rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

夏だもの海の絵を

2021-07-30 22:37:08 | アート

プールヴィルの断崖の上  クロード・モネ

天気の移り変わりが過激すぎるのは日本だけではなく、全世界的に起きている。
ヨーロッパでは大雨により大洪水や、爆撃かと思うような雹に見舞われたり、かたや熱波があたりいったいを嘗め回す灼熱地獄になるところもある。
また、ジャングルといえば思い浮かべるブラジルに雪が降り積もり、何でも64年ぶりなのだという。
だから、従来に則った夏のイメージを体現している、このクロード・モネ作「プールヴィルの断崖の上」の絵を観よう。
真っ青な空に浮かぶ綿飴のような白い雲、エメラルドグリーンの海原、乾いた風がそよいでは草むらをなびかせる断崖の上は、正しい夏の光景だ。
100年前に描かれたこの風景が、この先も続いて欲しいけれど、いかなる変化を止めることは出来ないし、万物にとって変化はその宿命でもあるから、我々はそれを受容していかなくてはならないのだろう。
今にこの絵が古き時代のよき証人となるかと思いながら、先の世界がどう変化するのかを知りたい気持ちも湧いてくるのだった。

わんさか採れるよブルーベリー

2021-07-23 22:48:49 | ベリー類の栽培


元小さい人と摘んだもの。
ラビットアイ系のブルーベリーが、最盛期に入りだした。
連日、太陽をいっぱい浴びて糖度があがって食べごろだ。
毎日片手一杯くらいのフレッシュなブルーベリーを食べている、なんて豊かで贅沢。
元中くらいの人が生まれたころに始めたブルーベリーだが、今では家人が本気を出して育てている。
元小さい人と摘みながら食べる、ゆったりとしたやさしい時間を過ごして、地味だけれども確実に大切なものを心に浸透させられた。


群青色のバタフライピー

2021-07-22 22:37:21 | 植物たち


群青色が涼やかなバタフライピーの写真をやっと撮れた。
わたわたと毎日を過ごしているから、花が咲き出してから一月は経つかもしれない。
このバタフライピー(マメ科の蝶豆)の花を乾燥させたものか、生花に熱湯を注ぐと、青空のような透明感のあるお茶が出来るらしい。
味はこれといって特徴が無いため、レモングラスやミントなどのハーブと共に抽出させるのが一般的なのだそうだ。
とにかく色が美しいから、着色目的に使う場合もあるようだ。
この美しい青に効能がぎっしり詰まっていて、アントシアニンやポリフェノールがブルーベリーの比ではないそうだ。
しかし強すぎるのは一長一短、妊娠されている人、生理中の女性の方は摂取を避けたほうがいいらしい。
健康のためもさることながら、美しい花は心の健康にも効果があるので、花を愛でていよう。



始まりは空 今日の幸せ

2021-07-21 22:54:21 | 空・雲・星・太陽たち
先週末に梅雨明けしてから連日の酷暑日のなか、今朝の空は美しい夏空を呈していた。
SNSで今朝の空の画像を見て、”いいね”を押した。
しかし、朝はとにかく余裕がない、バタバタと支度を済ませて車を走らせる。
フロントガラスの向こうにはすっきりとした青空に、白い雲が階層を成して浮かんでいる。
層積雲、巻雲、巻積雲、高積雲、高層雲などがいいくらいの疎な感じで青空に散らばる。
なかでも層積雲は、ちょっと低い位置にぽっかりと浮かんでいてかわいらしい。
雲は刻一刻とその姿を変えるから、気に入った状態ならばすぐに写真を撮りたいけれど、今は出勤中。
しかも、カメラも持っていない。
スマホがあるのでは?の疑問を持つのが今は普通。
ところがいまだにガラケーを愛用していて、近頃の写真はSNSにアップするのが便利なipodであり、基本職場に持って行くことはないから、こんなときは悔しさでいっぱいになる。
けれども、便利になりすぎると人は当たり前と勘違いをしてわがままになるし、麻痺して貴重な一瞬を大切にしなくなるから、これもいいのだと考える。
その悔しさよりも、美しい空を見られたことの幸運が勝っていた。
あえていうならば、このブログを見ていただいている皆様に、その美しさをお分けできなかったことが残念なことだろう。
明日もまた日本列島は晴れて暑い。
時には視線を上げて、空の美しさにときめきたいものだ。




パキッと夏の感じ

2021-07-17 23:14:05 | ドライブ&写真

雪入山ネイチャーセンター

梅雨が明けて、最初の週末、暑いけれどじっとしていられないのは誰も同じか。
サイクリング、ツーリング、ドライブをする人の動きが多かった。
家人と二人、これといった目的も無くドライブしてたどり着いたのが雪入山。
晩秋から早春にかけて、ハイキングをしようと目論んでいる所の下見になった。
もちろん、こんなに暑いと訪問者は少ない。
まだ暑さに体が慣れていないときは、無理はしないほうがよいからであろう。
夏らしい青空に白い雲がぽっかりと浮かんで、日向と日陰はそれぞれ主張が激しい。
ちょっとだけ直射日光を浴びただけなのに、体が堪えている。
夏が始まったばかりだというのに、気持ちは秋を切望するのは、体力の衰えのせいだろうか。
そうとばかりもいえないのは、気温の上昇が苛烈さを増している現実がある。
無事に秋を迎えるには、超えなくてはならない難題が二つ、いや三つあるので、気を引き締めていこうか。


遠く牛久大仏を望む方面