

今月のテーマ:季節性インフルエンザのワクチン接種について
乾燥した寒い日々が続いていますが、風邪(中でもインフルエンザ)の予防はされていますか?
日本では、毎年11月下旬から12月上旬にインフルエンザの流行が始まり、1~3月にピークを迎えます。
毎年、人口の5~10%(約600~1300万人)がインフルエンザにかかると想定されています。
季節性インフルエンザワクチンの入荷量は’昨年の7割程度’と、どこの医療施設でも少ない状況です。
「今年度は入荷数が少ない」との事で、接種期間は11月からとしましょう~と決め、出だしから大幅に出していませんでしたので、当院ではまだ若干の在庫がある状況です。
しかし、予防接種においては、まだまだ、以下の疑問・不安を持っている方が多いようです。
Q1:妊娠を希望しているが、ワクチン接種しても大丈夫なのか?
Q2:妊娠初期の段階でのワクチン接種は、胎児に影響しないか?
Q3:不妊治療中、ワクチン接種しないほうが良い時期はあるのか?
Q1・Q2:
インフルエンザワクチンは病原性をなくした不活化ワクチンなので、インフルエンザワクチンを接種した妊婦さんの胎児に異常の出る確率が高くなったという報告は全くありません。
また、妊娠中の免疫機能は低下傾向にあり、感染しやすくさらに重症化しやすい身体状況にあると考えられますので、積極的なワクチン接種が世界的に勧められています。
Q3:
月経期・卵胞期・排卵期・黄体期・・・いずれの時期でも、インフルエンザワクチンの摂取による影響はありません。
それよりも、インフルエンザを罹ってしまい治療が続けられなくなってしまう方が影響があると思われます。
インフルエンザワクチン接種の流れとしては、簡単な問診表の記載と体温測定をしていただきます。
その記載内容を確認後、お注射となります。
当院では、不妊治療を受けられる方をはじめ、妊婦さんにもインフルエンザワクチンの接種を実施しています。
まだ、若干の在庫がありますので、受けられていない方はぜひ受けておきましょう。
ご不明な点がありましたら、いつでもお気軽に、スタッフにお声をかけてください。

