とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

まっいいかっ!は大変困る・・・

2010年12月04日 | 社会人教育話
本日、
未来塾の上野博美先生の勉強会が、
当クリニックの待合室にて、スタッフ向けに開催されました。
職員研修と致しまして、年に数回ほどお世話になっております。
航空業界・ホテル業界・医療業界・大学や短大や専門学校の就職指導・
その他幅広い業界から引っ張りだこ状態であり、
お忙しくご活躍されておられる有名な先生のご教示を受けられる機会です。

本日の土曜日の外来診療も大変混み合いまして、
勉強会開始時間が14時30分だったにもかかわらず、
診察終了後に一気にお昼をかき込んで、
勉強会開始時間を20分ほど遅らせて頂いて、14時50分にスタートした勉強会でした。

社会人としての考え、
医療人としての心構え、
更に医療人のプロとしての意識や知識の確認、、、
ビジネスマナー1級クラスの問答、、、
コミュニケーション法や、説明力、、、
その他、沢山の事を、スタッフ達は真剣に学びました。
仕事に対する本来あるべき姿勢や、
来週からの仕事へのモチベーションアップにも大いに繋がったものと存じます。

ここで、
気になった事は、
現代は・・・「まっいいか」でその日を終わらせてしまう方々が多いのかもしれない・・・という事。
仕事は、絶対に「まっいいか」という感覚で取り組んではいけないものであり、
能力・技術を確実にアップするためにどうするこうする!
=それが仕事を追及するという事だと思います。

働いている現場を傍目から眺めると
「あらら・・・なんちゃっての空間・・・緊張感がない証だ・・・」
「良い緊張感が漲り、意識の高い空間・・・良い気が流れている・・・」
などと手に取るように分かります。

仕事はサークル活動や同好会ではありませんから・・・。

私自身・・・若い頃に属していた職場では、
仕事に甘い先輩=いい加減な先輩の元で仕事をするのは時間の無駄!=自己成長の損!
仕事に厳しい先輩=細かい事まできっちりと教えてくれる先輩の元で仕事をするのは貴重な時間!=自己成長の元!
と思っていました。

患者さんは皆様、結果(=妊娠)を求めて来院されます、
ですから、医療従事者の我々も結果(=患者さんの望まれる妊娠)を出すために、
シビアにきっちりと取り組んでいかなくてはなりません。
そこには一瞬たりとも「まっいいか」の思いが横切ってはいけないのだと思います。

必要な知識をしっかりと詰め込み、各自の技量を高め、
患者さんが望まれる結果を手にして頂けるように、
医療従事者のプロとして、日々の勉強が大切です。

来週から、ビシビシとやって参りたい所存です。
皆様に、ご納得頂ける医療・より良い結果を確率高く出していける医療を、
今後も続けて参りたい所存です。

日々、精進あるのみ!!ですね。

ーby事務長ー
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「挨拶・返事・掃除」

2010年11月09日 | 社会人教育話
「何ですか~、昭和初期の話ですか~・・・」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

そして、当院のスタッフ達にとっては聞き飽きるくらいの単語かもしれません。

ですが、確実に感じる事は、

人生の基本のひとつに、
人間の礼節のひとつに、
「挨拶・返事・掃除」があるのだろうという事です。

それら三つにそれぞれ心がこもっている子は、
やはり何事にも心がこもっていると感じます。

新人といえば、
何も出来ない・・・ひとつひとつ教えていかないといけない・・・域です。
何も出来ない上に、
礼節もなっていなくてやる気もない・・・となると、教える側がガックリきてしまいます。

ですが、
入職してひと月とちょっと(10月スタート)しか経っていない新人さんが、溌剌としたパワーを出してくれています。

それは・・・

心からの挨拶、
心からの返事、
心をこめた掃除、
そのようなピュアな姿勢を見ていると、
こちらの心が洗われるような思いになります。
それもその方の宝のひとつ!!
それは、その子の、一種の新人パワーであり、
今後も、そういう新人さんが欲しいものだと思うわけです。

挨拶はするけれど心がない、
返事はするけれど心がない、
掃除をしていても心をこめてやっていない、
全くの形だけ・・・という人もいます。
受け取る側にはしっかりと感じとられています。

鍍金は剥がれてしまうので、
鍍金だけで取り繕う事のないように生きていかないといけないと思う今日この頃です。

感謝と反省!!それらを素直に繰り返していき、死ぬまで成長していく事が大切なのかもしれません。

ーby事務長ー
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昨日の’ノーベル賞受賞についてのお話’の続き・・・

2010年10月27日 | 社会人教育話
昨日のノーベル賞受賞のお話は、
”世界初の試験管ベビー”=”世界初の体外受精児”のお話でした。

今でこそ、
”体外受精児”は、
56人に1人の割合となっております。
ですので、
1クラス25~30人の場合は、
2クラスに1人は”体外受精児”となります。
だから何っ??
それが何っ??
という話が、今の時代な訳であります。

反対にいえば、
その分、
誰でも、望めば、”体外受精”を受けられるという事になりますが、
”体外受精”というものはそうそう簡単なものではありません。
とことん時間をかければ出来るでしょ?
とことんお金をかければ出来るでしょ?
計算方式が成り立つものではありません。

今現在においても”体外受精”というものが保険適用されていない・・・、
それなりの理由があると思って頂きたいと存じます。

どの施設でもどのドクターでも簡単に出来るものではありません。

昨日の「胚培養室スタッフブロク」にもありますように、
能力の高い・技術の高い胚培養士がいないと成り立ちません。
いかに能力の高い・技術の高い胚培養士が、
真剣に、
自分の(=患者さんの卵の)生き死にをかけてでも、
その位のエネルギーを持ってして、患者さんの大切な卵を取り扱うか・・・が大切になります。
まさに、自分の子供のように扱うエネルギーがあるか・・・となります。
能力・技術のある生殖医療専門ドクターと、能力・技術のある胚培養士との連携プレイです。

