とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

妊娠準備学級

2007年03月10日 | Weblog
本日、荒木康久先生をお招きしての『妊娠準備学級』が無事に開催されました。
世界狭しとお忙しく飛びまわっていらっしゃる有名な先生の貴重なお時間を拝借しての貴重な会となりました。

荒木先生は、医療人として・”人”として、大きなパワーを与えて下さります。
今日の会に御出席頂いた皆様も、荒木先生のパワーを分けて頂けたに違いないと思います。
それを生かすも生かさぬも、その方次第・・・。

今日のお話の中に「今周期の排卵の卵は、約3ヶ月前から待機している卵である」というお話が出ました。
という事は、この周期に排卵された卵・排卵される卵は、1月頃からホルモンの作用を受けて準備されているものだという事です。

ですので、皆様、常にストレスレスを心掛けてお過ごし下さい。
春になってストレスの少ない日々になったとしても12月・1月・2月辺りに大きなストレスがかかった日々が続いていてはいけないし、12月・1月・2月辺りにストレスレスの日々を送られていたにもかかわらず3月になってストレスフルな日々が続いてしまうと、良い結果に繋がらない可能性があります。
なぜなら、卵巣だけが単純に卵をつくり出すわけではなく、視床下部から下垂体にホルモンの指令が出て卵巣の働きがけをするものだからです。

う~ん、漢方薬と同じかもしれない・・・と思ってしまいます。
「切って貼って治りました」という目に見える・経過がわかる手術とは違って、排卵・着床というものは目に見えない部分です。
ただ、体外受精をすると、しっかりと目にする事が出来ます。卵の本当の状態が分ります。
続けていると着実に効果が出てくる・・・まどろっこしいけれど、そういうものの効果というものが左右するという結果がある・・・という事でしょう。
ですから、ストレスレスの日々です。

そして、確実に言える事は、「子供が欲しい」と思ったら、決して後回しにしない事です。
卵巣年齢は着実に着実に上がっているという事です。
今の方々は、美容も健康も約束されているので、見た目で実年齢は判断出来ない時代となっておりますが、卵巣年齢にごまかしはききません。
35歳を過ぎたら、どんどん衰えていきます。
「不妊治療を続けてきたけれど、今回は生理がきて数ヶ月落ち込んで、立ち直るのに更に数ヶ月が必要でした。」と仰る方がいますが、そんな感傷にひたっている暇などないというのが現実です。
現実は甘くない、現実は意外と厳しいものだ・・・と思います。
自分自身の不妊治療の経験を加味して思う事は、「不妊治療は乙女チックに臨まれず、男らしく臨まれて下さい」という事です。
不妊治療というものに夫が非協力であっても、妊娠準備学級に夫が出られなくても何のその!ですよ~。私も一人で頑張っていたなぁ・・・。
子供が本当に欲しいと思ったらとことん頑張る、もういい!と思ったらキッパリやめて夫婦で別の目標を立てて邁進する、だと思います。

という事で、不妊という事で迷っているのであったら、どんどんトライされていかれて欲しいと思います。

今日は、絶対に重なって欲しくない行事が重なってしまい四苦八苦しました。
ですが、重なってしまうはずの行事がうまい具合に微妙に重なる事なく、無事に終了致しました。
これは、良い方々・思いやりのある方々に恵まれた結果だと、改めて、自分の周りの方々の存在に感謝する思いの一日でした。
日々感謝・日々感謝の毎日です。

皆様にとりまして、素晴らしい春となりますよう~~。
この紅白金平糖を見ていると幸せな気分になります。
ですので、食べられません。飾って”幸せ気分を味わう”事にしております。

ーby事務長ー
コメント
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