四季の旅人

私のブログは生きるを旅として、四季を歩きながらその表情を文に纏めているのが私のブログです。

冬の温もり。

2008-12-12 | Weblog
冬に感じる温もり

寒い。
北の大地ほど凍てつくことはないけれど、町の冬は寒く身体は温もりを求めて走る。
人肌の恋しい冬の静かな訪れ、
心は寒さに縛られ、温もりは心の隙間からこぼれる。

一夜の暖められた温もりが私を抱きしめて離さない朝、
さあ、目覚めて、寝坊した太陽が私を催促するけど、温もりが私を離さない。
誘惑、魔力?
なかなか抜け出せない私が、いつもの布切れの中でもがいている。
炎に燃えた絡み合いの温もり、いまはなく、いまでは一枚の布切れで包まれた温もりが私の恋人、冷めた一夜の温もり。

いま、時間のなかで失われたときめきの火種を抱きしめる。

ときめき

温もり
もう私に残っていない

あれほど激しく燃えた炎も消えて
いまでは芯だけがジリジリと燃えている
消えそう
忘れそう
もう燃えつきそうな私の温もり
後僅か・・・
新しい蝋燭に交換しても
誰が私の蝋燭を灯してくれるのだろう
愛したあの人か
それともときめきの人か
想いだけが過ぎる

ときめき
それは私の点火
消さないで燃やし続ける永久の炎
忘れるともう私はいない
Once more・・・

その時まで火種は残したい。

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