rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

2025年1月3日 初虹

2025-01-04 22:16:09 | 空・雲・星・太陽たち


今年の初虹。
3日の正午に近い時、雨だったはずが陽が射して外は明るい。
雨が上がったのだと思い、家人と二人で外に出ると、粉雪かと思うほど白く輝く雨が降っていた。
二人で示し合わせたように、北側の空を振り返ってみた。
すると、濃くて幅の広い虹が、北の空の低い位置に大きくゆるい弧を描いている。
「写真だ!」と叫ぶや否や、二人はそれぞれのスマホを撮りに走り出した。
そして、スマホを手に取ると、虹は待ってくれない、障害物が入り込まないところへと向かって進みながら、写真を撮る。
虹は、うっすらではあるが、三重になっている部分もあった。
北の空に虹がかかることは、滅多に出会わない。
そのことに二人とも非常に興奮しながら、早々と消えかかる虹を眺めては、感想を言い合う。
まずは、新年のスタートに虹を見られたことを、吉兆としたい。
その吉兆のおすそ分けを、みなさまにもどうぞ。

コールドムーン 2024年12月15日

2024-12-16 15:42:28 | 空・雲・星・太陽たち
今年のふたご座流星群は、月明かりの元、ベストな観測条件ではなかったが、月はとても美しかった。
そこで昨夜の12月15日は、今年最後の満月であり、コールドムーンという別名も与えられているものだった。
そのことに関してSNSの記事で、今回のコールドムーンの高度が82.61度とほぼ天頂に近いほど高い位置を通過し、この100年で1969年の82.69度以来二度目の高さになるとあった。
たしかに、一昨日に月を見たときには、月明かりがずいぶんと真上から照らしているなと感じたし、さらに北も西も空全体のトーンが明るかったと思った。
また、朝6時前のもうそろそろ朝焼けの赤色が東の地平線部分ににじみ始めたころ、思ったよりも北よりの西の低い位置にまだ煌々とした月がドンと居座っているのを見て、まるで違う星にいるかのような違和感を持った。
寒くてまた布団にもぐりこんでしまったのだけれど、ぼやけた頭で写真を取って置けばよかったとうじうじと考えていたのだった。
そして、SNSの記事を見て納得し、今朝の明け方も月を見るために布団から這い出した。
月の存在は、我々にとって当たり前すぎて、日々関心を向けるとは少ないけれど、地球の大きさに対してこんなに大きい衛星であり、様々な影響を与えていると思うと、ふしぎな気持ちになる。
日本人は、月を愛でる細やかな情緒的文化を持っている。
お月見の習慣は、商業ベースでしか存続していないみたいだが、せめてしばしば夜空を見上げて月を愛でる気持ちを失いたくないものだ。

コールドムーン

2024-12-16 15:41:33 | 空・雲・星・太陽たち
今年のふたご座流星群は、月明かりの元、ベストな観測条件ではなかったが、月はとても美しかった。
そこで昨夜の12月15日は、今年最後の満月であり、コールドムーンという別名も与えられているものだった。
そのことに関してSNSの記事で、今回のコールドムーンの高度が82.61度とほぼ天頂に近いほど高い位置を通過し、この100年で1969年の82.69度以来二度目の高さになるとあった。
たしかに、一昨日に月を見たときには、月明かりがずいぶんと真上から照らしているなと感じたし、さらに北も西も空全体のトーンが明るかったと思った。
また、朝6時前のもうそろそろ朝焼けの赤色が東の地平線部分ににじみ始めたころ、思ったよりも北よりの西の低い位置にまだ煌々とした月がドンと居座っているのを見て、まるで違う星にいるかのような違和感を持った。
寒くてまた布団にもぐりこんでしまったのだけれど、ぼやけた頭で写真を取って置けばよかったとうじうじと考えていたのだった。
そして、SNSの記事を見て納得し、今朝の明け方も月を見るために布団から這い出した。
月の存在は、我々にとって当たり前すぎて、日々関心を向けるとは少ないけれど、地球の大きさに対してこんなに大きい衛星であり、様々な影響を与えていると思うと、ふしぎな気持ちになる。
日本人は、月を愛でる細やかな情緒的文化を持っている。
お月見の習慣は、商業ベースでしか存続していないみたいだが、せめてしばしば夜空を見上げて月を愛でる気持ちを失いたくないものだ。

