rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

私の癒し たとえば札幌界隈

2022-11-29 21:45:43 | 旅先から

北海道大学構内の楓の落葉

黄色い落ち葉を見ると、なぜか心が弾んでくる。
だからつい写してしまうのだ。


北海道大学正門前 カフェdeごはん

朝の雨は、カフェでゆっくりコーヒーを飲みながら本を読みたくなる。
小川洋子と河合隼雄の対談集「生きるとは、自分の物語をつくること」が、静かに心に響いてくる。


札幌市電240系

札幌を訪れるたびに乗りたかった市電に、やっと乗ることができた。
幼いころ、乗ったのかもしれないけれど、いまひとつ記憶にない。
外の様子の移り変わりが見える路面電車は、移動するだけの乗り物とはちょっと趣が違う。
速さや効率だけでは補えない、可視化された時間や、それに触発される思考、ちょっと硬い表現だが、それを持てるのではないだろうか。
また、様々な年式、スタイルの車両が走っているのも、愛着が湧くポイントだと思う。


好みの庭園 北海道大学 その2

2022-11-28 23:00:58 | 旅先から

ポプラ並木


イチイの実 オンコの実とも

子供のころ、母方の実家の庭にこのオンコの大きな木が、庭にあった。
赤くかわいらしい実をたくさん実らせ、濃い緑の細かい葉の補色効果で、さらに実の鮮やかさが際立つ。
母にこの実が食べられるものであり、母自身も子供のころにはよく摘んで食べていたとのことで、幼い自分もよく食べたものだ。
今はさすがに食べないけれど、子供のころの思い出が甦って懐かしく、写真に収めた。
ポプラの木は、青空に突き刺さるかのように聳え立つ。
ほぼ落葉していても、その枝振りがよくわかって、私は冬枯れの木が好きだ。


白樺の古木

好みの庭園 北海道大学 その1

2022-11-27 23:15:20 | 旅先から




11月25日の昼前、北海道大学の構内を散歩した。
前日の夜は雨が降っていたから、空気が柔らかく、しかも澄んでいた。
正門より入り、そのまま真っ直ぐに進むと、まだ緑の葉をつけた大きな柳の木が目に入ってきた。
他の木々は黄葉したり落葉しているから、より目立っている。
緯度が高いために木々の種類がヨーロッパに似ていて、小川を配した中央ローンという場所は、ベルギーブリュッセルに在るカンブルの森を思わせた。
そこにある木々はすべて貫禄を湛え、この大学が創設された当時から大切にされていたのだろう。
もともと札幌農学校が前身なだけに、自然との共存共栄を体現するのは適っている。
学びや思索は、このような庭園、つまり飼い慣らされた自然の中で行なわれたほうがいい。
人間は自然の一部だけれども、単体だととても弱弱しいものだから。
さて、この構内散歩はまだ続くので、後日あと2回に分けてアップしよう。

二羽のカワセミ

2022-11-21 22:49:52 | 生き物たち
昨夜からの雨が上がり薄日が差してきた今日の昼前、職場に程近いとある湖畔を歩いていた。
もう一人と話をしながら歩いていると、二人の目の前を左側の蓮田から湖にかけての低い位置を、「ピッピッピッピ」と高く澄んだ音で鳴きながら、二羽の小ぶりな鳥が並んで横切っていった。
その姿を目で追うと、鮮やかなブルーに輝く背中が湖面を滑るように遠ざかる。
ああ、カワセミだ。
二年ほど前も、職場の目の前にある収穫後の蓮田の上を飛ぶカワセミを見たことがある。
自然豊かな地域柄で、シラサギ、オオサギ、アオサギ、カワウ、カイツブリ、マガモ、モズ、トビ、まれにミサゴなど、様々な鳥の姿を見ることができる。
カワセミがものすごく珍しい鳥ではないけれど、見られたときはやはり嬉しい。
だから、今日は私にとって幸運な一日となったのだった。

百舌の早贄、咲くミモザ、流星群追記

2022-11-20 23:09:02 | 日記

百舌の早贄 紅葉のブルーベリー畑にて


なぜか咲くミモザ


黄色いポンポンの花がかわいい



昨日、家人がブルーベリーの剪定をしていて見つけた、百舌の早贄。
漫画のHUNTER×HUNTERを読んで百舌の早贄を知った家人が、実際のそれを目にしたのは初めてだったようで、たいそう興奮して私に伝えてきた。
そして今日、私も一緒に早贄を見て、家人と共有できた記念のショット。

植木鉢で育てている、今年から我が家の仲間になったミモザたちのこの木だけが、今黄色くかわいらしい花を次々に咲かせている。
どうしてこれだけが咲いているのか、まったく理由がわからないけれど、この輝く黄色いポンポンのような花に、鬱々となりがちな晩秋から救われている。

さて、諦めの悪い星好きの私は、昨夜も流れ星を見ようと外へ出た。
やはり23時20分頃だろうか、一昨日よりかなり雲が多く出ていたけれど、その隙間からは火星やオリオン座などが煌いていた。
流れ星でなくとも、星を見ているとそれだけで気持ちが澄んでくる。
少しして、南の空の薄雲越しにきらりと光る光が走った。
もうそれだけでかなり得をした気分になり、すばらしい贈り物をもらったと大満足をして家の中へ戻った。
それ以上粘って風邪を引いたのでは、せっかくの贈り物が仇となる気がしたからだ。