rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

夏ですか?夏なんですね。

2014-06-30 23:07:06 | 植物たち


鉢植えのひまわりが、昨日咲いた。
セミも元気に鳴き出した。
雲の切れ間から顔を出す太陽は焼け付くように強くって、軟弱な私は日陰を選びながら庭を歩く。
オニヤンマも例年のごとく現れて、我が家を悠然と警邏する。
中くらいの人が、飛んでいるハチの背後からオニヤンマが襲い掛かり、見事仕留めたところを見たと興奮する。
「この夏は冷夏」との予報が覆り、いつもの通り暑くなるらしい。
かえってひまわりにとっては朗報か。
今日で6月も終わり半年過ぎる。
明日2014年7月1日は、日本の大きな転換期となるだろう。
今夜のシュプレヒコールは、そのレクイエム。
もしその願いが届くなら、まだ捨てたものではないけれど、今夜立ち上がった多くの人たちがいたことが、大事なことだと思うのだ。
心にひまわりを抱いた人が、絶えることのない世界でいて欲しいと願っている。
太陽は、厳しいけれど我々を照らし恵みも与えてくれるのだから。

宝石みたいに輝くトマト

2014-06-29 22:18:37 | 食べ物たち


いつもの人から規格外のミニトマトをたくさんいただいた。
新たなトマトの育成のために、最後に収穫した中の規格外品だけれど、完熟新鮮言うことなしのトマトだ。
その中から見た目のいいものを選んでおすそ分けした以外のこのトマトを、明日はトマトソースに変身させる。
750mlのビン3つ分はできそうだ。
3月に作ったトマトソースがあと1ビンしかなかったから、助かった。
それはもう市販のトマトの水煮を使ったのとは別次元の美味しさで、もうレトルトや缶詰のソースを食べられなくなってしまったほどだ。
箱に入ったこのトマトを見た家人は、「宝石みたいに光ってきれいなトマトだ」とうれしそう。
ずっと好意に甘えてもらってばかりで申し訳ないので、秋にはまた新しいトマトが生りだすから、この美味しいトマトをお使い物にしようと思っている。


おまけのバラ

スロベニア共和国リュブリャナ

2014-06-28 23:24:59 | 街たち
「にじいろジーン 地球まるごと見聞録」アルプスの東の端にある四国と同じくらいの面積で、旧ユーゴスラビアの国スロベニア共和国。
首都リュブリャナの旧市街と新市街を結ぶトロモストゥイエ(三本橋)は見所のひとつで、そのなかのズマイスキ・モスト(竜の橋)は、街のシンボルである竜が棲んでいたという伝説にちなんでいる。

では、スロベニアのグルメ。
「オドゥプルタ・クフナ」は、10月までの毎週金曜日に開かれているオープンキッチンのイベントで、”ヤポルチュニ・ジュペク”という煮たリンゴを入れた餃子などが楽しめる。
「ゴスティルニツァ・カヴァリノ プリ・トルバリエヴィ・マミ」という長い名前のレストランは、郷土料理”ゴヴェヤ・ユーハ”という牛肉スープが味わえる。
骨付き牛肉と香味野菜を3時間煮込み作ったスープにパスタを入れて食べるのだが、滋養の富んだやさしい味に体が癒されること請け合い。
「ゴスティルナ・ナ・グラドゥ」では、伝統料理”ジュガンツィ”、いわゆるスロベニヤの蕎麦がきでそば粉をラードやバターを入れて作ったものとリンゴと一緒に炒めた物が食べられる。
この地方では、小麦粉よりも古くからそば粉が食べられてきた歴史がある。

ショッピング。
「イカ」は、全てメイド・イン・スロベニアで、伝統を今風にアレンジして200人を超えるデザイナーの作品を扱うセレクトショップ。
「カットブリユール」は、全て手作りのスロベニア陶器の店。
カップの持ち手やカップの縁の装飾が個性豊か。

