rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

朝はキジ 夜フクロウで おもわれる 聞き耳頭巾 何処に在らん

2024-05-22 15:58:48 | 生き物たち
まったくなっていないけれど、実際良く思うことを歌にしたためてみた。
昨夜の9時過ぎ、洗面所の北窓から、すぐ近くで鳴くフクロウの声が聞こえた。
「ホウ  ホッホウ」
3月のころよりは、声が野太くなっていて、違う個体かもしれないけれど、成長を感じ取れた。
たぶん、家のすぐ横にある杉の大木あたりで鳴いていて、音がしだいに小さくなることから、遠くに移動する様子がわかる。
フクロウが我が家あたりを縄張りとしだしている昨年の夏ごろから、ブルーベリーを啄ばむ鳥たちの姿が減ったような気がしていたが、この春は鳥たちのいたずらで小枝を折られる被害がないことから、フクロウが鳥たちの勢力図を変えているのではという確信に変わりつつある。
いくら我が家の敷地内で起こっていることとはいえ、制空権は鳥たちのものなのでいたし方あるまい。

今朝は、家の北側にあるジャガイモを植えた畑あたりを、大きく立派な体躯のオスのキジがひょこひょこ歩いている姿が見えた。
キジは、派手なカラーリングにもかかわらず、常時驚いたような表情の目がユーモラスだ。
そして、おどおどした挙動不審な動きもそれを増徴させている。
元小さい人の出勤を見送ってから、どのあたりを歩いているかジャガイモ畑のほうを見に行くと、元小さい人の運転する車が畑の近くを通過すると、それに驚いて羽ばたき飛び上がって、20mほど遠くへ移動するところだった。
そのキジのすぐあとをもう一羽続く姿があったので、きっと番のメスだったのだろう。
おそらく番のキジたちは、朝の優雅な散歩を愉しんでいたに違いない。

と、暢気に田舎の自然を愉しんでいる私だ。
脆弱な私にとって、数年人の支援を続けて蓄積された疲労の滓が、どうにか濯がれてきたように思える。
更によりよい支援ができるように、更なる学びを深めて、次へと歩を進ませていきたい。

緑の威力が増し、ツバメが宙に翻る

2024-05-21 16:58:37 | 随想たち
本当ならば、のんびりしていては困る経済状況。
なのに、いまだ週一回勤務のままにいる。
その通勤は、片道1時間ほどかかり、ほぼ田舎道、田園風景の中、車を走らせる。
晴れた日などは、エンジンもよくまわり、少し開けた窓から花の甘い香りを含んだ初夏の空気が流れ込む。
水鏡だった田んぼに緑の苗が植えられ、苗の隙間には空が映り込んでいて、今だけの特別感が切ないくらい凄い。
木々の緑も、やわらかでバリエーションに富んでいたものが、鮮やかさを増して原色味を帯び、既に色の幅が狭くなって夏を先取りだ。
ツバメたちは、晴れた日は高いところを舞うように、雨が近くなると低空を切り裂くように飛び回っている。
通勤路沿いにおける季節の移ろいを、週一回という間隔が感じさせてくれるようだ。


2024年5月11日 オーロラ祭りに乗りたかったー!

2024-05-13 12:13:20 | 空・雲・星・太陽たち
先日、太陽フレアに伴う猛烈な磁気嵐が地球に到来し、世界各地でオーロラが出現した。
北半球では、ロンドンにおいてはっきりと目視できたり、フランスのモンサンミッシェルでは幻想的な光景が現れ、スイスにおいても確認できたそうだ。
また、日本においても、北海道はもとより、福島県や兵庫県、愛知県でも高感度カメラにおいて捉えることができたという。
そんな祭り状態をSNSでリアルタイムに受け取り、自分も体験したいものだと居ても立ってもいられずに北窓を開けて空を眺めた。
もちろん空が赤く染まってなど居ない。
それよりは、遠い街の光が空をぼんやりと照らしているのを認められるくらいだ。
確かに、田舎とはいっても関東圏なので、光の密集度が高いのだ。
よほどのオーロラだ出現しない限り、肉眼では見ることができない。
もっとも、ネットが普及した恩恵で、様々な情報が瞬時に手にはいり、流星群やオーロラが身近になったから幸せだといえよう。
諦めの悪い私は、だからこそ経済的に余裕があったら、せめて飛行機で北海道へと飛んでオーロラを見られたかもと心の隅でつぶやくのだった。

2024年5月5日 みずがめ座η流星群

2024-05-06 14:54:47 | 空・雲・星・太陽たち
みずがめ座η流星群の極大期は6日の未明だというので、到底起きていられる自信がなく、23時ごろにいつもの二階の東向きの窓から空を眺めてみた。
大気に冬の透明感がないのでクリアさに欠けるけれども、月明かりに邪魔されず、星を見ることができる。
まだ、蚊などの嫌な虫はいないにもかかわらず、網戸を開けるのを面倒がって、そのまま眺めていると、目の高さで右から左へと水平に流れる光を見た。
ああ、これはきっと流星群の流れ星だと嬉しさ反面、自分の怠惰さを呪っていた。
網戸がなければ、もうちょっと綺麗に見られただろうに。
それでも、予想で最大1時間に10個程度の流星だとすれば、見られたのはとてもラッキーといえる。
その後、午前2時ごろを目安に起きると念じながら、ひとまず就寝した。
はっと目を覚ますと、既に午前4時。
うっすらと東の空は白み始め、空の低い位置に細い月が掛かっていた。
起床の暗示の効き目がなかったことを悔やみながら、夢で流れ星を見ようと、すぐに諦めてまた眠りについたのであった。