四季の旅人

私のブログは生きるを旅として、四季を歩きながらその表情を文に纏めているのが私のブログです。

私の一冊。

2009-02-02 | Weblog
1月の反省。(一冊を閉じる)

昨日で一月が終わり今日は2月の1日。
始まりは青空。
1月の最後は鬱陶しい灰色そして霧雨、いや時雨模様で最後のページを閉じて、
今日は遅く起きて2月のカーテンを引くと、視界に飛び込んだのは素敵な青空・・・
いいな・・・こんな形、色彩、風。
この一月生きられた、嬉しい、素直な気持ちで感謝。

正月、やっと普通に正月を過せた。
いままでは盆も正月もなかった私の仕事、それが仕事を変えたいま普通の生活に戻り、
久しぶりの正月を過せた、これって喜んでいいのか悪いのか?
安らぎ、安堵と考えるべきか?
しょうもないことを悩む、ある意味でA型の悪い性格か。

別れ・・・
私のこの一ヶ月に起きた身近な出来事がこの別れ。
普通、男に涙は似合わない、そう偉そうに言っていたけど、
さすがにこの別れは応えましたね。
いままで固くに否定、拒否してきた私の心中、思いが、南極の氷が融けて砕け落ちるような感じで襲ったひとつの出来事。
さすがに応えましたね・・・本人が好きだった歌を聞きながら、花を添えて送り出した最後の別れ、これが最後、そう思った時の涙の込み上げ、必死で堪えた瞬間でした。
少し時間がたち、母の写真を見て、改めて好きだったこの曲を聴いたとき、
「ああ、やはり彼なりに母に対して何もしなかった、出来なかったことを、彼なりの思いで詫びていたのか」
そう思ったとき、初めて私の中での泣き歌になりました。

そんな出来事があった私の1月、
いま静かに一冊を閉じて、白紙の2月を取り出し新たな気持ちで、
この白紙に、愛する人から贈られた愛用の万年筆で、いつものように書いて往きたい。
想い出を大切にして、運命のその時が訪れるまで書いていきたい。
最後は何も話さず天空を見つめていた母が、最期に介護の風呂に入れて身体を拭いたとき、
一言「ありがとう」そう言って旅たった母。
いまでも心にプリントされている最後の言葉、私も愛する人達にそう言って、ペンを擱きたい。

さあ、2月のページに向き合って新たな証を残したい、
生かされている事に感謝して。

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