rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

スピッツ / 水色の街、スカーレット センシティブな少女マンガのような世界

2024-12-12 16:46:49 | 音楽たちーいろいろ
スピッツ / 水色の街


スピッツ / スカーレット


今、六本木においてスピッツのエキシビジョンが開催されているようだ。
残念ながら、足を運べていないし、コンサートにも行ったことがない。
私にとっては、リアルを共有したいという欲求はないから、是が非でもと言う気持ちではないけれど、その場に存在する雰囲気の体感に否定はない。

このところ、仕事に行く時は洋楽を聴きながら運転し、帰りはスピッツの曲を聴いたり歌ったりして気持ちを保ちながら家に帰り着いている。
その聴いている曲の中に、「水色の街」と「スカーレット」がある。
この2曲が流れてくると、なぜか少女マンガのオザキアキラ作「ふしぎの国の有栖川さん」に登場する主人公の一人「野宮宗介」が、すっと現れるのだ。
完璧すぎて浮世離れしている男子高校生が、世間知らずの深窓の令嬢に恋をする物語。
繊細でやわらかな感情表現が、優しい世界観を作っている。
スピッツの透明感のある言葉で織り成された歌詞と、伸びやかで流れたり零れ落ちる滴のようなメロディーは、ずっしりと重くなった心の中をさらってくれる。
思いやりと優しさでできた世界を切望する日々、スピッツの曲でちょっと気分が軽くなる。

人生の中で、節々を彩る音楽があるけれど、私の人生にはこの2曲がもうエントリーしている。

追悼ガル・コスタ、舞い踊るその歌声

2022-12-11 22:48:48 | 音楽たちーいろいろ
Gal Costa - Wave


先月11月9日に、ブラジルを代表する歌手のガル・コスタが亡くなった。
彼女の美しい変幻自在な歌声は、聴いた人を魅了せずにはいられないだろう。
もちろん私もその一人だ。
寂しいけれど、彼女の歌が失われたわけではない。
これからも、私の人生と共にあるし、彼女の歌に出会った人たちの心に受け継がれていくのだから。

Gal Costa Chuva de prata


Maroon 5 &The Kid LAROI, Justin Bieber

2022-01-13 22:40:35 | 音楽たちーいろいろ
Maroon 5 - Lucky Strike Lyrics Video (Overexposed)


最近の作業中BGMとしてお気に入りなのが、このマルーン5の”Lucky Strike"だ。
そして、元小さい人のお勧めは、ザ・キッド・ラロイ&ジャスティン・ビーバーの"STAY"だ。
時々、アップテンポの曲を無性に聴きたくなる。
多分、この寒さで全体的に活動が低下していて、カンフル剤的なものと無意識に欲しているようなのだ。
もともと音楽には、気分を高揚させる要素もあるから、それは正しいのだと思う。

The Kid LAROI, Justin Bieber - STAY (Japanese Lyric Video)


ラブソングを聴こう オースティン・マホーン”SHADOW"

2021-01-06 22:48:39 | 音楽たちーいろいろ
Austin Mahone - Shadow (Official Video)


若々しくて初々しいラブソングは、かなり照れくさい。
でも、それも人の心の動きのひとつ、どんな年齢だってラブソングを聴こう。
まだその気持ちを知らなくたって、今まさにその気持ちならなおのこと、かつてその気持ちを体験したならば懐かしんで、ラブソングを聴くのもいい。
いつだって人は心を動かしている。
感受性を豊かに保ち続け、一時一時を大切に生きて心に刻むために。

重く暗いうねり マッシブアタック

2020-12-30 23:21:34 | 音楽たちーいろいろ

Massive Attack - Protection


マッシブアタックを聴いていたのは、30年以上も前のこと。
若くて激しく未熟で、貪欲にいろいろなものを吸収したいと躍起になっていた。
まだインターネットが普及していなく、情報はテレビ・ラジオ・雑誌などから得る。
マッシブアタックを知ったのは、FMラジオで坂本竜一かピーター・バラカンが紹介していたから。
近くのCDショップで入手した。
自分好みより、かなり重くて暗いグルーブ感に異質なものに触れた戸惑いと新鮮な衝撃がやってきた。
その中に、そのころよく聴いていたエブリシング・バット・ザ・ガールのボーカリストのトレーシー・ソーンが参加する曲で、ぐっと自分に近くなりうれしくなったものだ。

最近話題になっている覆面アーティストのバンクシーが、実はこのマッシブアタックと関係があるのではないかとネットにあった。
確かに、イギリスのブリストルを拠点とするマッシブアタックと被るところがあるようだし、マッシブアタックのCDジャケットのデザインがそれっぽくもないこともない。
だからといって、どうとなるものではないが。

最近聴きかえしてみて、この2曲は聴きやすさもあってやはりいいものだと再確認している。

Massive Attack - Sly