あとは、患者さんの方向性というものが大きく、
(注:統計により相当大きな要素になると)加味されます。
ですので、
患者さんの精神面=方向性も結構な重要性を占めております。
依存心の強すぎる方(体外受精さえすればいつでも妊娠出来ると思い込んでおられる方)の
場合は、結構厳しいものがあると感じます。
最大のキーポイントは”卵巣年齢”です。
その上、
妊娠というものは結果ではなく、そこから果てしなく続く忍耐力の世界に突入して参ります。

依存心もなく、覚悟も決めているのに、
なかなか妊娠出来ないじゃないの・・・、
その場合も、
答えは”卵巣因子”になる場合があります。

昨日のブログの「注:」にもありますが、
卵管因子は何とかなりますが、
卵巣因子(卵子の質)は、なかなか何とかなるものではありません。
ホルモンやストレスによっても差が出て参りますから・・・。
卵巣状態の良い時にうまく採卵をしていき、
残すは”受精卵”の染色体異常にかける他ありません。

ですので、
医療というものをうまく利用して、
何とかしていきましょう!!

ーby事務長ー
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覚悟

2010年10月24日 | 社会人教育話
人生というものは、
どんな道を歩もうとも、
【覚悟】が必要なのだと・・・思います。
治療を受ける側にもいえる事ですし、
働く側にもいえる事となります・・・。

もっと広くいえば、
教育の段階においては、
教えを受ける側にとって、
更に大切な要素になる話だと存じます・・・。

その【覚悟】がある人と、
そうでない・・・ちょっとばかり・・・いい加減な人とでは、
人生を重ねるごとに、どんどん差が出てしまうのかな・・・と感じます・・・。

学生のうちは、
お金を払って学習している甘やかされた身分=お気楽な身分ですが、
お金を貰って=稼いで(現金収入だけではなく、含}厚生年金・雇用保険・労働保険など)、
仕事をしていかなくてはいけない身分になるわけですから・・・
自ずと【覚悟】が求められる事となります。
【覚悟】=企業への忠誠心=やる気=能力・・・です。
曖昧ないい加減な人~
あとから言い訳ばかりする人~
は、
忠誠心も感じられず、
やる気も感じられず、
能力もついて来ず、
・・・・・・・
そうなると、そのうち、求められなくなっていく事になってしまうかもしれません・・・。

最終的には、相互の信頼関係というものが”必須”になると思われます。

ーby事務長ー
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「溶け込み力」

2010年10月19日 | 社会人教育話
10月から新人が入職しました。
くったくのない明るさを感じる子で、
自分の感情を職場に入れ込まない淡々とした良さを感じるお嬢さんです。
ですので、受け入れる側の私の気持ちも、何だかとても楽です。

新人入職の場合、
まずは、 何も出来ませんから、
初日は見学だけで終了となります。
翌日から、出来る範囲内のお仕事をして頂くようにしております。

その見学だけの初日で、
ほぼ、その子の方向性というものが見えて参ります。
当クリニックの動きの邪魔になっていない、
しかも、
自分が出来る事は積極的に実践しようと努力している様が伺える・・・。
とても良い事です。

名づけて「溶け込み力」が大きいと言うのでしょうか。
そして、その「溶け込み力」というものは、
”身に付いた素直さ”や”身に付いた謙虚さ”や”スポンジのような吸収能力”からくるものだと思っております。

昔もそうだったのかもしれませんが、
若い方々は、何となく”素直さ”や”謙虚さ”を軽んじているように感じます。
自己主張する事が賢さであり、自己主張=生意気となっても当たり前・・・というような・・・
「空気を読もうね!KY(空気読まない)はダメだよ!」と伝えても、
「空気を読めって?それっていつの時代の話なわけっ??」と言いのけてしまうような方もいます。

”謙虚”=自分自身を低く見せなくてはいけないものだと思っていらっしゃる方もいるようです。
「ありのままでいいじゃん!処世術なんかいらないよ!」等など・・・と。
”謙虚さ”や”素直さ”は、ただの処世術でなんかありません。
そのように流してしまう方々は、
”謙虚さ”という本当の意味が分かってないのだと思います。

”謙虚さ”=”素直な心”=”ありのままを見る”という意味だそうです。

『人は誰でも2つの籠をさげている。
 前に一つ。
 後ろに一つ。
 前の籠には自分の長所というボールが、
 後ろには自分の欠点というボールが入っている』
という言葉があります。

つまり、人は自分の欠点には盲目であり、
若ければ若いほど、その盲目に気付かないものです。
人生経験が少ない分、
「自分は善である」「自分の考えは正しい」と盲目的に思い込んでしまうところがあります。

泳げない鳥(除:ペンギンさん)を魚が笑い、
歩けない鳥や魚を犬や猫が笑い、
飛べない人間を鳥が笑うようなものです・・・。

自分が見える事、感じる事、考える事が、
正しいものだと思い込み、
その偏った狭い物差しで、
物事を評価して否定してしまう・・・、
それは困ります。
人生経験を重ねて・重ねて・・重ねて・・・から判断して参りましょう。

10月から入職された新人の子も、
これからどのように頑張ってくれるか!!が勝負だと思っております。
ですが、
今持ち合わせている”身に付いた素直さ”や”身に付いた謙虚さ”を大切にして、
どんどん伸びて欲しいと願っています。
それが、一番大切な《力》になっていくものだと存じます。

ーby事務長ー
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