リュブリャナからちょっと遠出。
リュブリャナから車で40分のところにある「アルプスの瞳」と称されるブレッド湖は、エメラルドグリーンの神秘的な湖。
湖の中ほどにあるブレッド島には、手漕ぎボートでしか渡れない。
99段の階段を上ると1200年前の建物の場所に17世紀に建てられた聖マリア教会があり、強く引いて音が鳴れば願いが叶うといわれている鐘があり、観光客の人気を集めている。
ブレッド湖の湖畔には、「バーク」というレストランがある。
ここの「クレムシュニク」は、60年前にセルビアの職人が伝えたケーキのレシピを忠実に、生クリームとカスタードを二段にして甘さ控えめ。
次に、リュブリャナから車で1時間半のピランは、青く澄んだ海オレンジ色の屋根に白い壁が美しいアドリア海に面した小さな半島の街。
「イヴォ」は、アドリア海で獲れる新鮮なシーフードの店。
今頃は、カサゴがお勧め。
さっと焼き目をつけたカサゴと野菜にオリーブオイルをかけてオーブンで焼く。
イタリアに近いこのあたりは、調理法も似通っているのだ。
ピランの南に広がるセチョヴリエ塩田は、700年前からの古い製法を守って塩を作る。
中にスパ「レバ・ヴィダ」があり、珍しい野外スパで塩田の泥パックを体験できる。

リュブリャナの街のところどころに一風変わった彫刻が置かれている。
作者は、ヤユヴ・ブルダル。
彫刻を塑像するときに使うものは、彼自身の手のみ。
彼曰く「人の手には古代からの記憶が刻み込まれている」
流れる動きのあるダイナミックな彼の彫刻は、たしかに根源的な命の躍動が感じられる。

この地域は、民族の坩堝。
民族と宗教の対立が引き起こす戦争の惨禍を辛酸を嘗め尽くしている。
けれど、また時が経つと繰り返す。
甘っちょろい理想論など、何の益にもならないことを痛感しているところ。
そして世界も、グローバル化がもたらす新たな不和の痛みにそろそろ気をつけなくてはいけない段階に突入してきている。
ああ、それでも戦争だけは御免被りたい。


6月はアジサイ

2014-06-28 20:37:16 | 植物たち


6月はアジサイ。
庭に咲いている2種類のアジサイを切ってきて、花瓶に活けた。
そして、月2回やってくる子供と描く。
難しいけれど、時々少し上に挑戦するのも大切だ。
何より、描こうとすることで花にきちんと向き合い見て、花の美しさだけではなく、その造形の見事さを知って欲しいから。
花に関心のない家人でさえも、このアジサイの美しさには目を見張った。
小さい人も、部活動から帰ってくるなり、感嘆の声を上げた。
丸くボリュームのある形と、小さな粒の集まった中心とそれから放射状に取り囲む大きな花弁の形が、同系色の中に変化を加え、絶妙のバランスを作り上げている。
この美しさをどうぞ味わって欲しい。

あとは、この季節になると作るジャム。
ブルーベリー、ラズベリー、ワイルドベリー、ストロベリー、4種類のジャム。
6月は、梅雨で鬱陶しいばかりではない、美しさと美味しい恵みがあるではないか。




なぜか4つのベリージャム


異常気象と自信を持てる昨日今日

2014-06-26 09:28:52 | 空・雲・星・太陽たち
昨日、朝から雷鳴がとどろき、東京の三鷹市の狭い地域で直径1円玉ほどの雹が積もるように降り、道路は流氷のようになって流れる雹の塊がひしめくほどとなった。
場所によっては集まった雹が、ふくらはぎの高さまで堆積して、白い冷気を漂わせるほどに。
今日は、埼玉県の朝霞市で1時間に110mmを記録する豪雨に、関東甲信地区の各地域に大雨洪水警報が発令されていた。
我が地域では、昼近くから雷がなり、昼になって明るくなったから安心と思いきや、曇ってはいても眩しいほど明るいにもかかわらず、フラッシュのような閃光と同時にパシッと音が鳴ったら衝撃波がやってきた。
もちろん雨は降っていない、冷たい風も吹いてはいないのに、落雷が突然地面を撃ったのだ。
義父母も初めての経験。
小さい人も学校でその雷を目撃したといい、先生も大変驚いていたそうだ。
その後、二発目は幸いにもなかったが、遠雷は絶えず聞こえてきていた。
午後4時過ぎあたりから、一気にあたりは暗くなって、頭上でも雷が鳴り出した。
やがて雨の勢いは増してきて、空には閃光が走り、あちこちに落雷が始まった。
1時間ほど、土砂降りの雨が地面をたたき、道路は川となり、家の前の広場は海と化す。
6時を回ってどうにか空も落ち着きを取り戻したようでも、まだ空のどこかは光っていた。
まったくもって、異常気象とはこのことだ。
もしこれで昨日のような雹が降っていたなら、この地域のダメージは、はかりしれないこととなっていただろう。
たとえ自然の猛威に打つ手なしではあっても、真っ向から対するばかりではなく被害を軽減できるよう、知恵を絞り努力を惜しんではなるまい。