rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

若い人向けの食事が続くと

2023-01-08 00:00:50 | つぶやき&ぼやき
元小さい人が、昨年末から帰省して、今日で10日目。
彼女は、一人暮らしであまり料理が得意でないため、勢い実家での食生活に潤いを求めてくる。
ロールキャベツの煮込みソースをトマトとクリームの二種類、肉じゃが、ミートソーススパゲティー、グラタンなど、ちょっと重めの食事が所望された。
すると、消化能力が低下している私にとって、体への負担がかなりある。
多分今夜も、胃腸薬を服用しないとならないようだ。
個人差があるにしても、人には老化をはっきり意識することが、数年毎に起こってくる。
とくにこの2~3年は、自分でも驚くほどの変化を感じている。
それはとても寂しく、受け入れ難い。
しかし、マイナスなことばかりでもないと、気がつける自分もある。
それは、心理学や哲学を学んでいることもあるけれど、老いを語り合える家人の存在、また、自分が出会ってきた多くの人たちの姿から受け取ったものがあるからだろう。
人は、誕生と共に死という終着が、自動で設定される。
どう生きてどう死を迎えるか、大方の場合においてままならない。
けれど、もしそれなりに歳を重ねて老いを迎えることができるなら、よりよく生きたいと願い、いつどんな形で死が訪れても自分の人生を否定しないようにしたいものだ。
などと、若い人向けの食事のダメージを受けながら、つらつらと考えたのであった。

美味しい紅茶

2023-01-06 23:39:43 | 食べ物たち
昨年のクリスマス前に、元中くらいの人が帰省した時のこと、美味しい紅茶を持ってきた。
彼の給料日の楽しみに、高級紅茶を買って、親しい人たちと味わうことがある。
それで、親たちにも一緒にその楽しみを共有したかったのだろう、クリスマス特別仕様の紅茶を買ってきた。
”マリアージュ フレール”というフランスの紅茶老舗メーカーのクリスマスコレクションの一つ”ビッシュ ド ノエル”は、とても華やかなフレーバーの紅茶で、鼻腔で感じる香りはもちろんのこと、口の中に広がる香りの広がりは、今までにない経験だった。
しかも、後味に一切の雑味はなく、切れが素晴らしい。
家族みんなが、この紅茶に驚嘆した。
たしかに、緑茶やコーヒー、中国茶など様々な、所謂高級品というものは、突き抜けた感覚をもたらしてくれて、相応の価値があるとを知ることが多い。
生きるのにどうしても必要なレベルではないけれど、突き詰めていくとこうなるのだとわかる機会が得られるから、あったほうがよいだろう。
もっとも、芸術を志し信奉する自分が、その価値を否定しては自分を裏切ることになる。
人生において、余剰的要素は、人生を豊かに生きていくために必要な要素であろう。
最高級でなくてもいいから、誰もがその人生に煌く感動を持てる物との出会いを得られる世界になって欲しい。
その人の世界を広げ潤す、素晴らしい物が、すべての人に届くことを願って止まない。

2023年はうさぎ年

2023-01-01 22:09:00 | 創作活動


明けましておめでとうございます。
関東は穏やかに晴れて、恵まれた年明けを迎えられました。

毎年恒例の、地元の神様方に初詣をしました。
自家製のお供えの御餅が捧げられていて、地元の神様を大切に守る風習が残っています。
あとどれくらい、この光景が続くのでしょうか?
たしかに、地域の風習、関わりは、面倒なこともあります。
けれど、それも半面であって、それがあるから人々のつながりが保て、地域の保全を担ってくれています。
植物の生育旺盛な風土の日本では、一年を通して除草や木の枝払いなど、環境整備を欠かせません。
どの国にも共通する国土の保全は、国の大方を占める田舎に住む人、いわば農家の人が景色を作っているといってもいいと思います。
それは、ほとんどお金に変換できなく、経済活動の外側に当たります。
誰も得にならなく見向きもしないことですが、代々受け継いできた土地を守る使命、他者の目を意識した見得などもありつつ、整備をするのです。
何事にも、多面的な要素があります、いいとこ取りなど虫のいい話は存在できないでしょう。
私は、田舎に暮らして、多分良かったと思えるパターンです。

どうぞ今年もよろしくお願いします。
皆様にとって幸多き年となりますように、心よりお祈りいたします。