2024年12月14日 ふたご座流星群

2024-12-15 17:46:08 | 空・雲・星・太陽たち
待ちに待ったふたご座流星群がやってきた。
しばらく前から天気予報のチェックを欠かさずして、ワクワクした気持ちを楽しんでいた。
ところが、いよいよ13日から14日にかけて極大期と思ったなら、雲が夜空を遮り朧に月の場所がわかるくらいだった。
仕事の疲れもあいまって、意気消沈してその夜は就寝した。
さて、次の日の夜、前日とは打って変わっての空模様、満月前の月は煌々と月影を成すほど輝いていた。
諦めの悪い私は、21時に外へ出た。
青白い光に満たされた外は、冷えた空気にピリリとしていて、眩しいくらいの月の近くには木星が存在感を誇示していた。
わかりやすく馴染み深い星の他は、月の光にかき消されていたけれど、つきと木星のあたりから、オリオン座に向かって光が走った。
条件がよければ、かなり強い光を放つ流星だったことが伺われた。
その後、30分間で4つの流れ星を見られた。
いずれも放射点がふたご座とわかりやすいもので、うちひとつは流星痕を残すほど煌くものがあった。
あまり粘ると風邪を引きそうなので、ひとまず室内で体を温めて、22時あたりからまた30分間星を眺めた。
冷え込みは時間が経つほどきつくなり、足元は霜柱のザクザクとした音を立てるほどになっていた。
その間、見えた流れ星は6個。
月明かりで観測条件がよくないにもかかわらず、これだけ見られたことに感謝をして今年のふたご座流星群と別れを告げた。
流星群を見るためだけでなく、冬の星空は美しい。
寒さにめげないで、これからもしばしば夜空を仰ぎ見たいと思っている。

2024年11月12日 おうし座北流星群

2024-11-12 09:18:58 | 空・雲・星・太陽たち
昨日の夕方の光は、淡い桜色から薄紫色を帯びて、景色をくまなく包み込んでいた。
今様の表現ならば、「エモい」というのだろう。
私は、薄暮手前からのこの時間帯の光がとても気に入っている。
夕焼けの光もギラつきがなく、草木のトーンを落とした葉の色にうまく馴染んでいた。
いつかはこの色合いを自分で再現してみたい気持ちがあり、どのように画面に定着しようかと、頭の中でシミュレーションをする。
また、その色合いで描いた画家たちの作品を思い浮かべ、それとは違う表現を模索してみる。
そして、車を走らせながら、今夜の空の具合を推し測った。
おうし座北流星群の極大期が、明日にかけてあるからだ。
日付が変わるころまでは月明かりが強そうなので、運よく夜半過ぎに目覚めたら、暖かくして空を見てみようと決めた。
諦めの悪い私は、ひとまず寝る前の23時ごろ、ベランダに出て15分ほど空を見上げる。
オリオン座や木星が目立つ夜空には、飛行機の点滅する灯りが行き交っている。
月明かりで影ができるほどなので、かすかな光の流れ星は、認識できないほどだ。
けれど、澄んだ夜空に瞬く星星を見るだけで、心が満たされていき、ひとまずの眠りにつくことができた。
ふと4時40分ごろに目が覚めた。
外は、イノシシたちが闊歩する時期なために、安全を取ってベランダで観察をする。
予測では、1時間に2個程度の流れ星ゆえに、簡単にお目にかかれないとは思いつつ、空に目を凝らす。
月明かりの影響はなくなっていたから、星がくっきりと見える。
長めること15分、南の空にすうっと一筋の光が流れ落ちた。
運よく流れ星を見ることができた。
今月の17日あたりは、しし座流星群があるというのだが、やはり月明かりが強そうなので観測条件としてはあまりいいといえない。
それでも私は、晴れているなら空を仰ぎ見るのだろう。
冬の空は、星が一番美しく輝きを見せてくれる時期だから。