田舎生れの私は子供の頃から誕生日に「おめでとう」と言われたことはなく、
残暑の厳しい、稲刈りの最中に生まれた私、誕生日なんて縁のないことだった。
家族を持った頃はみんなで祝っていた誕生日も年を重ねる毎に、
なぜか少なからずの抵抗を持つようになって、今では余り考えないことにしている、
そんな折、私の誕生日に友達から来たメッセージ、
ああ・・・誕生日か、そう思っていたときのメッセージ素直にうれしかった . . . 本文を読む
底が落ちたような青空、
木洩れ日がシャワーとなって落ちる森を歩き尾根にでると、
その先には海のような広がりの空が・・・波もうねりも感じない秋の空、
砂浜の森は暑く町では余り鳴かなくなったクマゼミがワン・・鳴いて、
私・・秋は私、そう告げているのにクマゼミは無視して鳴いて我が物顔、
いまだに森のなかは夏がムン・・している。
それにしても暑い今日は・・・
青空の一日
朝から拡がる青空
どこまで行 . . . 本文を読む
なんか寝苦しい。
暑さが和らいで、少し寝苦しさが薄らいだ夜半、
重苦しいなかで目が覚めたのは・・・昨夜の酒かなそう思ったのだけど、
それが違うと思うのにそう時間はかからなかった。
我愛犬の足が私の喉辺りにあるではないか、
「こいついつの間に、そう思ったけど後の祭り」
しばらく眠らずに静かにしていると窓の外から優しい虫の鳴き声が互いの音色を協演させている。
秋の虫たちが「サア、夜も更けたからもう . . . 本文を読む
きょう。
黒髪に一筋のメッシュが入るような風が流れたて・・・うれしいこの風、
つい口走ったけどその風も今は止まっている。
あれほど夜明けと同時に鳴き始めた蝉も今日はもう鳴いていない、
どうしたのかな・・・彼らは、
風も空も空気も秋の気配かなそう思ったけど、太陽が昇り始めるとあのいつもの夏日の暑さが蘇る。
たしかに私は我が儘だけど、この暑さいつもながら気分が滅入る。
か細い虫の声も欠伸をした感じで泣 . . . 本文を読む
かくれんぼ。
コスモスが咲いている。
山から転げ落ちた爽やかさが花を誘ったのか、それとも各地を気まぐれに旅して風かな、
それにしても少し早いのではないかな・・・
一週間前の森のなかは夏日で暑くて・・堪らなかった。
今日の爽やかさ森のなかにかくれんぼしていたのかな、そう思いながらコスモスを眺めながら分け入ったいつもの森、一週間ぶりに訪れて「オーイ・・」叫んでみる。
私の叫び声、法師蝉の鳴き声に埋没 . . . 本文を読む