚が麻痺してきて、自分が小さく干からびてしまうような不安に囚われる。

今日は、やや風が強かったけれども、よく晴れて、外が快適なはずなのに、私は家の中で底なし沼のような午睡に陥っていた。
花粉の攻撃にさらされて、体が防御にまわっていたせいなのだろうか。

花粉の飛散が本格化する前に昼休みに外を歩いて、風を感じ、梅の香を嗅いでおいたのは、正解だった。
綺羅らかな春を楽しまずに、人生の妙味はありえない。
けれど、カメラと疎遠になっているのは、余裕のない私の失態。

すっかり家族の一員気取りの白黒猫の登場が、上手い具合にアクセントとなっているけれど。

朝には感じなかった喪失感が、私に”どこか遠くへ行きたい病”を発症させた。
おそらく、スギ花粉がトリガーとなっている気もするのだが。

いつのまにやら白黒和猫

2016-02-25 22:37:39 | 
白と黒のどっしりとしたオスの猫が、玄関前の芝生に居座っている。
この猫、やたらと人懐こく、ニャーニャー鳴いては人の後をついてまわる。
捨て猫か、いつものごとく猫道がある我が家を周回する猫の一匹なのだろうと思っていた。
ところが、義母の話によると、隣の家のおばあさんが飼っていた猫ではないかと言うのだ。
昨年、おばあさんが亡くなってから我が家に出没するようになったらしい。
そのおばあさんが亡くなる数時間前に会話をしていた義母にとって、猫を無碍にもできないらしく、ときどき食べ物を与えていた。
それが、先週3日ほど姿を現さず、ほっとした反面心配でもあった。
一昨日、ひょっこり朝の玄関に現れて、義母だけでなく、もう猫は飼わないと心に誓った我々も心のどこかで安堵する。
そして今日、とうとう義母は、猫用えさを買ってきた。
おそらく猫は、我が家に居る権利を獲得したのだ。
ともかく、人懐こさと押しの強さ、これがあれば大概の猫は人を手懐けることができるらしい。
もしかすると、これは猫に限らず、あらゆるものに通じることかもしれないと、あらためて目の当たりにしたのであった。

ちょっと、雪が降ってるって

2016-02-15 21:55:35 | 空・雲・星・太陽たち
なんですかねぇ~、雪なんか降っちゃってますよ。
昨日は上着が要らないくらいの晩春の陽気だったのにですよ。
今日の最高気温は夜中に出ちゃって、そのままひたすら下降線を描きながら気温は下がり、午後2時あたりからちらほら雪が舞うまでになってしまいましてね。
まったく、こんなに激しく気温が変わっては、せっかく治ったインフルエンザなのにまた風邪を引いちまいますよ。
アフリカでのエボラ出血熱、中東でのSARS、アジア一帯のデング熱、ブラジルのジカ熱などの伝染病、戦争、テロ、内戦、貧困層の増大とかいろいろ人を苦しめる災厄はあるけれど、こんなお天気の落差でも、弱っている人たちには追い討ちがかけられちゃうんです。
ずっと引きこもり、仙人のようにほぼ世間と隔絶した暮らしを送っていたヘタレは、さまざまなウイルスにさらされて、3ヶ月以上ゴホゴホ病弱を囲っている情けなさですよ。

例のヤツ、とうとう作れんかった

2016-02-14 22:04:05 | つぶやき&ぼやき
インフルエンザとおさらばできたようだけれど、例のヤツ、とうとう作れんかった。
毎年恒例で作るアレ、ジャム入りチョコレートのこと。
材料の調達はとっくにできていたのに、ウイルス入りとか気分よくないから、ヴァレンタインに間に合わすことはやめにした。
そうさねぇ~、今週末にでも作るとするか。
板チョコはそのままバリボリ食べることもできるけれど、やっぱり甘酸っぱいカシスとのコラボを楽しみたいじゃない?
そうそう、我が家特製のラズベリージャムもよいよね。
うんうん、そうしようそうしよう。

そ、そんなにいっぱい?

2016-02-13 22:36:18 | つぶやき&ぼやき
インフルエンザの薬と一緒に解熱鎮痛剤と胃薬が処方された。
もちろん、ジェネリックを希望したが、インフルエンザの薬はもちろんそんなのない。
けれど、胃薬と解熱鎮痛剤はあり、ジェネリック薬が出てきた。
ところが熱が38度以上の辛いとき服用の頓服仕様なのに、なんと1シート10錠が薬袋に乗っている。
「えっ!こんなにいらない・・・」と言ったけれど、薬剤師は「大丈夫です、頭痛などにも使えますから、とっておいて必要なときに使ってください。」とやや申し訳なさそうに返答する。
仕方がないよ、この人のせいではないのだからと受け取って帰った。
どうなのだろう、いくら安いジェネリックとはいっても、頭痛などにも使えるといっても、もう少し絞って処方したほうがいいのではないだろうか。
胃薬、鎮痛薬、シップ薬、これらはいつでも大量に処方されるどこの家にもあふれ廃棄されるあぶれものトリオ。
ここには、病院と薬局と患者の互いの欲が絡み合って、必要なところに必要な量の薬が渡ることがなかなかないのは想像がつくのであった。